性暴力被害を公表したジャーナリスト伊藤詩織さん(34)が、自身を中傷するツイッター(現X)の投稿に「いいね」を押され名誉感情を傷つけられたとして、自民党の杉田水脈(みお)衆院議員(56)に220万円の損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第1小法廷(安浪亮介裁判長)は、杉田氏側の上告を棄却する決定をした。8日付。「いいね」を押す行為を違法と認め、55万円の支払いを命じた東京高裁判決が確定した。
性暴力被害を公表したジャーナリスト伊藤詩織さん(34)が、自身を中傷するツイッター(現X)の投稿に「いいね」を押され名誉感情を傷つけられたとして、自民党の杉田水脈(みお)衆院議員(56)に220万円の損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第1小法廷(安浪亮介裁判長)は、杉田氏側の上告を棄却する決定をした。8日付。「いいね」を押す行為を違法と認め、55万円の支払いを命じた東京高裁判決が確定した。
巨大書店の先駆け「八重洲ブックセンター」の本店(東京都中央区八重洲)が周辺の再開発のため、44年間にわたった現店舗での営業を3月末で終える。5年後の2028年度に完成予定の複合施設に入居予定だが、「ビルが丸ごと本屋さん」という光景は見納めで、惜しむ声が寄せられている。(増田恵美子) 東京駅八重洲南口を出ると、すぐ目に入る八重洲ブックセンター本店(地下1階、地上8階)は約150万冊もの在庫を備えてきた。現在は「44年間の感謝をこめて」と各種企画を展開中。1階の柱には作家らが「ありがとうございました!! すぐ帰ってきてね!!」(川上未映子さん)などと言葉を書き込み、壁には「棚の隅々まで、思い出」など利用客からのメッセージが張られている。
ロシアでプーチン政権の「闇の軍隊」と呼ばれる民間軍事会社ワグネルを指揮する実業家プリゴジン氏が、ロシア国防省への批判を再び強めている。21日には通信アプリで、ウクライナで戦うワグネルに砲弾が供給されていないとの不満を表明。ロシアの軍事組織で権力争いが深刻化しているもようで、戦況にも影響を与えそうだ。 同氏はウクライナ軍との間で激戦になっている東部ドネツク州の要衝バフムトについて、「怪物めいた国防省の官僚組織がなければ、昨年のうちに掌握できていた」と16日に通信アプリで投稿。砲弾の欠乏を訴えた21日には「『偉い方々』と緊張関係になったのが原因と忠告してくれる人もいる。だがなぜ私が『偉い方々』に謝罪する必要があるのか」と主張した。 プリゴジン氏はレストラン経営や給食事業で富を成し、プーチン大統領に接近するようになったが、ショイグ国防相やゲラシモフ参謀総長ら軍主流派とは険悪な関係にあるとされる。
専門職の人の労働時間規制を外す高度プロフェッショナル制度が、導入を主導した安倍晋三元首相らの当時の説明と懸け離れた運用になっている。経験が浅く希望もしていない人が高プロを適用された疑念が直近の調査で浮上。当時も今も所管の厚生労働相を務める加藤勝信氏は、当初の説明通りになっていない実態を指摘されても正面から答えず、制度を見直さない姿勢を示した。(池尾伸一、写真も) 高度プロフェッショナル制度 証券トレーダー、コンサルタントなど5業種の年収1075万円以上の社員を対象に労働時間の上限規制を外す制度。安倍晋三政権が政治主導で立案、過労死遺族や労働組合は「過労死を増やす」と反対したが2019年4月に導入された。今年3月末時点で21社22職場で665人に適用。2カ所の職場で在社時間と社外の労働時間の合計が月間400時間以上に達し、「過労死ライン」(残業含む労働時間月約273時間)を大幅に上回
菅首相が冒頭、感染急拡大の原因を「(変異株の)デルタ株の猛威」と説明したことに対し、記者が海外でデルタ株の感染が急拡大していた事例を挙げて、疑問視。「デルタ株を見くびっていたことが、感染爆発の背景にあるんじゃないか。根拠なき楽観主義のもとで五輪を開催していることが感染を引き起こしているのではないか」と迫った。医療崩壊した際に辞職する覚悟があるかも尋ねた。 菅首相は「(デルタ株の感染が急拡大した)インドをはじめ関係国から入国する際は、水際対策をきちっとやっています。今のオリンピックは、海外の選手、入ってくる人は、(国民と)一緒にならないようにしています。しっかりと対応していると思っています」と答えた。国内でのデルタ株を念頭に置いた感染防止策の評価については、語らなかった。
