7月12日から20日の1週間あまりで、立て続けに香港の紙メディア「新報」「成報」「忽然1周」の3媒体が休刊することが発表された。無料の新聞やインターネットメディアの影響で有料紙媒体が休刊に追い込まれる事態に、市民らの間では大きな話題になっている。 口火を切ったのは貴金属、金融、娯楽事業を手掛ける英皇集団(Emperor Group)傘下の「新報(Hong Kong Daily News)」。7月11日に同社ホームページ上で、近年赤字が続いていたため同12日付けで正式に休刊すると掲載。フリーペーパーの出現により発行部数が低下したこと、読者の習慣が変わったと指摘。改革に努めたが至らなかったとした。職員130人には補償金が支払われたという。同紙は1959年10月創刊で中国寄りのスタンスの媒体。同紙が発行する競馬雑誌「新報馬簿」は冷静な分析と豊富なデータで競馬ファンの支持を集めていたが、傘下雑誌の
香港の新聞のあり方に変化をもたらし、2014年の雨傘革命で民主派を全面的に支援した香港の新聞「蘋果日報(Apple Daily)」が6月20日、創刊20周年を迎えた。 アップルデイリーなどを発刊する親会社、壹傳媒の社屋 同日の発行部数は15万9000部。1面は「普通選挙制度の採決での失態」についての記事で、20周年に関するものは芸能面とスポーツ面の一部とアップルパイの作り方のレシピに限られ、ほぼ通常通りの紙面だった。 1995年6月20日付けの創刊号には、2年後1997年の行政長官についての記事があり、香港最後の総督クリス・パッテンが同紙のプレ創刊号を手にしている写真が掲載されている。当時、新聞の価格は平均5香港ドルだったが同紙は約1カ月間、左上に3香港ドル引きクーポン券を付け、2香港ドルで購入できるようにし一気にシェアを奪いにいく戦術を取った。 同紙が業界第2位の発行部数メディアに短期間
79日間続いた「占領中環(オキュパイ・セントラル)」――真の普通選挙を求めて学生を中心とした香港市民が香港政府庁舎前を中心に香港内3カ所でデモを繰り広げたが、12月15日、銅鑼湾拠点の排除によりデモは収束の形となった。今回活動の中心となったのが、学聯こと「香港專上學生聯會(Hong Kong Federation of Students)」だ。このデモの先頭に立った学聯の周永康(Alex Chow)秘書長が単独インタビューに応じた。 日に日に“進化”していったデモ現場 今回のデモでは「タイム」誌の表紙を飾った学民思潮(Scholarism)の黄之鋒(Joshua Wong)、香港大学法学部副教授の戴耀廷(Benny Tai)などさまざまな人にフォーカスが当てられたが、周秘書長こそ本当の主役ともいわれている。香港大学で比較文学論および社会学を学ぶ4年生だ。「小さいころから本が好きで、趣味とい
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