トブルク(アラビア語: طبرق、ラテン文字表記:TobrukまたはTubruqなど)は、リビア東部、地中海岸にある都市。エジプトに近く、北アフリカ一と言われる天然良港を持つ。一方、都市の周囲は砂漠となっている。内陸油田からの原油パイプラインがあり、積出し基地となっている。22km南にトブルク国際空港(英語版)がある。 古代ギリシャ時代にはΑντίπυργος(Antipyrgus)と呼ばれ、ギリシャ人の植民都市であったが、その後はキレナイカ地方を守るローマ人の城壁都市となった。その後十数世紀の間、トブルクはキャラバンの中継地点として機能した。 第二次世界大戦時、要塞であったトブルクは北アフリカ戦線における連合軍・枢軸軍の争奪戦の場となった。開戦時はイタリア領であったものの、イギリス軍が占領し長期にわたる枢軸軍の包囲に耐えた。その後、枢軸軍が奪回したが1943年には再びイギリス軍が占領し