言葉の誤用という問題は、そうはっきりとシロクロつけられない面がある。一般に誤用とされることの多い「汚名挽回」にも異論反論がくすぶっていたが、最近この問題で大きな動きがあった。 三省堂国語辞典の最新バージョン(第7版)に、「汚名挽回」が「汚名を着た状態をもとどおりにすること」という定義で登録され、「誤用でない」とまで明記されたというのだ。また同辞典の編さん者がこのほど、汚名挽回の名誉を挽回するツイートをして、ネットで話題になったそうな。なんでも、「挽回」は元に戻す、回復といった意味であり、「疲労回復」、「元気回復」と言うのと同じように、「汚名挽回」も「名誉挽回」もOK――との解釈である。 この件で番組が他の辞書にも聞いてみたところ、明鏡国語辞典は「誤用説もあるが、(汚名挽回を)使用しても問題ない」。広辞苑は「正しい、正しくないという判断はできない」と回答したという。一方、大辞泉は「辞書では誤
日本民俗学界の巨人、宮本常一がものした主な書評を集成した本です。 宮本常一の本棚 作者: 宮本常一,田村善次郎出版社/メーカー: 八坂書房発売日: 2014/03/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る 宮本先生は読書家であった。 (「あとがき」423頁) 学者なのだから「読書家」なのは当たり前だろう、などと暴言を放つ人がもしいれば、その人の首根っこをつかまえて詰問したい。おまえ、宮本常一がどれほどの距離を歩いたのか知っているのか、どれほどの著述を残したのか知っているのか、と。 研究活動というのはマルチタスキングに向かない分野でして、歩いている時は読書もできず、文章も書けない(できる、と主張する人はいますが)。文章を書いている時は読書もできず、歩くこともできない(できる、と主張する人はいますが)。そして、読書をしている時は歩くこともできず、文章を書くこともできない(で
わすれもの、うせものがたえない毎日を送る忘却散人(飯倉洋一)のブログです。2008年3月スタート。日本近世文学。 軽い読み物として、推敲もなしに書いていますので、学術論文などへの引用はお控えください(どうしてもという場合は、事前にコメント欄にでもご連絡下さい)。エッセイなどでの引用やSNSなどでのリンクはご自由にどうぞ。 同僚の合山林太郎氏さん、元々得意な英語を生かした職に就きたかったらしい。大阪大学でOUSSEPという留学生のための英語授業カリキュラムがあり、我々も3年に1度オムニバス形式で担当し、私などは四苦八苦しつつ、結局TAの力を借りてやっとのことで1コマをやっているのだが、合山さんなどは、その英語力を” excellent !” と授業アンケートに書かれるくらいで、前回はコーディネータとして、数回授業を担当されたほどである。実際、英語で留学生の方と会話しているのを聞いたことがある
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く