鈴木大介が著した「最貧困女子」を読んだが、それはそれは重たいテーマだった。 性風俗の闇を描く 貧困に陥る要因 「3つの無縁」 「3つの障害」 なぜ行政に頼らない貧窮者がいるのか 家出少女が性風俗の世界に入っていく過程 風俗の3形態「ワーク系・財布系・サバイブ系」 結語 性風俗の闇を描く 本のタイトルからして「どうせ、低収入女性のノンフィクションか何かでしょ?」と思われる方も多いかもしれない。 だが、この本で描かれているのはそんな稚拙な言葉で表せられるものではない。 日本の風俗の闇がリアルに描かれているのだ。 貧困に陥る要因 まず初めに、著者は、人は低所得に加えて「3つの無縁」「3つの障害」から貧困に陥ると説く。 「3つの無縁」 家族の無縁 地域の無縁 制度の無縁 「3つの障害」 精神障害 発達障害 知的障害 タブー視されがちなこれらの要因を正視し、具体例を挙げて解りやすく説明している。 な