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  • 緒方林太郎『公務員人件費(その1)』

    治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 公務員人件費の削減というテーマ、ずっと課題にしています。お叱りを承知で言えば、解雇が出来るわけではなく、かつ、懲戒でもない限りは降格も難しい、人事院勧告もあるということですので、相当に難しいわけです。短期的に削減できる幅は相当に限られています。ということで、私なりに「これをやれば人件費は削れる」というものを幾つかに分けて提示したいと思います。 まず、公務員制度を見ていると、(すべてがそうだとは言いませんが)高位の職種に職員が相対的に集中しているということがあります。これだと分かりにくいので、人事構成や給与構成の図で言うと「(下が窄んだ)釣鐘型」になっているケースがかなりありました。民間企業では普通は「強烈なピラミッド型」のはずです(でな

    緒方林太郎『公務員人件費(その1)』
  • 緒方林太郎『公務員人件費(その2)』

    治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 前回に続いてですが、基的には似たようなことです。「級が上がらない人を号で面倒を見ない」ということです。「似たようなこと」と書きましたが、正確には「前回のエントリーの内容を別の視点から見た」だけです。 これはよく説明しないと分かりません。役所の職階制度には「級」と「号」があります。「級」というのは、非常にザックリ言うと「出世の度合い」です。「号」というのは、「その度合いの中での細かなランク付け」です(正確な表現ではないことにご留意ください。)。 その中で、例えばキャリア職員というのは級がドンドン上がっていきます。今は制度が変わりましたけど、私が役所に入った時は3級1号でした(以下「3-1」)。大体、こんな感じで上がっていった記憶がありま

    緒方林太郎『公務員人件費(その2)』
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    biconcave 2010/12/13
    >役所というのは、昇格しなくても給与は号の部分で面倒を見ていくようなところがかなりあるのです。そうすると、結果として「課長並みの給料を貰う係長」みたいなことが頻繁に役所では起こります。
  • 緒方林太郎『象牙海岸(その後)』

    治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 先月、こんな記事 を書きました。期待感を持ってはいましたが、結局、現時点で起きていることはこんな感じです。 ○ 第二回投票ではウアタラ候補がかなりの差を付けて勝ったと思われる。 ○ ただ、それを事前に察知したバグボ現大統領が結果の公表を徹底的に邪魔した。 ○ バグボは最終的に自分に近い人間で占められている憲法評議会に自分の当選を宣言させ、しかも、勝手にバグボが就任宣誓をした。 ○ これに対抗して、ウアタラも自分が大統領就任を宣誓した。 もう泣けてきます。一番分かりやすいダメダメシナリオです。なお、フランスはウアタラ当選を認め、さっさとバグボは引けと言わんばかりの姿勢です。かつ、欧米諸国やアフリカ連合はウアタラ当選を認めているようです。た

    緒方林太郎『象牙海岸(その後)』
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    biconcave 2010/12/06
    お猿こぢさん…w>(恐らく、バグボが嫌いで仕方がない)サルコジが圧力をかけるような事態は最悪です。
  • 緒方林太郎『ハローワーク』

    治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 今、党内では出先機関改革ということで、幾つかのテーマについて議論が進んでいます。その中で大きな議論が起こっているのが、「ハローワークの地方移管」です。 これは色々な方面からの議論があります。地元で話を聞いてみると「生活保護、県営住宅、市営住宅の管理といった話とハローワークの業務は切っては話せない。地方移管して、地域毎の事情に合った雇用行政が行われるべき。」ということをよく言われます。逆に全国の統一的な労働行政の観点からは「地方移管した際に、首長の裁量で労働行政サービスが下がることは看過しがたい。」ということになります。まあ、厚生労働省職業安定局が自分の権限保持のために暗躍しているという噂も聞きます(が、実態は知りません。)。 なお、私は

    緒方林太郎『ハローワーク』
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    biconcave 2010/11/28
    国際条約がどうのこうのってのも結構まゆにつばつけて聞かないといけないのね
  • 緒方林太郎『Gewaltapparat』

