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2013年10月12日のブックマーク (4件)

  • 『経典釈文』の新標点本

    『経典釈文』は南朝の経学(『老子』『荘子』を含む)を知る上で不可欠の文献であり、その意義は今さら言うまでもありません。 『経典釈文』の流布には、徐乾学(1631-1694)の「通志堂経解」と、盧文弨(1717-1796)の「抱経堂」の二種があります。両者とも、宋を影写した、明末の葉林宗のに基づくそうです。このうち、前者の「通志堂経解」がより広く読まれています。 中華書局ではその「通志堂経解」を影印して、さらに黄焯(1902-1984、字は耀先、黄侃の甥)という学者の校勘記をあわせて出版しています。現状では、黄焯の校勘記を参照しつつ「通志堂経解」を利用するのが最も便利だと思います。 『經典釋文』中華書局、1983年。 黄焯彙校『經典釋文彙校』中華書局、1980年。 黄焯、鄭仁甲編『經典釋文索引』中華書局、1997年。 なお『経典釈文』の体例を示し先行の注釈を総括した「序録」部

    『経典釈文』の新標点本
  • ノーベル賞文学賞、発表 受賞者のアリス・マンロー氏ってどんな人? | THE NEW CLASSIC

    「やれやれ」そう思った方も多いだろう。村上春樹が今年もノーベル文学賞を逃したのだ。同賞を受賞したのはカナダ人の作家アリス・マンロー氏。 マンロー氏は1931年、オンタリオ州の小さな町で、教師の母と農家の父の間に生まれた。結婚後、図書館勤務や書店経営を経て、1968年の処女短編集『Dance of the Happy Shades』が権威ある「カナダ総督文学賞」を受賞。批評家からは「カナダのチェーホフ」とも称され、2005年には『TIME』誌の特集「世界で最も影響力のある100人」にも名を連ねている。今回の受賞も「現代短編小説の巨匠」として評価されたことによるもの。 なお、彼女の作品はわが国でも数点が翻訳されている。代表作は『木星の月』、『イラクサ』、『林檎の木の下で』など。新潮社からは12月、小竹由美子訳で新作の刊行が予定されているという。なお受賞決定後、早くもAmazonでは注文が殺到し

  • 日本初!携帯電話のお祓いをしてくれる神社

    皆さんは『お祓い』、したことありますか? あの神社とかでやってもらうアレです。 今まで何度か厄年を経験してきたもののお祓いをしてもらったことはないし、人生で一度くらいはお祓いしてもらうのもいいかなぁと思っていたのですが、先日ちょっと変わったお祓いをする神社の存在を知りました。 今の私にはこのお祓いがタイムリーだったこともあり、そして物珍しさも手伝って、人生初のお祓いを受けてみることにしました。 それは、携帯電話のお祓いです。

  • プロレタリア文学選集の刊行始まる : ニュース : 本よみうり堂 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    大正時代後半から昭和にかけて、社会の格差や厳しい労働の現実を描いた文学の選集「アンソロジー・プロレタリア文学」の刊行が森話社で始まった。「戦争」「事件」などテーマ別に7巻を予定する。 「貧困」と題した第1巻は、左翼文学運動に傾倒して逮捕され、拷問により29歳で死去した小林多喜二の「龍介と乞」をはじめ、宮百合子、葉山嘉樹(よしき)など13人の作品が並ぶ。 あまり有名でないものにも佳品が多い。宮地嘉六(かろく)「ある職工の手記」は、継母と折り合いが悪く家を飛び出して職工を目指す少年の姿をつづり、胸を打つ。伊藤永之介「濁り酒」は、秋田の農村を舞台に警察による密造酒の取り締まりを描いて、題材が興味をひく。 <糞(くそ)! 抜かし度(た)い放題のオダを、黙ってらあ、まるでいい気に手放しでぶっ放してけつかる>――これは東京・下町の木賃宿で生活する男たちが登場する里村欣三「佐渡の唄」より。荒っぽい会