前提 この記事は内製開発をしているSaaSの中の人であるエンジニアが、SaaSの内製ソフトウェア開発をする上での話として書いています。 前ふり 「スクラムで生産性は上がらないしリリーススケジュールが狂いまくりなんですよ」 「何が原因なんですか?どうすればいいんですか?」 という相談を受けました。 NDAを書いてから、どれどれとチームの状況を見てみました。 該当チームのスプリントゴール 該当チームのスプリントゴールはこんな感じでした。 QAフェーズのプロジェクトAを、QA作業を完了してリリースできる状態まで進める 実装フェーズのプロジェクトBを、フィーチャーの実装率を50%まで進める 設計フェーズのプロジェクトCを、要確認な点を除いて実装レディーな状態まで進める スプリントゴールが3つありますね。とても面白いですね。 思わずボンドルド卿みたいな反応をしたくなりますがここは先に進みましょう。
最近、IT業界における「心理的安全性」の重要さは広く知られるものとなってきました。 一方で、心理的安全性が誤解・誤用されるケースも見聞きすることもあります。 よくあるパターンは、「心理的安全性」とは「居心地の良さ」である、という認識でしょうか。なんとなく似た意味にも感じますが、実際はまったく別物です。 しかし上記の違いを説明するのはちょっと大変なため、『心理的安全性 最強の教科書』を頼りながら要点を押さえてみようと思います。 心理的安全性は「ゴール」ではない まず心理的安全性とはなぜ必要なのでしょうか。本書は次のように説明しています。 もうひとつ、ありがちな誤解があります。それは職場の心理的安全性を高めることを「ゴール」だと考えてしまうことです。もちろんマネジャーにとって、職場やチームの心理的安全性を高めることは大事ですが、心理的安全性はあくまで組織の生産性を高めるための手段のひとつであり
id:sora_h です。最近は RubyKaigi の Organizer や Wi-Fi NOC をやっていましたが… 何屋なんだろう? 一応 Software Engineer (Site Reliability, Corporate Engineering) を名乗っていますが…。あっ RubyKaigi から戻ってからは学者をやってますね。落ち着いたら本業を思い出していこうと思います。 さて、Cookpad は 2010 年より RubyKaigi に協賛していますが、近年は Wi-Fi Sponsor など*1として携わっています。実体的には、 id:sora_h (筆者) が RubyKaigi 前にほぼフルタイムで Wi-Fi の準備に提供されたり、細々とした機材、一部の回線・ラックスペースの提供を行っています *2。 本稿では RubyKaigi 2023 Wi-Fi ネ
こんにちは!DevBrandingのellyです。 4月16日に開催されたfreee初テックカンファレンス freee 技術の日にご参加・ご視聴いただいたみなさま、誠にありがとうございました! この記事では、開催までのDevBrandingチームの活動や改善点などをまとめたいと思います。これからカンファレンスや自社での技術イベントをやってみたいという方にとって参考になるように、粒度はかなり細かめに書いていきます。 freee 技術の日 オフライン会場の受付ブース。溢れ出る設営途中感。 freeeのDevBrandingチーム 2022年5月 予算確保 2022年9月 運営コアメンバーキックオフ 開催場所の決定 2022年11月 協力会社への依頼 目標設計 コンセプト設計 制作物やコンテンツのブレスト 2022年12月 イベントタイトルの決定 2023年1月 開催日程の決定 ゲスト登壇の打診
