陸上自衛隊第1師団(東京都練馬区)が記念行事で、市民に小銃や機関銃を手にとらせ、標的に狙って構えさせるなどをした展示行為は、銃砲刀剣類所持等取締法(銃刀法)違反に当たるとして市民グループが10日、田中直紀元防衛相と陸上幕僚長、東部方面総監、師団長らを東京地検特捜部に刑事告発しました。 告発したのは「自衛隊をウオッチする市民の会」。告発状によると第1師団は2012年4月8日の練馬駐屯地での師団創立50周年・同駐屯地創立61周年記念行事で武器展示を実施。同師団が保有する89式5・56ミリ小銃2丁、機関銃2丁を展示し、参加した市民に操作を体験させた、としています。 07年11月11日に埼玉県の秩父市荒川総合運動公園での「ちちぶ荒川新そばまつり」での武器展示についても同様な趣旨で、当時の石破茂防衛相ら関係幹部を告発しました。 「市民の会」は、記念行事での武器展示で小銃などが鎖でつながれてはいるもの