国立国会図書館デジタルコレクション(デジコレ)がWEB公開している資料は、約35万点。その膨大な書籍のうち、日本中世史の研究に役立つ文献をリストアップするのがこの記事の目的です。 まずはその第一段として、叢書類(日記や編纂物、軍記など)、および中央の寺社の史料類に関してまとめました(文書集や地方史料はまた次回にまとめたいと思います)。 ※誤りや新情報の指摘、大歓迎です! かしここゝにちりぼひある一巻二巻の書をとり集めて、かたぎにゑりおきなば、国学する人の能(ヨキ)たすけなるべし (あちらこちらに分散している少数の書物を収集し、版木に起こして出版すれば、国学を学ぶ人々に大いに役立つものとなろう) ―中山信名『温故堂塙先生伝』より、群書類従刊行を目指す塙保己一の所信。 ※この画像は著作権保護期間満了によりインターネット公開されたコンテンツであり、国立国会図書館ウェブサイトから所定の手続きを経て
インターネット以外はおおよそ減少続く…直近の流れをチェック まずは出版物(あくまでも出版されたもの。つまり紙媒体)の流れ・流通の仕組みだが、概念的には次の通り。 これは今世紀初頭に経済産業省商務情報政策局文化情報関連産業課が「コンテンツ産業政策」の一環としてまとめた【出版産業の現状と課題(PDF)】に掲載されていたもの。現在では数字部分は大きく変動しているが、基本的な流れに変わりはない。今回グラフ化するのは、この「書店」の部分、つまり「取次」と「消費者」の間に挟まっている、小売の「書店」部分の動向。 昨今では電子書籍の流通も進んでいるが、電子書籍でも少なからずは取次を経由しており、一般書籍とさほど変化は見られない(取次を利用した方が、紙媒体の販売時に取次に任せていた作業を自前でやらずに済む。つまり手間が増えない)。直近年度分となる2022年度では電子出版物の市場は6670億円で、これはイン
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く