織田仏教大辞典 作者: 織田得能出版社/メーカー: 大蔵出版発売日: 2005/04メディア: 単行本この商品を含むブログを見る 今でも(漢訳仏典の)仏教語を調べる時に最初に引くのはこの辞書です(この次に、岩本裕『日本仏教語辞典』。中村元『仏教語大辞典』とかはほとんど使ったことがない。使う必要を感じない)。もちろん、問題はありますよ。引用文に誤字脱字は多いですし、真言宗関連の術語の解説に誤りが散見されますし・・・それでも、日本文学や日本史の学徒が最初に引くべきなのはコレだろう、と思います。 ただし、初めて利用される方は一点だけ注意してもらいたいことがあります。見出し語の配列法です。 現行の五十音順配列の辞典類は、ほとんどの場合、同じ位置に同じ仮名(清濁はとりあえず無視する)が来る場合、その次の字の五十音順で語を配列します。 しかし、『仏教大辞典』は同じ位置にある仮名を、まず清濁で分けてから