本ですら電子に進みつつある今日この頃だが、いまだにしぶとく、かつ高効率な手段としてアナログを採用しているアイテムは多数ある。 たとえば、名刺。 ビジネスの場ではファーストコンタクトとして定番だし、オフ会でもハンドルネームを添えたものを渡して、相手に覚えてもらうというのが定石だ。また付箋や卓上メモもディスプレー周りに貼り付けたり、作業場近くに置いたりという使い方が主流だ。もちろん、iPadを卓上に置いてメモにしているという人もいるだろうが、まだ少数派だろう。 先日、キングジムがデジタル名刺ホルダー「ピットレック」、電子手書きメモ帳「マメモ」を発売するというリリースを目にし、『ついに名刺も卓上メモもお手軽に電子化ですか』などと思っていたら、編集部より件の二製品を触ってみないか!と連絡が入った。 仕事柄、日頃から生活雑貨を触りまくっている身としては、とても興味があったので、ありがたく受けさせてい
90年代にパソコンマニアを中心に好評を博した超ミニコンピューター、いわゆる「スモコン」。そのテイストを感じさせるデジタルガジェットが、オフィス文具やテプラでお馴染みのキングジムから登場した。それが「デジタルメモ『ポメラ』」(DM10)だ。 携帯ゲーム機並みの小さなボディーに、キーピッチ約17mmの大きなキーボードを搭載。テキスト入力だけに特化した「多機能・高性能」の逆をあえていく驚きのスモコンである。豊富な写真を元に、その魅力をひもといていこう。 幅広変形キーボードはしっかりした作り ポメラ最大の特徴は、PDAや携帯ゲーム機サイズのボディーで快適な文章入力を実現するための、折りたたみ式キーボードの搭載にある。ディスプレー部を開くと、2つに畳まれたキーボードの背面が現われる。閉じた状態でのキーボードパネルは固定されていて、安っぽさを感じさせるようなガタツキがない。
「紙のようにパソコンを使いたい」という欲求は、モバイルユーザーにとって究極の目標のひとつだ。だが、ノートPCもスマートフォンも多機能であるがゆえに、「紙のように」とはいかない。 今回紹介するキングジムの「ポメラ」(関連記事)は、「モバイルの理想」を実現するため、大胆な選択を行なったモバイル機器である。本連載では初の「純粋な非PC」となるが、その「割り切ったがゆえの操作感」をチェックしていこう。 イマドキ珍しい単機能商品 キーボードは予想以上に「傑作」 ポメラはPCではない。モバイルガジェットではあるが、電子辞書に似た「単機能商品」であって、ソフトや機能の追加は想定されていない。ポメラの目指す「単機能」とは、「フルキーボードによるテキスト文書作成」である。 ポメラはPCより、大昔に存在したワープロ専用機に近い。電源を入れるとテキストエディターが表示され、電源を切ると、その時の作業状態のまま保
米Barnes & Nobleは米国時間2010年7月12日、高等教育機関向けに特化したパソコン用電子教材閲覧ソフト「NOOKstudy」を発表した。同社の電子書籍リーダー「nook」を持たないユーザーでも利用可能。8月に無料で提供を開始する。 複数の書籍やテキストブックなどを一度に表示でき、学習ツールや参照資料も利用可能。ハイライト機能を備えるほか、メモを書き込んで後から検索することもできる。電子教科書をはじめ、講義ノート、時間割、スライド、画像、一般の出版物や学科関連のドキュメントなどを閲覧できる。 NOOKstudyは、Barnes & Nobleで扱っているすべての電子書籍およびデジタルコンテンツをサポートする。電子テキストブックは印刷媒体と比べ最大40%安いため、学生にとっては教科書代の節約にもなるとしている。WindowsおよびMac OS X搭載パソコンで利用できる。 すでに
2010年7月12日に発生したゆうちょ銀行のシステムトラブルの原因は、同行の勘定系システムを全国銀行データ通信システム(全銀システム)と接続する、「全銀接続用システム」(関連記事)の障害であることが分かった。システムは7月13日午前8時50分に完全復旧している。 全銀システムは内国為替を処理するシステムだ。銀行は全銀システムと接続することで、自行の窓口やATM(現金自動預け払い機)から他行の口座に送金したり、他行の窓口やATMから自行の口座に送金したりできるようになる。 トラブルがあったのは、この全銀システムとゆうちょ銀の勘定系をつなぐ、全銀接続用システムだ。同システムは、旧大和銀行の勘定系システム「NEWTON」をベースにNTTデータが構築したもので、日本IBM製のメインフレーム上で動作する(関連記事)。 ゆうちょ銀はトラブルの原因を「ハードウエアの障害であることは分かったが、詳しい原因
その辺にある紙の裏でもいいのに、わざわざメモ帳を購入するのはなぜか。プロフェッショナルに愛用されたメモ帳が、ビジネスパーソンの道具として注目されている。 少しでも文具に興味を持っている人なら、クオバディス、ロディアという文具のブランド名を聞いたことがあるだろう。いずれもフランスの老舗ブランドで、日本にも70年代に上陸している。 当初は「機能的なデザインとセンスが、いわゆる横文字職業の方の支持を得て、知る人ぞ知るブランドとして人気」(クオバディス・ジャパンの小沢麗子氏)だったが、90年代から、アフタヌーンティーやポーターなどとのタイアップを進め、また斬新なカラーがアパレル業界のビジネスパーソンにも評価され始める。 プロフェッショナルツールとしてのメモ帳 メモ帳なんて書ければなんでもいい──と思う人もいれば、仕事で使う道具には自分が納得した最良のものを使いたいと思う人もいる。PCでいえば、会社