「重症で病院に運ばれてくる自宅療養者が出てきている」。県立循環器呼吸器病センターの小倉高志副院長は、既に療養者への支援が十分に届いていない人がいる現状を指摘した。さらに「悪くなってから助けるのはきつい」と、療養者の自己管理に任せて事態が悪化することに危機感を示した。訪問診療によるフォローなど「何か対策を検討してほしい」と求めた。 「かなり危険だ」。複数の参加者から異論が出たのは、自宅療養者のうち「ハイリスク者」として県の重点観察の対象となる人を、血中酸素飽和度が93%以下の人に絞ったこと。一般の人は98~100%で、県によると、93%以下は呼吸不全の状態に近い。 しかし、畑中洋亮・県医療危機対策統括官は「搬送先が少なく受け皿がない。県職員の業務量も増え、ハイリスクの人にしか手を打てない」と、病床と人材の両面が切迫していると訴えた。阿南英明・県医療危機対策統括官も「80代の人を(自宅に)とど
新型コロナウイルス特別措置法による緊急事態宣言が解除されても、マスクは引き続き必需品だ。ドラッグストアなどではまだ品薄気味とはいえ、インターネットや繁華街の店頭でも出回り、購入しやすくなってきた。ただ、気になるのは品質。専門家らに聞きながら調べてみた。
【モスクワ=小柳悠志】ロシア・モスクワで、新型コロナウイルスの感染による肺炎が疑われる重症患者の半数がPCR検査で「陰性」と判定されたと、ロシアのモスクワ・タイムズなどが報じている。 モスクワ市長が四月末、記者団に「重症患者の半数が(PCR検査を)二回テストしても陰性が出る」と明かした。モスクワを含むロシア全土で使われている検査キットの精度が低い可能性などが浮上している。 ロシアのPCR検査数は約四百万件と世界でも米国に次ぐ多さで、政府は感染者を洗い出して隔離する方針。ロシア全土の感染者数は三日までの二十四時間で初めて一万人を超えた。累計は十三万四千人余で、トルコとフランスを抜いて世界ワースト六位になった。
静岡市で八日にあった大相撲春巡業「富士山静岡場所」で、力士が土俵上で子どもに稽古を付ける「ちびっこ相撲」に、毎年参加していた小学生の女児が参加できなかったことが分かった。主催者側に日本相撲協会から直前に「女の子は遠慮してほしい」と連絡があった。 富士山静岡場所は前身を含め二〇一三年から毎年開催。少なくとも昨年までの三年間は、ちびっこ相撲で女子児童が土俵に上がっていた。今年は静岡市と静岡県焼津市の相撲クラブの女児五人程度が参加する予定だった。 主催した実行委員会の幹部によると、静岡場所を担当する日本相撲協会の荒磯親方(元幕内玉飛鳥)から四日に電話があり、ちびっこ相撲に女児を参加させないよう要請された。ちびっこ相撲には結局、焼津市と静岡市の相撲クラブの男子のみ約二十人が参加した。 電話があった四日は、京都府舞鶴市での巡業で、土俵上であいさつをしていた多々見良三市長が突然倒れ、看護師の女性らが駆
【ニューヨーク=阿部伸哉】沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)沖の漁船衝突事件で日本が中国人船長釈放で幕引きを図ったことについて、米メディアでは、日本の外交姿勢より、経済力や資源をてこに強硬姿勢で押し切った中国を警戒する解説や分析が目立っている。 ワシントン・ポスト紙(電子版)は二十四日、中国側の強気一辺倒の対応に「共産党指導部の力が弱まり、人民解放軍や国営企業などが勢力を増した結果」と分析。今後は特に対日や対米で関係がこじれることになると予測した。 特に中国がハイテク製品に必要なレアアース(希土類)を禁輸したとの報道に米メディアは注目。三大ネットワークの一つ、NBCテレビ(電子版)は記者ブログで「中国からの輸入に頼る米国も打撃を受けることになる」と警告した。
<解説> 民主党の小沢一郎前幹事長が代表選への出馬を表明したのは、党運営の主導権を奪回するには、名実共にトップに立つしかない局面に追い込まれたからだ。菅直人首相に政権中枢への復権を拒否されたことで、勝利を確信できないまま、戦いに踏み切った。 本来、表舞台に立つことを好まない。「軽いみこし」をかつぎ、陰に陽に影響力を及ぼすのが得意の政治手法だ。その意味で鳩山政権での幹事長は、居心地がよかった。 菅政権では一転して力を誇示する場面はなくなった。小沢氏は今回、首相が持ち掛けた会談を拒む一方で、鳩山由紀夫前首相を介して挙党一致、つまりは自身の重用を首相に迫ってきた。しかし、検察審査会の審議次第で強制起訴される可能性があるのに要職を望むのはどだい無理な話だ。
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