記者会見で次期衆院選不出馬の意向を表明した自民党の二階俊博元幹事長=東京都千代田区の同党本部で2024年3月25日午前10時36分、竹内幹撮影 次期衆院選への不出馬を表明した自民党の二階俊博元幹事長(85)が25日の記者会見で、年齢に関する記者の質問に「ばかやろう」などと不快感を示す場面があった。 二階氏は党本部で開いた記者会見で、二階派(志帥会)の元会計責任者が政治資金パーティー収入の虚偽記載で在宅起訴されたことについて「政治不信を招く要因となったことに…
半導体技術での提携を発表する米IBMのダリオ・ギル上級副社長(中央)と、ラピダスの小池淳義社長(左から2人目)、東哲郎会長(左端)ら=2022年12月13日、中島昭浩撮影 東京に駐在する外国メディア特派員らの目に、私たちの社会はどう映っているのだろうか。韓国、フランス、英国、バングラデシュ、シンガポールの個性豊かな記者たちがつづるコラム「私が思う日本」。第97回は朝鮮日報(韓国)の成好哲(ソンホチョル)東京支局長が、日本政府が税金をつぎ込んでいる次世代半導体事業について、グローバルな視点から、課題やリスクを分析した。 「ラピダス」。周りの日本人にこの会社の話を持ち出すと、ほとんどの人が知らない。関心すら示さない。それは、日本の国会議員でも大差なかった。「半導体会社ですよね」という薄い反応だ。質問を変えてあれこれ聞くと、ようやく関心を示してくる程度だ。 つい問いたくなる。「あなたを含め、すべ
日米両政府が、航空自衛隊の戦闘機パイロット用の練習機「T4」の後継機を共同開発することで調整していることが分かった。岸田文雄首相が国賓待遇で訪米し、4月10日にワシントンで予定されているバイデン大統領との首脳会談で合意し成果文書に明記することを目指している。練習機の日米共同開発は初めて。生産コスト低減に加え、自衛隊と米軍で訓練段階から共通の機体を使うことで連携を強化する狙いがある。複数の日米関係筋が23日、明らかにした。 T4は日本の純国産の亜音速ジェット機。最高時速約1040キロ(マッハ約0・9)で、1988年9月から配備されている。主に空自のパイロット養成に使われているが、95年からはアクロバット飛行で人気の飛行隊「ブルーインパルス」にも採用。北朝鮮が核実験した際には、大気中の放射性物質の飛散状況の調査に当たるなど、幅広い用途に活用されてきた。
大相撲名古屋場所に向けて浴衣姿で名古屋入りする力士たち=名古屋市のJR名古屋駅で2023年6月25日午後3時17分(代表撮影) 大相撲の地方場所の開催を告げる風物詩「相撲列車」が、その歴史を終えた。力士や部屋の関係者ら数百人が同じ列車で移動し、びん付け油の香りを漂わせながら新幹線で移動する光景はファンに親しまれてきたが、春場所(3月10日初日・エディオンアリーナ大阪)では手配されなかった。今後は相撲部屋ごとに移動することになる。 年3回ある地方場所では、それぞれ初日の2週間前の日曜日に力士らが移動してきた。かつては団体臨時列車を貸し切りにしていたが、昭和の終わりごろからは新幹線で移動してきた。
保守政治行動会議(CPAC)の集会で演説するトラス前英首相=米東部メリーランド州で2024年2月22日、AP 英国のトラス前首相(保守党)が、自身は「ディープステート」(影の国家)のせいで退陣に追い込まれたと主張し、波紋を広げている。この言葉はトランプ前米大統領(共和党)の支持者らが使う陰謀論で、米民主党幹部や小児性愛者らによる組織を指すとされ、この組織が「世界を牛耳っている」などと言われる。首相経験者が公然と陰謀論を肯定したことで、英国内ではトラス氏の議員辞職を求める声も出ている。 トラス氏は2022年9月に首相に就任したが、財源の見通しがないまま大型減税の方針を打ち出したことで、通貨ポンドが急落するなど市場が混乱。その責任を取る形で、在任期間わずか50日で退陣した。
