菅義偉首相は中世フィレンツェの政治思想家マキャベリの言葉を好む。現実主義の古典とされる「君主論」をはじめマキャベリの著書は多くの政治家が引用してきた。500年の時代を超えて残る名言には戦略家としての印象づけや国会論戦での発言に説得力を持たせる効果がある。最近の国会論戦でマキャベリが登場したのは昨年11月の衆院予算委員会である。立憲民主党の江田憲司代表代行が首相を問いただした。「首相はマキャベ
新国立競技場の設計を手掛けるなど、日本を代表する建築家である隈研吾氏。氏は自身の建築スタイルを作るきっかけとなったのは歌川広重の浮世絵だといいます。広重の浮世絵の中に潜む、建築的な要素とはいったい何なのか? 代表的な広重の作品や自身の建築プロジェクトだけでなく、同じく広重から大きな影響を受けたゴッホやフランク・ロイド・ライト、歌舞伎座の変遷にまつわる歴史的資料などを交えながら紐解いていきます。 本講座は、「The UKIYO-E 2020」展(2020年7月23日~9月22日、東京都美術館)の開催を記念して2020年9月7日に行われた、隈研吾特別講演会の一部を編集したものです。 ※視聴期間:2022年1月23日9:59まで(期間内は何度でもご視聴いただけます) 関連講座はこちら 浮世絵を楽しむ―名品の鑑賞テクニック 浮世絵の色を探る 上記2講座を合わせてお得に楽しむならこちら 「浮世絵を学
新型(しんがた)コロナウイルスで困(こま)っている人(ひと)のため、中華料理(ちゅうかりょうり)店(てん)「三巴(さんば)湯(たん)火鍋(ひなべ)」(東京(とうきょう)・墨田区(すみだく))は、毎日(まいにち)、お弁当(べんとう)をただで配(くば)りました。すると、店(みせ)を応援(おうえん)したい人(ひと)、感謝(かんしゃ)をしたい人(ひと)が、店(みせ)の前(まえ)に野菜(やさい)を置(お)いて行(い)ったり、お金(かね)を送(おく)ったりしました。「まるで『かさ地蔵じぞう』みたい」。「困こまった人ひとがいたら、また温あたたかい食事しょくじをあげたい」と話はなす店主てんしゅの李りさんと一緒いっしょに「やさしい日本語にほんご」で考かんがえました。 日本語(にほんご)にまだ慣(な)れていない人(ひと)のために、「やさしい日本語(にほんご)」で書(か)きました。 下(した)に「ふりがな」を消
玉川氏は4月29日の番組で、27日に発表された東京都の新型コロナウイルス感染者数が39人だったことについて、『(すべて)民間(医療機関)の検査の件数。土日は行政機関の(検査をしている)ところが休みになる』と発言したことについて、誤りだったして謝罪しました。 【注意】この記事には翌日になって番組が「訂正」「謝罪」をした内容が含まれています。 このため、テレビ報道の一つのあり方として記録するため(注)をつけつつも原文を生かして翌日、追記したものです。 「これはすごいスクープでは!?」 筆者は思わず耳を疑った。 4月28日(火)のテレビ朝日『羽鳥慎一モーニングショー』でコメンテーターの玉川徹が爆弾発言を行った。 テレビ番組が放送する以上は確認した上での事実なのだろうが、本当に事実であるとすれば、テレビニュースであればトップ項目、新聞ならば一面トップ記事に相当するようなスクープである。 だが、他の
東京都議会議員の川松真一朗(墨田区選出・都議会自民党最年少・コロナ対策チーム)です。 普通の朝が激しい一日に変わった さて、昨日は羽鳥慎一のモーニングショーをめぐって、バタバタした一日でした。 出演者の1人であり、今やファンからもアンチからも大きな注目を集めている玉川徹さんの発言がきっかけでした。 この週末の東京都が発表した感染者数が低くなっていたわけですが、27日月曜に発表された日曜日分は39件でした。この数字をして、玉川氏は下記のようにコメントをしたのです。 この39件というのは全部民間なんですって。 民間よりも、通常は平日で言えば、行政検査の方が多いんですよ。 行政検査が土日休みになっちゃって、結果として、民間で検査をしたものの中から、感染者が39例ということなんですね そうなると、これ昨日も言ったんですけど、ゴールデンウィークはどうなるんだろうと。 ゴールデンウィーク、たぶん休みま
