北朝鮮は、朝鮮半島で緊張が高まっていて安全が保証できないとして、現地に駐在する外交官に対し退避の検討を呼びかける一方で、今月14日には首都ピョンヤンで外国の選手も参加するマラソンの国際大会が開催されると発表し、ちぐはぐな対応を見せています。 北朝鮮は、9日、国営の朝鮮中央通信を通じて、今月15日のキム・イルソン主席の誕生日に合わせ、前日の14日にピョンヤンでマラソン大会を開き、「優秀な成績を収めた各国の選手も参加する」として、外国から選手を招くことを明らかにしました。 また、朝鮮中央通信は、北朝鮮では現在、各地の工場や農場、大学などで、さまざまなスポーツが盛んに行われているとして、「キム主席の誕生日が近づくにつれて高まる熱気の中で、しれつに繰り広げられる競技がお祝いの雰囲気をいっそう盛り上げている」と伝えています。 その一方で、北朝鮮は「戦闘が起きた場合、10日以降、安全を保証できない」と