一丁380円の豆腐で湯豆腐をつくった。 一丁が380円である。3つや4つで380円ではなく、あくまでたったの1つ、一丁の豆腐が380円なのである。もちろん税抜である。この高額な豆腐を食べている人がいると思うと信じられないが、その380円の豆腐を買ってきてしまった。いや、でも定価ではなく40%引きで買うことが出来たからであり、これで湯豆腐を作ろうと決めた。 北大路魯山人の「美味い豆腐の話」によると 美味い湯豆腐を食べようとするには、なんといっても豆腐のいいのを選ぶことが一番大切である。いかに薬味、醤油を吟味してかかっても、豆腐が不味ければ問題にならない。 北大路魯山人 - 美味い豆腐の話 と書いてある。 結局いい豆腐を選ばなくてはいけないという現実に直面した瞬間である。とどのつまり、豆腐のいいもの...それって何...と考えを巡らせながら辿り着いたのがこの豆腐である。 370gの迫力である。