    治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 題が横文字で申し訳ありません。ドイツ語でして、最近は「暴力装置」という訳語で知られている言葉です。自衛隊は「暴力装置」と発言した仙谷官房長官がお叱りを受けています。 既に多くの方が指摘のとおり、この言葉はマックス・ウェーバーが使っていたものでして、私も何ら違和感がありません。国家というものを運営していく際には、暴力を抑制するために「暴力装置」が必要であるという文脈で警察や軍隊が列挙されています。正に合法的に暴力装置を有することが出来る存在として国家というものがあるということです。いまだに私にはなんで、これが批判、糾弾の対象となるのかが分かりません。「自衛隊を暴力団みたいに言うのはけしからん」という発言が何処かであったのですが、それは単な

    緒方林太郎『Gewaltapparat』
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    biconcave 2010/11/24
    >逆に考えれば、この「暴力装置」騒動は別の問題を惹起しているような気もします。つまり、自衛隊が暴力装置ですらなくなったということなのかもしれません。
  • 緒方林太郎『困るなぁ・・・』

    治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 先日、防衛事務次官から「隊員の政治的中立性の確保について」という通達が出ました。まずは、そのまま抜粋します。 【通達(抜粋)】 先般、自衛隊の施設内で行われた行事において、自衛隊の協力団体の長が挨拶し、同施設を管理する自衛隊側が自衛隊側(昭和29年法律第165号。以下「法」という。)第61条及び自衛隊法施行令(昭和29年政令第179号。以下「令」という。)第87条に規定する隊員(法第2条第5項に規定する隊員をいう。以下同じ。)の政治的行為の制限(政治的目的のために国の庁舎、施設等を利用させること等を禁止)に違反したとの誤解を招くような極めて不適切な発言を行った。 防衛省・自衛隊としてはかかる事案が二度と起きないよう、各種行事への部外の団

    緒方林太郎『困るなぁ・・・』
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    biconcave 2010/11/19
    こういうのは常に程度問題になるんで難しいけど,どこかで制限は必要だと思うよ>問題の発言は、単なる批判的立場の表明ではなくて現政権打倒を隊員に呼びかける形をとったのがまずかった
  • 緒方林太郎『TPP』

    治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 久しぶりに外交ネタです。 この数週間、突如、TPPという名前が有名になりました。Trans-Pacific Partnershipで「環太平洋連携協定」というものです。これは域内の高度な自由化を目指すもので、シンガポール、ブルネイ、チリ、ニュージーランドの4ヶ国でスタートしました。オーストラリア、ペルー、アメリカ、ベトナムが加わり、マレーシア、カナダ、コロンビアが入る意思を持っているようです。 永田町的視点から話すと、この件で動きが早かったのが農林水産省でした。「完全自由化を強制され農業が崩壊する」という大キャンペーンをやりました。これで与党議員の頭づくりがかなり進んでしまったところがあります。その後に経済産業省が別の視点からの話を持っ

    緒方林太郎『TPP』
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    biconcave 2010/11/08
    >「いつでも出ていける」という当たり前のことが共通認識になりませんでした/ルールから貿易から完全自由化がほぼ可能なのはシンガポールだけ/国際ルールは天から降ってくるものではなく、自分たちでつくるもの
  • 緒方林太郎『事業仕分け第三弾(その12)』

    治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 何はともあれ、私が主査を務めていたセッションはすべて終了しました。30日は終わった後、地元に戻るためにダッシュで新幹線に乗り込みました。新幹線で車窓から流れゆく景色を見ながら、この2ヶ月半くらいのことが脳裏によみがえってきました。 全体としての、自分自身の出来映えについては「55点」くらいかと思います。思っていたことの半分強しか出せなかったように思います(なお、これは自分に対する評点であり、作業全体への評点ではないことを申し添えます。)。時間的な制限や周囲との関係等、まあ、自分なりに尽力したつもりではありますが、これは自分自身の至らなさだと結論づけています。 「埋蔵借金」の話が事前にクローズアップされました。私は「どれくらいのお金が出る

