吉原はブラック企業！？ 女たちの激務すぎる１日に密着！ （ＢＥＳＴ ＴＩＭＥＳ） - Yahoo!ニュース江戸唯一の公許遊廓、吉原。そこは、春を売る風俗街であり、富裕層が集う一大社交場であり、観光名所でもあった。艶やかな遊女の住まう秘された世界、吉原に迫る！ 夜明け前に起床して1日2回営業、終業時刻なし！ 江戸の人々は朝が早いため、吉原に泊まった客はたいてい夜明け前に妓楼を出る。そんな客を見送ったあと（この時、次の約束を取り付けるのが常）、遊女は二度寝をする。二度寝から起きて、朝風呂、朝食となり、妓楼の本格的な朝が始まった。 吉原の妓楼は昼見世（ひるみせ）、夜見世（よみせ）と1日に2回営業である。 起床した遊女は正午ころに始まる昼見世にそなえ、化粧や髪結いなどの身支度をするいっぽう、営業に来た商人の相手をしたり、手紙を書いたりする。「居続け」の客がいる場合は連泊してもらえるよう、言葉巧みに誘ったりもした。この時間帯に上級遊女の雑用をする見習いの禿（かむろ）たちは手習いなどをする。