飛来数全国一のマガモのブランド名「常陸国天然まがも」の発表会。小さな字で「ひたちのくに」と読み仮名が振られている=水戸市笠原町の県庁で2023年11月30日、木許はるみ撮影 「常陸牛」「常陸乃国いせ海老」……。茨城県が「常陸○○」の名で高級食材を売り出す中、ブランド化に思わぬ壁があった。読み方だ。全国の20~30代の半数程度が「常陸」を読めないという調査結果が明らかになった。 「常陸」は茨城の旧国名。由来は諸説あり、713年編さんの「常陸国風土記」では、一つの道が続く「直通(ひたみち)」と、ヤマトタケルが巡行した際に袖を浸したため「ひたす」から「ひたち」に転じた二つの由来が書かれている。 では、なぜ「常陸」の表記なのか。茨城の歴史に詳しいかすみがうら市歴史博物館の千葉隆司館長は「理由はわかっていないんですよね」と明かし、「当たり前のことは資料が残りにくく、地名の字も資料が少なくて研究が難し
パレスチナ赤新月社は10日、パレスチナ自治区ガザ地区の最大都市ガザ市で、1月下旬に砲火の中で車に取り残された少女(6)の遺体が見つかったと発表した。同乗していた親族6人は全員死亡したが、少女は1人だけ生き残り、赤新月社に電話で助けを求めていた。公開された通話の録音は海外メディアなどで広く報じられ、安否に注目が集まっていた。 少女はヒンド・ラジャブさん。1月29日に親族と車で移動中、イスラエル軍による攻撃にあったとみられる。赤新月社は同乗していた別の少女(15)から救助を求める通報を受けたが、この少女は通話中に銃撃されて死亡したとみられ、連絡が取れなくなった。一方、1人だけ生き残ったラジャブさんは車内から3時間あまり通話を続け、「ここから連れ出して」「暗くなってきた。怖い」などと訴え続けた。
「ヘリカル方式」と呼ばれる核融合炉の開発に挑むヘリカルフュージョン(東京都中央区)。田口昂哉代表は「日本は液晶、半導体の失敗を繰り返してはならない」と訴えた。【聞き手・平塚裕介】 【関連記事】 発展する民間の核融合スタートアップ 世界を主導する研究者の見方は 「実用化で出遅れる懸念も」 核融合スタートアップに聞く現状と展望 ヘリカルフュージョン 田口昂哉代表 ――核融合のスタートアップが世界に30社ほどある。核融合反応を起こす方法で「トカマク方式」が主流となる中、「ヘリカル方式」を選択した。どんな特徴があるのか。 ◆創業メンバーがもともと岐阜県の核融合科学研究所でヘリカル方式の研究をしていた。核融合反応を起こすためには、燃料となる重水素、三重水素の原子核や電子がバラバラに飛び回る高温の「プラズマ」と呼ばれる状態をつくり、安定させなければならない。 トカマクとヘリカルはともに超電導コイルが生
能登半島地震で亡くなった人々の死因が31日、警察庁の分析で初めて明らかになった。多くが「圧死」だが、「低体温症・凍死」も全体(222人)の14%にあたる32人に上った。厳寒地の被災地で救助を待つ間に死亡した可能性が高い。うち30人は半島北部の輪島市と珠洲(すず)市に集中しており、道路寸断による救助の遅れが影響したとみられる。 「道路や救助の状況によっては救えた命だったかもしれない」。警察の依頼で被災地に入った日本法医学会石川県派遣団の一人、高塚尚和(ひさかず)医師はこう話す。高塚氏は1月6~8日の3日間、輪島市で22人の遺体検案に当たり、9人の死因を低体温症と判断した。倒壊した家屋に閉じ込められていた例が多かったという。