    緒方林太郎『事業仕分け第三弾(その12)』
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    biconcave 2010/11/01
    >交付税の配布に伴う借金は(特会のバランスに乗っていないものも含めると)既に70兆円のオーダーになりつつありますし、既に臨時財政対策債の引き当てをするために更に借金をするという構図になっています。
  • 緒方林太郎『EPA・FTA交渉』

    治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 EPA・FTAに関する交渉が久しぶりに政治の前面に出てきています。APEC議長国ということがあるため、例えばアジア太平洋自由貿易地域(FTAAP)や、非常に高レベルの自由貿易協定を締結しようとする環太平洋経済連携協定(TPP)についての立場を固めていく必要があるということでしょう。 FTAAPというのはAPEC内で議論がスタートしたものですので、たしかにAPEC議長国が立場を明確にしないというのはありません。これまでの立場を調べてみたら、「我が国はFTAAP構想の将来像やこれに至るあり得べき道筋に関する議論をリードしていく。」みたいな、どうでもいいコメントばかりが見つかりました。若干トートロジー的になるのですけども、こんなコメントに留ま

    緒方林太郎『EPA・FTA交渉』
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    biconcave 2010/10/09
    まったくだ>重要なのは「折り合えなければ止める」ということです。当たり前のことなのですが、どうも日本はそのあたりがとてもとてもナイーブです。
  • 緒方林太郎『事業仕分け第三弾(その8)』

    治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 党の特別会計仕分けプロジェクト・チーム(PT)の報告会が終わり、その後、行政刷新会議会議で今月下旬の仕分けの仕分け人になりました。おまけとして、再度、班の主査を蓮舫大臣から指名されました。これまでの国土交通省、法務省、総務省の特別会計に加え、農林水産省関係の特別会計も担当することになります。 我が班は長前大臣、多平直代議士という先輩議員に加え、党のPTのワーキングチーム(WG)でも一緒だった岡田康裕代議士、花咲宏基代議士と、別WGで精力的にやっておられた長島一由代議士でやっていくことになります。国務大臣経験者を擁するチームの主査というのは荷が重いですが、期待に応えられるように精進するだけです。 そんな中、一部報道に「民主報告書、

    緒方林太郎『事業仕分け第三弾(その8)』
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    biconcave 2010/10/06
    >今回の記事で相場観が出来上がってしまい、廃止される特別会計の個数が9に満たなければ「目標達せず」とか書かれるんですかねぇ。マッチポンプ的で不本意ですし、事の本質とは大きくかけ離れていると思います。
  • 緒方林太郎『事業仕分け第三段(その4)』

    治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 こんな代表選の最中にも事業仕分けのヒアリングは進んでいます。今日はちょっと世論の流れとは違う話をします。 ある有識者と話していた時のことです。「特別会計はけしからんから潰せ、という一定の世論がある。だけど、逆にけしからんからそのままにしておけ、という特別会計があるのではないか。」という指摘がありました。具体例を出すと今後の仕分けに差し支えるので、あくまでも一般論で話します。 実は特別会計18(勘定51)の中には「もう、特別会計でいるのが辛くてたまらないから一般会計に組み込まれたい」と思っているものが幾つかあります。一般論で言うと「借金をたくさんこさえている特別会計」です。もう、特別会計で区分経理して回していくのがきつくなっていて、できれ

    緒方林太郎『事業仕分け第三段(その4)』
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    biconcave 2010/09/11
    「特別会計はけしからんから潰せ、という一定の世論がある。だけど、逆にけしからんからそのままにしておけ、という特別会計があるのではないか」「はなれですき焼き食って借金こさえたので、母屋にすり寄ってきた」
  • 緒方林太郎『事業仕分け第三段(その3)』

    治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 総務省、国土交通省、法務省所管の特別会計の仕分け担当主査になって、今はヒアリングをひたすらやっていますが、とても良い勉強になっています。元々外務省という非事業系官庁にいたので、聞くこと一つ一つがとても新鮮です。 ただ、やっぱり中央官庁に11年強居た経験というのは、それなりに活きていて、比較的説明がスッと入ってきやすい方にはいると思います。官庁の用語というのは一定のリテラシーが必要になります。例えば、「この予算は概ね●●に使われています」と言うと、「概ねということは、概ねに含まれないものがあるのだな。そりゃなんだ。」という感じで発想できるかどうかは少し技術が要るところです。昔、吉田戦車の漫画で「果汁80%」と書いてあるジュースを見たかわう