第2回 「就活セミナーに出るくらいなら、勉強会に行こう」 岑康貴(@IT自分戦略研究所) 2010/7/13 これから始まる就職活動について、不安に思っている2012年度新卒の学生は少なくないだろう。就職活動に大切なものは、果たして何なのか? IT業界就職ラボで連載を執筆する井上敬浩さんの、独特の就職活動について話を聞いた。 第1回|1 2|次のページ 就職活動とは何だろうか。ナビサイトに登録して、説明会に参加し、自己分析をして……というのが、お決まりの「就職活動」だろう。だが決して、その通りに活動しなければならないわけではない。「自分の行きたい会社に就職する」というゴールにたどり着けさえすれば、その道筋は自由なはずだ。
KindleやiPadといった電子書籍端末をターゲットにした新時代の出版の実践例が「電子書籍部」である。大ヒットのパズルゲーム「ぷよぷよ」の作者であり立命館大学映像学部教授の米光一成(よねみつ・かずなり)氏が発起人を務めるこの“電書部”は、2010年5月の同人誌即売会「文学フリマ」で、15冊の電子書籍を投入。対面販売というユニークなスタイルで、わずか1日にして1453冊を売り上げるという快挙を成し遂げた。同部ではこの文学フリマでの成功を経て、来る7月17日には電子書籍限定の即売イベント「電書フリマ」を開催する。 電書部の活動について、「部長」である米光氏に話を聞いた。後編の今回は、1400冊以上を売り上げた文学フリマ、コミュニケーションツールとしての電子書籍に触れる。 →前編はこちら 1度買った人が、数時間後にまた来てくれた 誠 Biz.ID 実際に文学フリマで電書を買われた方の反応はいか
出来事の詳細 3/13 新着図書データベースを作るためクローリング&スクレイピングプログラムを作成した ちょうどその頃、市場調査を行うためにECサイトのスクレイピングプログラムを作っていた。そのついでに、前々から構想していたLibra新着図書Webサービスを作ろうと思った。市場調査プログラムの一部をカスタマイズして、新着図書データベース作成プログラムを作った。この時、市場調査プログラムと新着図書データベース作成プログラムは同じプログラム内にあり、パラメータでアクションを指定して振り分けていた。 Webサービスを作ろうと思った動機は「なぜプログラムを作ったか」の通り。 Webサービスの概要は「どんなプログラムを作ろうとしていたか」の通り。 普段読む本を入手する流れ:1. Amazonの各カテゴリの売れ筋をチェックしてレビューを確認し読むかどうか決める(または、書評ブログや新聞などのメディアで
In order to surpass human intelligence, we must first observe and deeply understand the nuances of human behaviors and actions. As the R&D organization of the Rakuten Group, we research and develop technologies and algorithms to create new, valuable services. LEARN MORE In order to surpass human intelligence, we must first observe and deeply understand the nuances of human behaviors and actions. A
「Firefox 4」の最初のβ版を使ってみたところ、パフォーマンスでもデザインでも、Google Chromeの方が一枚上手という印象を持った。 「Firefox 4」β1をリリースした米Mozillaは、米GoogleのChrome、ノルウェーのOpera SoftwareのOpera、米MicrosoftのInternet Explorer(IE)に新たな戦いを挑む準備を進めている。同社は有利な立場にあるという自信を持っているようだ。世界で2番目に人気の高いブラウザであるFirefoxの普及がさらに拡大し、最終的にはブラウザ分野でIEから王座を奪い取る――これがMozillaの目標だ。 だが、この目標を達成するのは以前にも増して困難であるようだ。Google Chromeは、競合ブラウザよりもWebページを読み込むのが圧倒的に速いために、急速に市場シェアを拡大している。Microso
行動面接(behavioral interview)は、1970年代、従来の面接方法がつまらないと感じた産業心理学者が考え出したもので、アメリカでは役員レベルの面接で、よく使われる手法です。 従来の方法がどうしていけないかというと、たとえば「あなたの強みはなんですか?」と聞かれたら、多くの人が「チームプレイヤーです」と答えたり、「あなたの欠点はなんですか」との質問には「働きすぎるところです」と、なんとか欠点を長所に置き換えようとするケースが多いからです。こんなふうに面接が進んでいっても、面接官は目の前の相手の人間性がちっとも見えてこないですよね。 ■具体的な質問例 それでは、行動面接ではどのようなことを聞かれるか、いくつか例を挙げてみましょう。 「この職種では瞬時に的確な判断を下す力が必要なのですが、あなたが今までにプレッシャーの中で短期間で決断したケースを教えてください。」 「優先順位が
