16日付の米紙ワシントン・ポストは米政府当局者らの話として、サウジアラビアやカタールなどの資金援助により、シリア反体制派に大量の武器が流れ込んでいると伝えた。 米政府当局者は、米国は武器を供与していないと強調。一方でオバマ政権は反体制派との接触を活発化させていると述べ、湾岸諸国との間の調整役を果たすことによって反体制派を間接的に後押ししていることを認めた。 同紙は、多くの米当局者がシリア国内の軍事衝突の拡大は避けられないとみていると報じた。 アサド政権と対峙するシリア反体制派はこの数週間で質量ともに格段に軍備を増強し、首都ダマスカスのほかトルコやレバノンとの国境近くに武器を蓄えているという。(共同)