「『地球の歩き方』は現在も、国内外のガイドブックを出し続けています」――学研ホールディングスグループで、旅行ガイドブック事業を展開する地球の歩き方社が5月31日、「『地球の歩き方がなくなる』という誤解が広がっていることを受け、シリーズの“健在”を公式Twitterで印象付けた。 誤解の発端は、「地球の歩き方」を創刊したダイヤモンド・ビッグ社が東京地裁から特別清算開始決定を受けたと、30日に報じられたこと。ダイヤモンド・ビッグは倒産するが、「地球の歩き方」を含む事業は、2021年に学研グループの地球の歩き方社に譲渡されており、地球の歩き方社がシリーズの出版を引き継いでいる。 地球の歩き方社は、国内外の旅行ガイドの他、「地球の歩き方 JOJO ジョジョの奇妙な冒険」「地球の歩き方ムー」など新機軸のガイドブックを企画・出版し、ヒットに導いてきた。
技術記事を書くまでのステップについて順にコツを解説していきます。 特に、技術記事を書きたくてもテーマ選定が難しい、文章が苦手だ、なぜか筆が進まない、うまくまとめられないといった方に読んで欲しい記事です。 一応、エンジニア歴としては数年以内のジュニアレベルの方を想定しています。 以下のように技術記事を企画して、書いて、公開するためのプロセスごとにちょっとしたコツをまとめています。気になるセクションだけでも読んでいただければ幸いです。 テーマを決めよう 対象読者を決めよう 章立てを決めよう 書こう タイトルを決めよう 【余談】技術記事を書く理由とは 筆者について QiitaとZennにて6年以上の記事発信経験があり、 Qiitaでは5,942Contributionsを記録、 Zennでは3,253Likesをいただいています。 テーマを決めよう コツ:テーマのカテゴリによって執筆のポイントや
本記事は 初夏のAWSアワードエンジニア祭り 10日目の記事です。 🍦 9日目 ▶▶ 本記事 ▶▶ 最終日 💻 2023 Japan AWS All Certifications Engineers発表時の裏話 NRIネットコムの望月です。初夏のAWSアワードエンジニア祭りもいよいよ明日で終わりです。 昨年に続き、2023 Japan AWS All Certifications Engineersに選出されました。 この認定は、 APN(AWS Partner Network)企業に所属している AWSの認定資格を全て持っている の2つの条件を満たしていれば、申請すると誰でも貰えるものです。 ところが、2023年4月20日に認定者の発表があった時点では、私の名前はありませんでした。 4回くらいはページリロードしましたね。 しかしながら、残酷なことに表示結果は変わらず「何故だ!!まぼろ
ヤフー株式会社は、2023年10月1日にLINEヤフー株式会社になりました。LINEヤフー株式会社の新しいブログはこちらです。LINEヤフー Tech Blog こんにちは、デザイナーの鈴木です。CTO室でユーザインタフェースの研究開発を行っています。 みなさんはスマートフォン向けのアプリケーションやWebページを作成する際、文字と行間の大きさをどうしたらよいか迷ったことはないでしょうか? 私たちはこの疑問を明らかにするためにクラウドソーシングを用いた大規模な実験を実施し、どんな大きさの組み合わせが適切であるか定量的・定性的な分析を行いました。本記事ではこの実験と分析の結果について述べ、さらにこの知見をヤフーニュースに適用した結果どのような貢献が見られたかお話しします。 予備実験 読みやすさに影響を与えうるフォントプロパティはさまざまなものが考えられます。私たちはその中から文字と行間の大き
Coinhive事件では、仮想通貨のマイニングツール「Coinhive」を閲覧者に無断で自身のWebサイトに設置したとして、Webデザイナーのモロさんが不正指令電磁的記録保管罪に問われた。一審判決では無罪となったが、二審では一転し罰金10万円の有罪に。2022年1月には最高裁判所が無罪判決を言い渡し、裁判は決着した。 無罪判決から1年以上たった今、なぜ今回の記事を公開したのか。モロさんは「なまじ注目を集めてしまっただけに、この事件にとらわれてクリエイターとしての本分を忘れてしまうことを恐れていた部分がある」と話す。しかし1年以上がたち、ある程度冷静に振り返ることができるようになったとし、業界の利益のためにできることはやるべきと思い至ったという。 「これまでのブログなどは、あくまで自分のことだけをできるだけ客観的に報告する、という趣旨で公開してきた。しかし、その中で知ったことや、教えてもらっ