    緒方林太郎『事業仕分け第三段(その3)』
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    biconcave 2010/08/28
    >「母屋でおかゆ、離れですきやき」みたいな情緒論では絶対に議論には勝てません。「特別会計はチェックが効かず、ムダの温床になっている」なんて総論でも出そうものなら、完膚なきまでに叩きのめされてしまいます
  • 緒方林太郎『談話』

    治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 日韓併合100年の節目に総理大臣談話が出ました。まずは「事実と法令」にのみ依拠して、私なりに極めて冷静に論評してみたいと思います。政治的な意義等は後日に回します。 よく「村山談話の焼き直し」と言われますが、該当部分を見てみましょう。 【今回の談話】 年は、日韓関係にとって大きな節目の年です。ちょうど百年前の八月、日韓併合条約が締結され、以後三十六年に及ぶ植民地支配が始まりました。三・一独立運動などの激しい抵抗にも示されたとおり、政治的・軍事的背景の下、当時の韓国の人々は、その意に反して行われた植民地支配によって、国と文化を奪われ、民族の誇りを深く傷付けられました。 私は、歴史に対して誠実に向き合いたいと思います。歴史の事実を直視する勇

    緒方林太郎『談話』
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    biconcave 2010/08/12
    まあここまで(北朝鮮ではなく)韓国一国に絞った強いメッセージを出すのは興味深いね。
  • 緒方林太郎『非核三原則の法制化(再掲(のようなもの))』

    治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 非核三原則の法制化について、議論が出ています。「持たない、作らない、持ち込ませない」という、いわば国是みたいなものです。これをそのまま法律にしてはどうかという動きです。 基礎的な知識として、あえて言えば、既に非核三原則の内容は種々の法令によって担保されているのです。「核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律」等を通じて、内容的には非核三原則は既に実施されているのです。単に真正面から非核三原則について書いてないだけで、関係法令をすべてつなぎ合わせれば、持つ、作る、持ち込ませる、というすべてが不可能になっています。 ということで、非核三原則をそのまま法制化したところで、法令上は追加的な義務は全くないと言っていいのです。あくまでも象

    緒方林太郎『非核三原則の法制化(再掲(のようなもの))』
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    biconcave 2010/08/10
    > 基礎的な知識として、既に非核三原則の内容は種々の法令によって担保されているのです。「核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律」等を通じて、内容的には非核三原則は既に実施されているのです。
  • 緒方林太郎『国家戦略局』

    治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 国家戦略局を作ることが断念されました。残念と言えば残念ではありますが、逆に言うと「そもそも、どういうものになるのかがよく分からなかったので、残念さも半ば」くらいの感じです。なお、以下において、私は決して「国家戦略局」が成立しなかったことの言い訳をする意図は一切ありません。 この件に関しては、私は明確な意見があります。別に箱(組織)は何でも良いわけで、ともかく総理とそれを支える人間が強い覚悟と決意さえ持っていれば物事は進むし、それがないのであれば、どんなに立派な箱を作っても機能しない、ということです。そういう意味で、国家戦略局が予算作成を始めとする国政の重要なテーマについて、きちんと成果を発揮するためには、目標設定ときちんとしたスタッフが

    緒方林太郎『国家戦略局』
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    biconcave 2010/07/25
    そーね、器は何でもいいんだろうけどね
  • 緒方林太郎『一般論』

    治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 あくまでも政治の世界での「一般論」ですが、社会的に非常に強い、あるいは極端な主張をする野党は、一旦政権入りすると勢力を落としていく、ということがあります。 例を挙げると、フランスの共産党やオーストリアの自由党(極右)があります。どちらも政権入りした結果、世論の支持を非常に落としていきました。彼らを取り込んだミッテラン大統領、シュッセル首相はそういう意図を持った上で政権に取り込んだのかどうかは分かりませんが、結果から見れば、これら政党の弱体化に繫がっています。 政権に入ると様々な現実に直面し、なかなか野党時代のような主張が貫徹できるわけではありません。強い主張をすればするほど、そのコントラストは強烈です(それは我が党にも言えることだという