東京大空襲から75年、東京都慰霊堂で焼香する人たち。新型コロナ禍の影響で、参列者は激減した=東京都慰霊堂(墨田区)で2020年3月10日、栗原俊雄撮影 一年中、「8月ジャーナリズム」=戦争報道をしている常夏記者こと私は、ここ10年ほど、1年のうち特定の日に東京都内の特定の場所に行く。たとえば……。 ①2月26日=賢崇寺(けんそうじ、港区)。1936年の「2・26事件」で処刑された青年将校らの追悼法要が行われる。 ②3月10日=東京都慰霊堂(墨田区)。東京大空襲と関東大震災の犠牲者を追悼する「春季慰霊大法要」。 ③5月25日=善光寺(港区)。東京大空襲に続く、米爆撃機B29による無差別爆撃(山の手大空襲)の被害者の追悼法要。 ④8月15日=靖国神社(千代田区)。 ⑤8月23日=国立千鳥ケ淵戦没者墓苑(同)。ソ連の独裁者スターリンがこの日に出した秘密指令により、日本人およそ60万人がシベリアな
絶望死のアメリカ――資本主義がめざすべきもの 作者:アン・ケース,アンガス・ディートン発売日: 2021/01/18メディア: Kindle版アメリカでは今、絶望死が増えている。絶望死とは、アルコールや薬物依存による死亡、自殺の死因をまとめたもので、45歳から54歳の白人男女による絶望死は、90年には10万人中30人だったのが、17年には10万人中92人まで増えた。自殺率も、アルコール性疾患による死亡率も、薬物の過剰摂取による死亡率も増加している。 20世紀から21世紀にかけて、食糧事情も改善し医療の発展があったこともあって、死亡率は改善されてきた。アメリカでも、45〜54歳の白人が心臓病で死ぬリスクは、80年代までは年平均4%で落ちていた──が、90年代には2%に鈍化、00年代には1%にまで落ちて、10年代からは逆に上がり始めた。ここでは中年の白人に限定しているが、若年層の絶望死も増えて
かつて中国の人々のとって「日本製」と言えば高品質の代名詞、一方で中国製品は基本的に粗悪だと考えられていた。しかし、1990年代後半以降に生まれた世代においてはそうした状況が大きく変化しているという。『中国人のお金の使い道』(PHP新書)を上梓したジャーナリストの中島恵氏による最新レポート。 化粧品はダンゼン中国メーカー 中国のZ世代の若者の間で、以前は大人気だった日本など海外製品よりも中国製品を好んで買う人が増えている。以前の中国人なら、日本や海外製品=高品質で安心安全、中国製品=粗悪品でダサい、という認識で、国産品に対してはコンプレックスや不信感さえ抱いていた人が多かったのだが、若者の消費者意識は大きく変わってきている。 「家から近い場所にあるショッピングセンターに『完美日記』の店舗がオープンしたので、ときどき行ってアイシャドーや口紅を試しています。以前は日本や欧米製の化粧品を使っていた
ひと昔前まで「中国の人は声が大きい」「行列に横入りする」といったステレオタイプが強くあった。しかし、中国の若い世代に目を向けると、その行動様式は様変わりしているという。『中国人のお金の使い道』などの著書があるジャーナリストの中島恵氏によるレポート。 割り勘するようになった中国人 1月14日掲載の「中国の若い女性の間で『ガチャガチャ』が大ブーム…それが『異常事態』と言えるワケ」や、1月26日掲載の「中国の若者は『もう日本製より中国製がいい』、その消費意識に起きているヤバい変化」の記事で書いてきた通り、中国のZ世代の若者は、これまで多くの日本人が抱いてきた「中国人は~~だ」「中国では~~が当たり前」といった固定観念がもはや通用しなくなってきていることを、私たちに強く実感させている。 極端に言うと、従来、日本人が思い描いていた中国人像とは180度異なっている。また、中国人自身に話を聞いても、若者
「逮捕されて捜査車両に乗せられる際も、『不当な警察権力の介入が行われたことは遺憾に思っています』と叫んでいました。勾留中もマスクをすることはなく、捜査員も着用させることを諦めたそうです」(全国紙社会部記者) 【画像】“マスク拒否おじさん”のツイッター ◆◆◆ ピーチ・アビエーションの旅客機内でマスク着用をめぐり客室乗務員とトラブルになり飛行機を遅らせたとして、1月19日、大阪府警に逮捕された奥野淳也被告(34)。 CAの左手を捻って2週間のケガ 事件の発生は昨年9月。釧路発関西空港行の機内で、奥野被告はCAのマスク着用のお願いを拒否した。離陸後も威圧的な態度で拒み続け、CAの左手を捻って2週間のケガを負わせたのだ。逮捕容疑は威力業務妨害と傷害、航空法違反。1月22日、大阪地検は起訴に踏み切った。 事件後、奥野被告は「マスパセ(マスク未着用途中降機乗客)」という名義のツイッターを開設(“マス
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く