sfとliteratureに関するbarringtoniaのブックマーク (193)

  • 千葉集「わたしの海外野球SF短編ベストナイン」ショートver.公開! 『野球SF傑作選』より | VG+ (バゴプラ)

    『野球SF傑作選』の魅力はそれだけではない。高山羽根子によるエッセイ「永遠の球技」や磯上竜也による作品解説など、小説以外のコンテンツも充実している。 今回は、書に収録され、高い評価を受けている千葉集のコラム「わたしの海外野球SF短編ベストナイン」より、筆者が特別に改稿したショートバージョンをお届けしよう。フルバージョンは14,000字超で英語圏の野球SF短編を体系的に紹介しているが、ショートバージョンではその中から約4,700字で筆者が選ぶベストナインの紹介をお届けする。 千葉集「わたしの海外野球SF短編ベストナイン」ショート ver. 野球に絡めてなにかのベストを出すときには、打線を組むようにしなければならない。そんな作法がいつからか、ある。厳然として、ある。というわけなので、わたしも野球SF/F短編のオーダーをここに提出したい。 1(右)モリスン「スタア・スラッガー」 2(二)キンセ

    千葉集「わたしの海外野球SF短編ベストナイン」ショートver.公開! 『野球SF傑作選』より | VG+ (バゴプラ)
  • “新進作家”、レジェンド・エリスンに嚙みつく?――ハルキムラカミによる若干のSF批評に就いて - 街道日誌

    村上春樹の作品についてはさまざまな人がさまざまなことを言っているが、ある種の作品がSFの質を帯びているのは疑い得ない。「SFマガジン」が2006年に行ったオールタイムベスト・アンケートでは、『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』は国内SF長編48位にランクインしている。 さて今回は筆者が偶然発見した村上によるエリスン『死の鳥』書評を紹介する。氏がそのを「読んでいた」ことそのものは、翻訳家・風間賢二氏のエッセイ集『快楽読書倶楽部』(創拓社)によって熱心なSFファンの間ではこれまでも知られていた。ただ、この記事は風間氏が早川書房の編集者であった時代、喫茶店で原稿の受け渡しをした際に村上が『死の鳥』について言及した、と書いてある程度で、村上自身がエリスンについて書いた文章が存在するとは筆者はまったく知らなかった。また、インターネット上にもこの書評に言及しているサイトが見当たらないので

    “新進作家”、レジェンド・エリスンに嚙みつく?――ハルキムラカミによる若干のSF批評に就いて - 街道日誌
  • 北朝鮮SFの奇妙で謎めいた世界

  • SFと植民地 あるいはシンガポールで見る『カジノ・ロワイヤル』(自作宣伝です) - もう本でも読むしかない

    私事で恐縮ですが…… SFのテーマとしての植民地 シンガポールで見る007の衝撃 創作紹介 関連ブックガイド 私事で恐縮ですが…… Winsland House II 今回は私事と雑談なんですが、実は一昨年あたりからブログのほかに趣味SF小説を書いておりまして、WEBメディアのコンテストに応募したりしています。 昨年はバゴプラ/Kaguya Planet主催の「第3回かぐやSFコンテスト(特集・未来のスポーツ)」 にて選外佳作に選んでいただいたりもし、細々と楽しく活動しております。 Kaguya Planetについてはこちらの記事をどうぞ。作品へのリンクもあります。 pikabia.hatenablog.com この1月には同じくKaguya Planetの「気候危機」特集に合わせて行われた公募に向けて短編を書きました。そちらも現在カクヨムで公開しております。 kakuyomu.jp S

    SFと植民地 あるいはシンガポールで見る『カジノ・ロワイヤル』(自作宣伝です) - もう本でも読むしかない
  • サ!脳連接派『PROTOCOL TBD』(2023) - 最後の短篇企鵝の剥製

    walkingchair.booth.pm 予約してない病院の待合室に1000人ぐらい並んでて無限の待ち時間が生じているあいだ(診察からは絶え間なくギロチンの刃が落ちる音と悲鳴が聞こえた)に読んだ。 大戸又氏率いる日三大SF同人アンソロサークル、サ!脳連接派の新刊。今回のテーマは「サイバーパンク」。このサークルにしては、めずらしく、わりと直球なテーマ選びなのだけれど、寄せられた作品はどれもサイバーパンク+1といった感じでちょっとひねってくる。 そのひねり具合において豊かなアンソロジーだ。 個人的にはサイバーパンクは好きでもあり苦手でもある。好きな理由はよくわからないけどかっこいいからで、苦手な理由はかっこいいけどよくわからないからだ。 以下、特に必要のある場合を除いて作家や作品のアナロジーは用いない。なにか読み違いなどがあったら教えてくれ。 超田デルソル「おそれおおくも」 ・生体信号

