朝日新聞の記事によると、公衆電話が急速に姿を消しているそうだ。国内で初めて「自働電話」(公衆電話)がJR上野駅に登場したのは1900年。NTTが発足した1985年当時は91万台の公衆電話があったが、2006年3月末には半分以下の39万台に減った。駅や公共機関、店先などにあるものは、NTT側が委託契約を結んで置いているが、2002年からは利用額が月4000円に満たない電話は設置先に撤去を求めるようになり、減少に拍車がかかっているとのこと。テレホンカードの販売枚数は20分の1以下に激減。NTT東日本、西日本の公衆電話事業の赤字は2005年度に144億円に達している。 NTT東日本は「通話回数は毎年2割ずつ減り続け、下げ止まる気配はない。値上げも公衆電話離れを加速させるだけで、電話自体を減らすしかない」と説明する。一方で公衆電話は、地震などで一般電話や携帯電話が規制されても、つながりやすい「優先