――AIと著作権について詳しい福井健策弁護士のもとには、最近、生成AIに関する相談件数が増えているのではないでしょうか。また生成AIは一般企業にどんな影響を与えるでしょうか。 福井健策弁護士(以下、福井) 増えていますね。作品を持つ権利者、AI開発者、それに一般企業からも、生成AIの著作権問題についてどう考え、どう付き合ったらいいかというご相談が増えています。いわばコンテンツホルダー、開発者、ユーザーのすべてからご相談が寄せられるという状況です。 福井 健策(ふくい けんさく)氏。弁護士(日本・ニューヨーク州)/日本大学芸術学部・神戸大学大学院・iUほか 客員教授。1991年 東京大学法学部卒。1993年 弁護士登録(第二東京弁護士会)。米国コロンビア大学法学修士課程修了(セゾン文化財団スカラシップ)、シンガポール国立大学リサーチスカラーなど経て、現在、骨董通り法律事務所 代表パートナー。
1976年福岡生まれ。学位は文学修士(日本文学・精神分析)。大学院在学中に中学生40名を集めて学習塾を開業。現在は株式会社寺子屋ネット福岡代表取締役、唐人町寺子屋塾長、及び単位制高校「航空高校唐人町」校長として、小中高生150名余の学習指導に携わる。著書に『親子の手帖 増補版』(鳥影社)、『おやときどきこども』(ナナロク社)など。 ニュースな本 ビジネス・経済から、エンタメに教育、政治まで…。世の中には山のように書籍が存在する。その中から「読んでためになる」「成長できる」「思わずうなる」ような書籍を厳選し、その一部をお届けする連載。話題の新刊から埋もれた名著まで、きっと素敵な発見があるはずだ。気になる書籍があれば、ぜひ元の書籍を読んでほしい。 バックナンバー一覧 「一縷の望み」のような意味合いで使われる「ワンチャン」(one chanceの略)。主に若者の間で使われている言葉だが、その流行
KeebKaigi 2023 レポート ~Rubyコミュニティと自作キーボードコミュニティのつながりから生まれたイベント 2023年5月11日から13日に行われたRubyKaigi 2023のプレイベントとして、5月10日に自作キーボードに関するイベントであるKeebKaigi 2023が長野県松本市のコワーキングスペース33GAKUにて行われました。 会場入り口 KeebKaigiとは なぜ、RubyKaigiのプレイベントに自作キーボードのイベントが行われたのでしょうか? 近年のRubyKaigiの会場では、RubyKaigiの参加者たちが自主的に自作キーボードを持ち寄り廊下でミートアップが開催されていました。 そして今年の開催地である松本市には、44キーの分割キーボードであるSilverBulletや、自作キーボードの試作に便利な基板である無限の可能性の設計者である王立魔界鍵盤製作所
「部下にはあれこれ言葉を尽くして説明しているけれど、なかなかミスを減らしてもらえない」「チームの業務効率が悪い気がしていて上司に改善を提案してみたいが、私だと説明がうまくないからスルーされちゃうかな」。こんな思いを抱えたことがある人はいませんか? そういった「人を動かす」ことが苦手な人に向けて、「話し方や伝え方に困っている人たちの役に立つ」という思いをもとに数々の大企業を支援している高橋浩一(たかはし・こういち)さんは、人の「3つのタイプ」に着目することをすすめます。 構成/岩川悟 取材・文/清家茂樹 写真/石塚雅人 相手を「3つのタイプ」に分ける 人が動きたくなる「6つのツボ」 ビジネスパーソンが特に意識すべき「政治タイプ」 相手を「3つのタイプ」に分ける ここで紹介するのは、相手を「3つのタイプ」に分けるコミュニケーション術です。コミュニケーション術における人のタイプの分け方はさまざま
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