注1:メヒティルト・ボルマン『沈黙を破る者』 … 2012年ドイツ・ミステリ大賞第1位 注2:バルザック『暗黒事件』 … 「ナポレオン帝政時代が舞台の、陰謀の闇と不安定な政情を描いた歴史推理小説」 注3:マッティ・ロンカ『殺人者の顔をした男』 … 2008年ドイツ・ミステリ大賞第3位。このシリーズの第3作『Ystävät kaukana』(未訳)は2006年フィンランド・ミステリ協会 推理の糸口賞受賞、2007年ガラスの鍵賞(北欧最優秀ミステリ賞)受賞。マッティ・ロンカは現在のところ、ガラスの鍵賞を受賞した唯一のフィンランド作家。 注4:金来成(キム・ネソン)『金来成探偵小説選』 … 金来成が日本語で執筆した短編探偵小説2編、ユーモア掌編1編、および韓国語からの翻訳作品『思想の薔薇』(長編探偵小説)、「恋文綺譚」(ユーモア短編)を収録。『思想の薔薇』はもとは1930年代に日本語で執筆された