    サ!脳連接派『PROTOCOL TBD』(2023) - 最後の短篇企鵝の剥製
  • Amazon.co.jp: Novels by Aliens: Weird Tales and the Twenty-first Century: Marshall, Kate: 本

    barringtonia
    barringtonia 2023/06/09
    異星人を語り手とした小説についての論考が出るらしい
  • スペースコロニー・レファレンスリスト - 100光年ダイアリー

    スペースコロニーの設定構築や考証用の参照先一覧と、いくつかのメモ。 関連主要SF 関連論文等 関連書誌 関連リンク バナール球か、バーナル球か 参考 オニール・シリンダーは2基でひとつ 参考 開放型円筒形スペースコロニー内部の大気循環 参考 付記 参考 関連主要SF アイザック・アシモフ,「地球人鑑別法」"To Tell at a Glance", 『変化の風』The Winds of Change and Other Stories 所収, 東京創元社, 創元SF文庫, (1986, 原著1983). スタンフォード・トーラスを舞台とした、その設定がオチと不可分になっているSFミステリの佳作短編。スポーク内のエレベータ描写などもある。Saturday Evening Post 1977年2月号に掲載されたものの全長版。創元推理文庫→創元SF文庫。 アイザック・アシモフ,「鳥たちのために」

    スペースコロニー・レファレンスリスト - 100光年ダイアリー
  • 大森望が語る、「ゲンロンSF創作講座・アンソロジー・引退」 | VG+ (バゴプラ)

    ライター 井上 彼方 更新日2023.04.1 大森望が語る、「ゲンロンSF創作講座・アンソロジー・引退」 写真 SFG 大森望インタビュー 大森望は書評家・SF翻訳家・SFアンソロジスト。これまで数多のSF小説を世に紹介し、翻訳を手掛け、アンソロジーを編み、SF界のスポークスパーソンとしての役割も果たしてきた。 2000年代後半には《年刊SF傑作選》や書き下ろしの日SFアンソロジーシリーズ《NOVA》を発刊し、創元SF短編賞の創設にも関わるなど、SF短編小説の盛り上がりを作ってきた。また2016年からは〈大森望ゲンロンSF創作講座〉を開始し、SF作家の育成にも尽力している。 今回は、SF同人誌を発行するSFGと共に大森望への共同インタビューを実施。インタビュアーはVGプラスの井上彼方が務めた。近年のSF短編小説の盛り上がりや今後の課題、SFアンソロジーを作る楽しさや苦労、そして大森望ゲ

    大森望が語る、「ゲンロンSF創作講座・アンソロジー・引退」 | VG+ (バゴプラ)
  • 素案:『黒丸尚翻訳SF傑作選 ディラック海のさざなみ』 - 視神経

    アンソロジーの敲き台。 言い出したからには案を出しておく。 1作家1作品。 2023年3月現在、収録書籍が新品または電子書籍で手に入る作品は採らない。該当するのはファーマー「シャーロック・ホームズ、アフリカの大冒険」、ギブスン「ホログラム薔薇のかけら」「記憶屋ジョニイ」「ガーンズバック連続体」。 分量は扉・解説等込みで文庫496ページを超えない程度にする。 『黒丸尚翻訳SF傑作選 ディラック海のさざなみ』 バリー・N・マルツバーグ「最終戦争」 キット・リード「シャン」 キース・ロバーツ「コランダ」 ノーマン・スピンラッド「美しきもの」 ハワード・ウォルドロップ「みっともないニワトリ」 ジョージ・アレック・エフィンジャー「まったく、何でも知ってるエイリアン」 ジョン・スラデック「古カスタードの秘密」 ウォルター・テヴィス「据置き家賃」 イアン・ワトスン「寒冷の女王」 スコット・ラッセル・サン

