◇7月丸々やることない/自民「政治とカネ審議」 「参院から情報が漏れているらしいね」 政府・与党が会期延長で合意した1日。午後3時からの自民党役員会が終わると、麻生太郎首相は尾辻秀久参院議員会長を呼び止めて苦言を呈した。首相が午後2時半に与党幹部に告げた「55日」の延長幅が参院側から報道陣に漏れたとの情報が広まっていた。 参院民主党の抵抗を念頭に「重要法案が参院に回ってきた時点から60日考えないといけない」(谷川秀善・参院自民党幹事長)と、8月上旬まで「60日プラスアルファ」の延長を主張していた参院自民党にとって、55日は寝耳に水だった。 延長幅の圧縮を主導したのは自民党の大島理森国対委員長だ。60日以上の延長にすると、補正予算関連法案の再可決が確実になる8月上旬まで解散しないというメッセージになりかねない。首相に近い大島氏は、国会日程に緊張感を持たせる必要があると考えた。 しかし、自民党
【議員会館】 〒100-8981 東京都千代田区永田町2-2-1 衆議院第一議員会館301号室 電話:03-3581-5111(代表) 海上自衛隊の給油活動を再開させるための新テロ対策特別措置法案を成立させるため、臨時国会が再延長されることになりました。 これまで何度も言ってきましたが、私はこの法案は国益という観点からみて、断固として成立させねばならないと思っています。すでに、衆院で可決して参院に送られているわけですから、まずは参院でイエスかノーの結論をきっちりと出してもらわねばなりません。 もちろん、民主党をはじめとする野党の方々にも理解をいただき、修正などがあっても法案に賛成していただく事が一番良いと思っています。 逆に一番まずいのは、参院で結論を出さず、60日したら衆院に法案が戻ってきてしまうことです。これはどう考えても参院という院の存立にかかわる話になるわけで、きちんと結論を出すこ
首相発言に広がる波紋=あきれる与党、勢いづく野党−郵政民営化 首相発言に広がる波紋=あきれる与党、勢いづく野党−郵政民営化 郵政民営化には「賛成ではなかった」とした麻生太郎首相の発言が、9日も波紋を広げた。首相は衆院予算委員会での答弁で「反対だったが(総務相として入閣後)2年間勉強して民営化した方がいいと考えた」と軌道修正したが、格好の追及材料を得た野党は勢いづくばかり。首相を支えるべき与党内からも「あきれた」の大合唱が聞こえてくる。 「(首相が)政調会長時代に考えていたことを紹介してしまったのかもしれない。総務相になって常に法案の内容を議論してますから、誤解ないように」。自民党の細田博之幹事長は記者会見で首相を擁護してみせたが、混乱の種をまいたことへのいら立ちからか、口調には投げやりなトーンもにじんだ。 同党内では「余計なことを言ってくれた。おれは怒っている」(政調幹部)、「首相がそ
参院予算委員会で民主党の石井一氏の質問を聞きながら書類に目を通す麻生太郎首相=20日午後1時23分、国会・参院第一委員会室(酒巻俊介撮影) 麻生太郎首相の漢字の使用、読み方をめぐり、20日の参院予算委員会で、民主党の石井一副代表が首相にかみつく一幕があった。 石井氏は、月刊誌「文芸春秋」の昨年11月号に掲載された首相の手記で使われた「就中(なかんずく)」など12個の漢字を並べたボードを用意し、「相当高度な漢字だ。これを隠して、どれだけ読めるかやってみたかったが、先に渡してあるから今なら読めるだろう」と首相を挑発した。 これに対し、首相は「多分、みなさんが読みにくいのは『窶し(やつし)』ぐらいではないか。後の漢字は普通、みなさん読める」と答えたが、さらに石井氏は「もしそうなら、なぜ未曾有を「みぞうゆう」、踏襲を『ふしゅう』と言うんだ。おかしい。強弁だ」と反論した。
衆院は6日、平成20年度第2次補正予算案に関する中川昭一財務相の財政演説に対する各党の代表質問を行い、与野党の論戦が始まった。今国会を「倒閣国会」と位置づける民主党は雇用対策と定額給付金にテーマを絞り、政府の対応を徹底批判。麻生太郎首相は初日から防戦を強いられる展開となった。 「愕然(がくぜん)とする事態が発生した。坂本哲志総務政務官の発言は麻生内閣の本音か。失業者に対しあまりに無礼な発言だ。発言を撤回をして済む話ではない。即刻、坂本氏の解任を求める!」 最初に質問に立った民主党の鳩山由紀夫幹事長は強気に責め立てた。坂本氏が東京・日比谷の「派遣村」の失業者らを「本当にまじめに働こうとしている人たちか」と発言したことは、絶好の攻撃材料となったようだ。首相は「職を失い困っている人にとって不適切な発言だ」と陳謝したが、罷免は拒否した。 鳩山氏の勢いは止まらなかった。首相が3年後の消費税増税を明言
自民党内で18日、麻生太郎首相が民主党の小沢一郎代表と党首会談を行ったことに、「民主党の審議拒否のアリバイ工作に使われた」などと首相を批判する声が噴出した。定額給付金問題で混乱を露呈した麻生政権が、国会対策でも迷走を始めた格好だ。一方、会談で小沢氏ペースを印象付けた同氏も、衆院解散に追い込めない状況を打開するまでは至っておらず、依然足元に不安を抱えたままだ。【西田進一郎、近藤大介、渡辺創】 「マスコミは6対4で民主党寄りだ。会談の経緯をちゃんと国民に説明してほしい」。18日午前の自民党役員連絡会。菅義偉選対副委員長は会談に応じた党執行部の判断に疑問を投げ掛けた。 大島理森国対委員長は同日の代議士会で、会談の経緯を説明したが、若手議員からは「やらなきゃいいじゃないか」「何で会ったんだ」などの不満の声が上がった。東京・有楽町で行われた街頭演説でも、弁士の中山泰秀衆院議員が「民主批判ではなく、首
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