安倍晋三首相は6日、史上最高齢の80歳で世界最高峰のエベレスト(8848メートル)登頂に成功したプロスキーヤーの三浦雄一郎氏の偉業をたたえ、大自然の中で人間の可能性にチャレンジした冒険家を表彰する「三浦雄一郎記念日本冒険家大賞」の創設を決めた。 首相は官邸で三浦氏と面会し、「日本国民に勇気と元気を与えていただいた」と激賞。三浦氏の名前を冠にした賞を創設する考えを伝え、三浦氏も快諾した。 三浦氏は名誉審査委員長として今後の選考に参加する。政府が個人の名を冠にした賞を創設するのはアフリカの保健、福祉に貢献した医学・医療関係者を顕彰する「野口英世アフリカ賞」以来、2人目となる。 三浦氏は、平成15年に当時の最高齢としてエベレスト登頂を達成し内閣総理大臣表彰を受けていることから、政府は賞を創設することで業績をたたえる。当初は挑戦を続ける高齢者を対象にする案があったが、年齢を問わず人間の限界に挑み夢