TOP節約術SimpleStyle 第9回:まだらに検索~ローカルだけどK図書館とアマゾンを同時に検索する『amazonlibrary』 ■ひとのために穴を掘る者 えらくローカルな話題で申しわけないっす。 2010年3~4月に起きたという、『岡崎市立中央図書館事件』を最近マスコミ報道で知りました。 岡崎市立中央図書館のホームページ(Libra)のユーザーの方が、図書館のホームページが使いにくかったので、自分専用のサイトをつくって予約したり新着図書を検索したいと考え、検索するためにデータベースにくり返しアクセスして、図書館のサーバーをダウンさせ、偽計業務妨害(というらしい)で逮捕された事件です。 当事者自身が経緯を説明するホームページを開いているので、それもご参考ください。 ■インターネット時代の図書館 この事件を聞いて、いちばん最初に思ったことは、3つあります。 ひとつは、日本の図書館はイ
米Googleは米国時間2010年7月12日、同社のモバイルプラットフォーム「Android」に対応したモバイルアプリケーションを開発するためのツール「App Inventor」のベータ版を発表した。プログラミングの知識がなくても手軽にAndroid搭載機向けのアプリケーションを作成できるとしている。数週間以内に招待制の一般向け提供を開始する。 App Inventorでは、ユーザーはコードを記述するのではなく、「ボタン」「画像」「パスワード入力欄」などのパーツを使って視覚的にデザインし、「情報を保存」「繰り返し」といった動作要素(ブロック)を使ってアプリケーションの動作を設計できる。 GPS対応機能も提供するため、位置情報ベースのアプリケーションを構築することが可能。Android搭載機のテキスト読み上げ機能と連動したアプリケーションも作成できる。Webアプリケーションを書く知識があれば
モバイルサイトの制作事情が大きく変わりつつある。iPhone/Androidなどのスマートフォンがシェアを伸ばすなか、ケータイサイトのスマートフォン対応や、PCとスマートフォンのクロスデバイスサイトの制作ニーズも高まっているという。そうした新しいモバイルサイトの制作を学ぼうと、勉強会「SwapSkills スマートフォン時代の携帯サイト作成術」が、6月19日に東京都内で開催された(主催=allwebクリエイター塾)。ゲストにIMJモバイル ディレクターの丸居久仁男さんとブロガーの森 啓輔さんを迎え、70人近くのWeb制作者らがノウハウを共有した。 モバイルサイトに欠かせないユーザビリティ 「スマートフォン時代のモバイルユーザビリティ」というタイトルで発表したのは、IMJモバイルのディレクター丸居久仁男さん。丸居さんは、「2012年には全体の2割がスマートフォンになる」という携帯電話市場のシ
いま、編集部の記者がスマートフォンをテーマにした特集を書こうとしている。といっても、ただ「スマートフォンって素敵」という記事ではない。企業でスマートフォンをどうやって使えばいいか、がメインテーマである。もちろん、スマートフォンから派生した感のある、iPadのようなタブレット端末(スレートPC)も視野に入る。 携帯電話の企業利用は、珍しいものではない。従来から、携帯電話を業務に使うという話はあったし、筆者も記事を書いたことがある。それでも今なお、携帯電話の業務利用が広く浸透しているという印象はない。ただ、iPhoneやAndroid端末といった新手のスマートフォンの登場によって、企業ユーザーの利用が活発化してきた。携帯電話事業者やシステムインテグレータに取材してみると、かなり引き合いは多くなっているらしい。NTTドコモでは、全加入者のうち現状では1割程度の法人ユーザーを、2012年には2割に
ここ最近、業務の都合上スマートフォン(スマホ)を2台持ち歩いている。ソニー・エリクソン製のXperia(エクスぺリア)と米アップルのiPhoneである。特に前者に関しては直近まで「Xperia活用ガイドブック」の編集に携わっていたため、それこそ四六時中いろいろ試していた。いずれも“グローバル”な端末であるため、逆にガラケー(ガラパゴスケータイの略)と呼ばれる一般の携帯電話が今後どうなっていくかが気になってくる。 そんな中、6月末、テレコムサービス協会(テレサ協)の関東ネットビジネス21研究会が主催する会員向け勉強会に出席する機会を得た。3回目となる今回のテーマは「クラウドコンピューティング時代のデータセンター活性化策について」。内容は5月28日に総務省が公表した「クラウドコンピューティング時代のデータセンター活性化策に関する検討会」報告書に基づくものである。 活性化の対象となるデータセンタ
こえ部は、声で遊ぶコミュニティ。お題を出して音声を募集、お題に答えて声を録音しよう。ブラウザだけで簡単に録音できます。声優さん、声優の卵、声優ファンの方はぜひご覧ください新規LIVE!チャンネルの受付を一時停止中です 2009年4月 6日 16:06 ご好評につき、現在こえ部LIVE!のチャンネルが10,000を突破し、新規チャン...
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く