日本共産党の井上哲士議員は28日の参院法務委員会で、刑務所等を退所した発達障害者への支援充実とともに最高裁がその特性などの周知・徹底を図ることを求めました。 井上氏は、発達障害の一種であるアスペルガー症候群を有する42歳の男性が実姉を刺殺した殺人事件で、大阪地裁が求刑の16年を超える懲役20年の実刑判決を出したことに対し日本自閉症協会や日本発達障害ネットワーク、日弁連などの団体が「発達障害の特性を理解せず差別を助長するもの」などと批判していることを指摘。判決が「社会的に被告人のアスペルガー症候群に対応できる受け皿がなんら用意されていないし、その見込みもない」としていることをただしました。 刑務所等を退所した発達障害者について、法務省の青沼隆之保護局長は「地域生活定着支援センターと連携し、必要な福祉サービスにつなげるために特別調整を行っている」と述べ、厚労省の西藤公司審議官は「全都道府県でセ
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