    素案:『黒丸尚翻訳SF傑作選 ディラック海のさざなみ』 - 視神経
  • レイシズム、ナショナリズム、パンデミック、そして世界戦争へ―仁木稔《HISTORIA》シリーズ|彰往テレスコープ

    2004年の第一作『グアルディア』からスタートしたSFシリーズ《HISTORIA》。「新型コロナウイルスの世界的流行と人種差別や国籍差別の猖獗、さらにヨーロッパにおける帝国主義の亡霊が復活したかのような侵略戦争、といった現実を目の当たりにする2022年の私たちは、今や《HISTORIA》シリーズがどれほど人類の諸相を「リアル」に描いていたか身をもって知ることができる。」(文・生素 仁) 世界的に流行する感染症によって、グローバルに接続した世界秩序が崩壊。感染者差別や人種差別が糧難を難民の発生によって助長され、各国は相互不信から戦争状態に陥る。先進諸国でも「捨て去られた古い価値観」であったはずのナショナリズムや権威主義が復活。核兵器や大量破壊兵器が見境なく使用され、人類は残った生存圏をますます縮小させていく……。 仁木稔によるSF未来史《HISTORIA》シリーズの世界観だ。まるでここ数年

    レイシズム、ナショナリズム、パンデミック、そして世界戦争へ―仁木稔《HISTORIA》シリーズ|彰往テレスコープ
  • 【やじうまPC Watch】 米SF雑誌Clarkesworld、AIによる剽窃作品の投稿増加により受付中止

    【やじうまPC Watch】 米SF雑誌Clarkesworld、AIによる剽窃作品の投稿増加により受付中止
  • スタニスワフ・レムのインヴィンシヴルをゲーム化する期待作「The Invincible」の新トレーラーがお披露目 « doope! 国内外のゲーム情報サイト

    スタニスワフ・レムのSci-Fi小説“インヴィンシブル”(砂漠の惑星)をビデオゲーム化する新作として、昨年9月にアナウンスされ、11月には舞台となる惑星“レギスIII”に焦点を当てるドキュメンタリー風映像をご紹介したStarward Industriesのデビュー作「The Invincible」ですが、年内のリリースに期待が掛かるなか、昨晩放送されたIGN FanFestにて作の新トレーラーがお披露目されました。 人類の進化と宇宙進出、未開の惑星で待ち受ける不穏な事態を描く最新映像は以下からご確認ください。 “The Invincible”は、冷戦時代を早期させるレトロフューチャーなアトムパンク世界が舞台となる一人称視点のSci-Fiスリラーで、恒星間宇宙船インヴィンシブルに搭乗した科学者“Yasna”となり、惑星“レギスIII”で行方不明となった乗組員を調査する決死の救出ミッションや

    スタニスワフ・レムのインヴィンシヴルをゲーム化する期待作「The Invincible」の新トレーラーがお披露目 « doope! 国内外のゲーム情報サイト
  • 雑誌掲載のみのSF短編紹介まとめ(随時更新)

    くじらい🐳 @hanfpen ゴッホの数々の奇行や作品の裏に隠された真実を描く芸術SF。〈苦痛の王〉周りの描写や、色彩しか感じられなくなったゴッホ視点での世界の見え方の描き方がすさまじい。 2021-10-22 09:53:35 くじらい🐳 @hanfpen マイクル・ビショップ「ジョージア州クズ・ヴァレー、ユキオ・ミシマ文化協会」(SFM1990/4)読んだ。 テキサス州の片田舎で、突如三島由紀夫大ブームが巻き起こる。街には半裸のミシマポスターが溢れ、子供たちはケンドーに励み、大人たちはセップクの儀に臨む。 pic.twitter.com/KSgwNW3MWx 2021-11-01 11:54:00

    雑誌掲載のみのSF短編紹介まとめ(随時更新)
  • 【新年特別企画】2023年 東京創元社 SF&ファンタジイ ラインナップのご案内 : Web東京創元社マガジン

