衆院選福島5区で事実上の一騎打ちを演じるとみられる自民、民主両陣営の選対本部長が、解散前に相次いで辞任した。衆院選の2週間後に控えたいわき市長選(9月13日投票)をめぐる動きで、今後も衆院選と市長選が複雑に絡み合いながら推移しそうだ。 自民党前衆院議員の選対本部長だった渡辺敬夫県議(63)は7月上旬、市長選立候補に備えて本部長を辞任した。本部長を引き受けたのは昨年12月のこと。市長選の9カ月前で、渡辺氏は「解散がここまで遅くなるとは思わなかった」と苦しい胸の内を明かす。 一方、民主党前衆院議員の選対本部長だった佐藤健一県議(60)も同じ時期に辞意を伝え、解散3日前の18日に受理された。 理由は「市長選に立候補する渡辺氏の支援に本腰を入れたい」。2人は親類関係にあり、佐藤氏は個人的に渡辺氏を支援するとみられている。 両陣営とも後任の選対本部長が既に決まっており「交代による影響はない」
福島4区、三つどもえ 小熊氏、無所属で出馬へ/衆院選 会津若松市選出の県議、小熊慎司氏(40)=自民・2期=は11日までに、次期衆院選で福島4区から立候補する意思を固めた。自民党を離党し、無所属で出馬する見通し。12日に会津若松市で開く後援会の役員会で出馬要請を受け、決断するとみられる。 自・民一騎打ち崩れる 同選挙区には、民主現職の渡部恒三氏(77)=13期、自民現職の渡部篤氏(57)=1期=が出馬を表明している。小熊氏の立候補により、自民、民主の一騎打ちの構図が崩れ、三つどもえの争いとなる公算。衆院議員任期満了まで3カ月を切った段階での出馬表明は、同選挙区に波紋を広げそうだ。 同選挙区の会津地方は、立地企業の業績低迷や中心市街地での大型店の相次ぐ撤退など経済の地盤沈下が進んでいる。小熊氏は、地域の閉塞(へいそく)感打破を求める有権者の声に応える形で出馬に踏み切るもようだ。 小
準大手ゼネコン「西松建設」(東京都港区)側が2003~04年、福島県内の建設会社に無担保で融資し、回収不能になっていた約2億3000万円。 西松建設は電力会社からの残土搬出事業の受注を当て込み、建設会社は残土の埋め立て予定地を所有していた。ところが、複数の関係者の証言をたどると、実際には残土搬出事業は存在しなかった。不透明な融資はなぜ、実行されたのか。 同県広野町の山中に広がる約25ヘクタールの採石場跡地。山を崩した後にできた大きな穴に雨水がたまり、池になっていた。土地を所有する楢葉(ならは)町の建設会社は2000年に操業をやめている。 同社幹部によると、西松建設東北支店の幹部がこの跡地を訪ねてきたのは03年秋頃。「ここは宝の山だ」と話したという。 県内の原子力発電所が、海底からしゅんせつした残土の処理に困っている。その搬出事業を請け負えば、大きな売り上げが期待できる。残土で穴を埋め、トマ
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