    緒方林太郎『一般論』
  • 緒方林太郎『IWC』

    治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 最近、あちこちで「日はIWCでのお仲間作りのためにODAの無償資金協力援助をチラつかせて圧力をかけているのではないか?」という批判があります。私は「ありとあらゆる手段」を使って、日の捕鯨を守るべきであるという考えの人間ではあります。しかし、それでもあまり気持ちの良くない思いをしたことがあります。 昔、セネガルに勤めていた時のことです。年に何回かは水産庁国際課の企画官と呼ばれる人が出張してきていました。西アフリカの北大西洋沖は、海流が北上していくため良い漁場になっています。特にモーリタニア、セネガル辺りの排他的経済水域はかつては日の漁船がどんどん出てきていました。今は買い付けが主になっていますが、いずれにせよ、日にとってとても重要

    緒方林太郎『IWC』
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    biconcave 2010/06/22
    ぶっちゃけすぎわろた
  • 緒方林太郎『それをやるなら、これもやるべし(その2)』

    治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 時折、議員の歳費・報酬削減が提起されます。私は「まず、議員が身を切り、そして行政に切り込み、最後に国民に負担を求める」というプロセスを強く信じている人間です。音では「うーん、歳費削られると痛いよなあ。」という思いは勿論よぎります。しかし「そういう個人的な思いを優先させてはいけない。皆、苦しいのだから。」と矜持を持ちたいと思います。 ただ、それをやるのであれば、併せてやるべきことがあります。 一番大きいのは「寄付をする行為、求める行為の厳格な禁止」です。私は法令で禁じられる寄付行為(お祭りの際のご祝儀等)をやらないようにしているのですが、これは結構キツいのです。「あの人は持ってきたのに、緒方議員は持ってこない」みたいな風評は、実は政治

    緒方林太郎『それをやるなら、これもやるべし(その2)』
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    biconcave 2010/06/17
    うーむ,寄付禁止って日本的慣習の中では以外に厄介なんだよなホント
  • 緒方林太郎『政調復活』

    治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 党代表の交代によって、我が党内に「政策調査会」の復活が決まったようです。それはそれで了とするのですが、気になったことを書き連ねておきます。「政策調査会」とは、党側の政策機関といえば一番分かりやすいですね。かつて、自民党時代は政府が出す法案の事前審査の機能も持っていました。小沢前幹事長の肝煎りで一旦は廃止されました。 たしかに、党の政調がなかったことによってマイナスがあったのは事実です。一番大きかったのは、政権内に入った人とそうでない人の間との政策についての知識の差が非常に大きく開いたということです。大臣、副大臣、政務官といったかたちで政権内に入った方は政治主導の下で政策面でどんどん情報が入ってきて、「ああ、かつての盲腸的な副大臣、政務官

    緒方林太郎『政調復活』
  • 緒方林太郎『郵政に関する諸々(その2)』

    治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 郵政民営化見直しについて、ジュネーブでWTO大使級会合が行われたとのことです。WTOサービス貿易協定の内国民待遇の保証に反するのではないかという懸念が表明されたようです。たしかに、郵貯と簡保については、日は内国民待遇を約束済みですので、国内企業と外国企業で異なる扱いをしていればWTOサービス貿易協定違反になります。 ただ、私はこの欧米の主張に何となく幾つかの違和感があります。 まず、そもそも民間企業は預金額、保険額に上限はありません。郵貯は1000万円、簡保は1300万円の上限が掛かっていました。それを上限をそれぞれ2000万円、2500万円に上げたからといっても、やはり上限は掛かっているわけで、日企業、外資系企業を問わず、不利な条

    緒方林太郎『郵政に関する諸々(その2)』
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    biconcave 2010/06/03
    外資系保険会社の例を引くまでもなく,欧米の主張にも既得権益保護の意味が濃いものは多い。自由貿易市場主義みたいなイデオロギックな主張だけをしてるわけじゃないのだ。