    2023年01月02日12:00 by 東京創元社 【新年特別企画】2023年 東京創元社 SF&ファンタジイ ラインナップのご案内 カテゴリSFファンタジイ・ホラー あけましておめでとうございます。 今年刊行予定のSF・ファンタジイ作品ラインナップの一部をご案内いたします。年の読書計画の参考としていただければ幸いです。ここに紹介した以外にも、新作や名作の復刊・新訳など、東京創元社は創元SF文庫60周年を迎える今年も良質の作品をご紹介してまいります。年もご愛読のほど、どうぞよろしくお願いいたします。 (日語タイトルは一部を除き仮題です) 創元日SF叢書・単行・創元SF文庫の国内SF注目作 ■笹祐一『星の航海者(たびびと)』(創元SF文庫、3月刊) 人類が初めて開発に成功した系外惑星ディープブルー。そこに暮らす惑星記録員のミランダは、約120年ぶりに訪れる恒星間記録員メイアのアテ

    【新年特別企画】2023年 東京創元社 SF&ファンタジイ ラインナップのご案内 : Web東京創元社マガジン
  • 「赤色少女」『折りたたみ北京』『時ありて』『とうもろこし倉の幽霊』『終わりなきタルコフスキー』『花樹王国』『川端康成異相短篇集』 - Close To The Wall

    仙田学「赤色少女」 ケン・リュウ編『折りたたみ北京』 イアン・マクドナルド『時ありて』 R・A・ラファティ『とうもろこし倉の幽霊』 忍澤勉『終わりなきタルコフスキー』 磯崎愛『花樹王国』 高原英理編『川端康成異相短篇集』 仙田学「赤色少女」 文學界(2022年8月号) (特集 入門書の愉しみ) 文藝春秋Amazon「文學界」2022年8月号掲載の中篇。娘を育てながらモラハラ夫の世話もする「わたし」と、同様ののもとで子供を育てる父親山内の二人の、配偶者と子供のあいだですり切れる日々の描写がなかなか辛いと思っていたら破綻しかけた二つの家族が新しい関係に組み換わるのには驚いた。三人親子が二組、方や男が主に働き、方や女が主に働くという六人の関係が日々の疲れや孤立感から主婦と主夫とで不倫関係になっていくという叙述は具体的で読ませるものの面白みが薄いなと思っていたら、こういう新しい家族関係になるのは

    「赤色少女」『折りたたみ北京』『時ありて』『とうもろこし倉の幽霊』『終わりなきタルコフスキー』『花樹王国』『川端康成異相短篇集』 - Close To The Wall
  • 「感動」を求める人間を全力で刺しに来る異形の超怪作『わたしはあなたの涙になりたい』|nyapoona

    ガガガ文庫新人賞5年ぶり、満場一致の大賞受賞作にして「何故ライト文芸として出さないのか」と議論を呼んでいる四季大雅先生の『わたしはあなたの涙になりたい』を読みました。 感想としては、 とにかく歪で尖った、モンスター級の新人デビュー作であり怪作SF に尽きます。 「塩化病」という身体が塩になって死んでいく奇病により母親を失った少年と、母親から虐待を受けている少女の交流が主の話と書くと、ライト文芸でありがちな「キラキラ難病もの(死のリアリズムを排除したなんか綺麗な感じの難病で死んでいくヒロインとの恋愛を描いたライト文芸のジャンル)」に見えるし実際そうなんですが、恐ろしいのはキラキラ難病とそれに伴う「感動」を描く気があまり無くて、むしろそういった作品群で「感動」を期待する読者に思い切り冷や水を浴びせかけるつくりになっているところなんですね。 というのも、東日大震災や東欧の侵略戦争といった巨大な

    「感動」を求める人間を全力で刺しに来る異形の超怪作『わたしはあなたの涙になりたい』|nyapoona
  • 『The Poetics of Science Fiction』第3章のメモ - 青色3号

    2週間で1章くらいのペースで……とか言ってたんだけど、この章はかなりおもしろくて深みにハマってしまった。もうちょっとペース落としたいです。 承前: murashit.hateblo.jp 第3章のざっくりまとめ: 章の目的 SFにおける「言語学」「言語」への意識や実際の扱いについて検討していく おおまかな流れ SFにおいて現実の言語学への理解は浅い傾向にあるものの、そう言って切って捨ててしまうだけにもできないよ 「言語」と「思考」を素朴に切り離せるような言語観に基づく描写も多い一方で、ディストピアSFに頻出する言語の抑圧など、それらの切り離せなさへの認識に基づく作品も古くからあったよ 同じようにスタイルに対する意識が薄いジャンルだったけれど(たぶん「言語-思考」と「文体-内容」をある程度類比している)、ニューウェーブ以降は多様化が進んだよ。その例をいくつか見てみるよ(ここはたぶん、言語変

