2015-02-15 子規ぽよ 6〈饂飩〉 蕎麥はあれど夜寒の饂飩きこしめせ そばはあれどよさむのうどんきこしめせうどんというのは詩にならないというか、とくに東京では粋じゃないってんで不人気みたいです。俳句でも余り見かけない気がするし、子規が饂飩を詠んだのも此の一句だけみたい。なにかと蕎麦と比べられるのが饂飩の宿命で、たった一つの此の句でも、蕎麦といっしょに登場している。どういう詩だろう。夜寒というのは秋の季語で、昼は暖かいのに、夜になると寒さが忍び寄る。そういうグラデーションを含んでいる言葉らしくて、味のある季語だと思う。オツだと思う。ちょいと例句を書き出してみましょうか。 犬が来て水のむ音の夜寒かな 正岡子規 下京のともし火並ぶ夜寒かな 高浜虚子 あはれ子の夜寒の床の引けば寄る 中村汀女 二つ目の句は、因幡薬師のおでん屋しか浮かんで来ないんだけど(笑)。下京のともし火というと、あれ
2014-12-14 ブログに映る自分 ブログに映る自分を、目の当たりにするのがつらい。にじみでる素行の悪さというか、悪い人だなーと見え見えになっているのが。素直でセンスのいい若い人が、⭐️をくれるのがつらい。賢い人は、ぼくみたいな人は遠ざけるだろう。大きい本屋で岩波文庫「サキャ格言集」を立ち読みしていた時、まったくうろ覚えだが、こんなフレーズがあった。「みんなの前で言ったらいけないことを言う人。賢い人は、こういう人に気をつける」。ここでいう、気をつけた方がいい人がぼくである。もういやになる。本当にいやだ。もともと悪かったのかといったら、そうだと思う。それがいちばん凹ませてくれる。だけど、悪さの発動の仕方、スタイルみたいなものは、後から身についたと思う。かんたんに言うと、不良の友人と一緒にいすぎた。交友関係に問題があった。昔悪かった、みたいなことでは全くない。そういう話じゃない。そういう人
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