桐島聡容疑者を名乗る人物の入院先とみられる病院に集まる報道陣=神奈川県内で2024年1月26日午後6時47分、遠藤龍撮影 半世紀にわたる逃亡の実態は、果たして解明されるのか。1974~75年に東京都内などで発生した「連続企業爆破事件」に関わったとして爆発物取締罰則違反の疑いで指名手配されていた桐島聡容疑者(70)とみられる男性が、神奈川県内の病院に入院していることが判明した。本人と確認されれば、潜伏期間は警察庁による重要指名手配容疑者の中で最長になる。情報を把握した警視庁公安部は本人の特定を急ぐとともに、逃走を支援した人物がいないか捜査を進めている。 「えっ。あの桐島なのか」――。かつて連続企業爆破事件の捜査に関わった公安部の元幹部は一報を聞き、衝撃を受けた。
家事や仕事、育児をしながら、ほっとしたひとときにパーソナリティーの楽しい話や音楽に耳を傾ける。生活の合間に自然と流れるラジオ。アカペラボーカルグループ「RAG FAIR」の土屋礼央さんは、TBSラジオの『こねくと』(毎週月~木曜日午後2~5時半)、『三井ダイレクト損保 presents 強くてやさしい金曜日』(TBSラジオでは毎週金曜日午後4時36分頃~『金曜ワイドラジオTOKYO 「えんがわ」』内放送、JRN33局全国ネットでも放送中)、『立飛グループpresents 東京042~多摩もりあげ宣言』(毎週土曜日午後3時25~55分)の3番組に出演する人気パーソナリティーだ。そんな礼央さんに番組の聴きどころやTBSラジオの魅力を聞いた。【猪狩淳一】 『こねくと』石山蓮華の“こじれた人間関係”が魅力? 『こねくと』は、俳優・文筆家・電線愛好家の石山蓮華さんが、「connect(こねくと)」を
米国、英国、オーストラリアの安全保障枠組み「AUKUS(オーカス)」の国防相会談が1日、米西部カリフォルニア州の国防革新ユニット本部で開かれた。米英の支援による豪州の原子力潜水艦導入に続き、水中無人機(水中ドローン)の開発、人工知能(AI)を活用した潜水艦監視の情報分析、量子技術を用いた測位・航法・計時といった先端技術分野で3カ国協力を進める方針を公表した。 オーカスでは、原潜導入と先端技術協力が2本柱として位置づけられている。1日の国防相会談では、先端技術に関する協力の具体策を協議。地球から200万キロ以上離れた「深宇宙」を観測するレーダー、潜水艦の魚雷管を用いて発射・回収できる水中ドローン、自律型の海洋観測システムなどの開発で連携を強化する方針を決めた。
<ずっと、なぜわたしは死なずに生きていて、彼女は死んだのかを考えています> 宝塚歌劇団の劇団員の女性が死亡して間もない2023年10月。かつて歌劇団で演出助手を務めたアキさん(仮名)は、木場健之(こばけんし)理事長(当時)に1通の手紙を送った。 アキさんは5年前、長時間労働や上司からのパワーハラスメントで心身に不調をきたし、退団した。改革に乗り出しつつある歌劇団に対し、「なくなるしかない」とまで口にする。アキさんが見た「立場の弱い人へのしわ寄せで利益を生む」という搾取の構図とは。 「机を蹴られた同期も」 アキさんは16年春、契約社員として歌劇団に入団した。芸術系の大学で学び、演出家になるのが夢だった。 だが入団してすぐ、期待は裏切られた。契約は1日実働8時間を基本とする専門業務型裁量労働制。労働者が仕事の進め方を決めるのを前提に、労使で事前に決めた時間を働いたとみなす制度だ。だが実際の仕事
2024年1月2日、羽田空港で、新千歳発羽田行きの日本航空516便が、海上保安庁の航空機と衝突し、火災が発生しました。
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