    『The Poetics of Science Fiction』第3章のメモ - 青色3号
    barringtonia
    barringtonia 2022/11/10
    自然主義文学などというものは所詮スペキュレイティブ・フィクションの些細なサブカテゴリーに過ぎないのだ、と喝破するディレイニー先生
  • 国書刊行会創業50周年

    国書刊行会は 創業50周年を迎えました。 小社は1971年に学術資料の復刻出版を目的として設立されました。 1975年の『世界幻想文学大系』の刊行を契機に、海外文学・幻想文学まで分野を広げ、 現在では歴史・仏教などの学術書から美術・映画をはじめとした芸術書まで、 幅広い分野で「国書刊行会らしさ」を追求することをモットーに コンスタントな出版活動を続けています。刊行書籍の総点数も50年で4000点を超え、 今後も良質な出版を目指し努力を重ねて参る所存でございます。 どうか引き続きのご支援とご鞭撻をお願い申し上げます。 私が選ぶ国書刊行会の3冊 各界著名人の方々に「私が選ぶ国書刊行会の3冊」と題して 各3点(シリーズ含む)を選書いただきました。 ページではその推薦者と推薦書、コメント(一部抜粋)を紹介いたします。 各推薦者によるコメントの全文は、 フェア開催書店で無料頒布する創業50周年記念

    国書刊行会創業50周年
  • サイノフォン――1 華語文学の新しい風 - 白水社

    まったく新しい文学の風が吹いてきた。 〈サイノフォン=華夷風〉は驚きの連続をもたらしてくれる。 失われた世界の情景を蘇らせ、東アジアの過去を未来に向けて照射する作品群の鮮烈なきらめきに、興奮を禁じえない。 ――野崎歓 華語文学の世界を全方向から紹介する初めてのアンソロジー。 中国から東南アジアまで、リアリズムからSFまで、多様なスタイルで多元的なテーマを網羅した必読の一冊。 ――劉慈欣 近年注目を集めている華語文学の新たな流れを紹介するシリーズ〈サイノフォン〉第一巻。 ここでいう「華語」とは、広く諸方言も含めた中国語を指し、世界各地の華人コミュニティや中国国内において、多元的、流動的、混成的に用いられる。 二十世紀以降のグローバリゼーションの波と華文文化の発展によって生み出された文学は、従来の中国中心主義の「中国文学」の括りに収まらない。サイノフォンとは、中国大陸を含め、東南アジアに根をお

    サイノフォン――1 華語文学の新しい風 - 白水社
    barringtonia
    barringtonia 2022/10/07
    “第一巻は、その豊かな広がりを紹介するアンソロジー。香港の高層ビルからチベットの聖なる湖まで、シカゴのバーからマレーシアの原生林まで。小説、旅行記、詩、SFなど、多様な領域から世界を切り取る17篇”
  • 「プロジェクト・ヘイル・メアリー」の素晴らしくも誤訳まみれの翻訳|広島鍋

    この文についてこの文は「プロジェクト・ヘイル・メアリー」の誤訳についてのものだ。 だから、未読の人はまずは書を読んでみてほしい。 できれば原書を、それが難しいなら翻訳を。 「プロジェクト・ヘイル・メアリー」は素晴らしいだ。 原文はもちろん、そして訳文もある程度は。 翻訳がひどいとは言わない。 このAmazonのレビューは4.7だ。 ひどい翻訳なら決してこうはならない。 しかし、誤訳は誤訳であり、この翻訳はそれによってある程度損なわれている。 誤訳だらけの素晴らしく読みやすい翻訳と、誤訳のない読みにくい翻訳はどちらがいいか? これはもちろん程度問題なのだが、少なくともこの翻訳については、「誤訳のない読みにくい翻訳よりいい」と言える。 それぐらい読みやすい翻訳だ。 では、なぜぼくは世間にあふれる誤訳のない読みにくい翻訳について書くのではなく、この翻訳——誤訳だらけの素晴らしく読みやすい

    「プロジェクト・ヘイル・メアリー」の素晴らしくも誤訳まみれの翻訳|広島鍋