「北朝鮮による拉致の可能性が排除できない行方不明者」とされていた当時32歳の男性が、先月、国内で発見されていたことが分かった。これで「拉致の可能性が排除できない行方不明者」は、全国で878人となった。 警察庁によると、1986年、当時32歳だった元会社員の河合有三さんは、名古屋市内のアパートで親族と会ったのを最後に行方が分からなくなり、これまで「北朝鮮による拉致の可能性が排除できない行方不明者」とされていた。 しかし、その後の捜査で、河合さんが先月国内で発見され、身元の確認などを進めた結果、拉致の可能性が排除されたという。 これで、「北朝鮮による拉致の可能性が排除できない行方不明者」は、全国で878人となった。
北朝鮮の非核化をめぐる米朝交渉は、双方のせめぎあいが続くなか、不透明感が高まっている。このような時こそ問題の原点に立ち戻った冷静な議論が有用だろう。北朝鮮の核の脅威に関し我が国で広く信じられている三つの前提を改めて検討してみたい。 前提その1「北朝鮮の核戦力構築は、日本の安全保障に深刻な脅威を及ぼす」 核兵器は、しばしば「使えない兵器」と言われる。一般には、保有によって外敵の侵略を抑止することはできても、実際に使用することは現実的には難しい、と信じられているからだ。米国の権威ある2人の学者が「世界的な核拡散は、国際社会の安全を促進するのか、阻害するのか」を議論している(注1)。これも、そのような考え方を踏まえてのものといえる。 これに対し、核兵器を持てば、その威嚇によって他国に自らの望む行為を強制することができるのではないかとの反論もありえる。しかし、核兵器による強制の効果については、過去
【THE INTERVIEW】礼節・勤勉の教えが日本人支えた 志の共有で今こそワンチームを 明治大教授・齋藤孝さん『大人のための道徳教科書』 テレビで拝見する姿は若々しく優しげだ。ソフトな語り口で、いろんなことを分かりやすく解説してくれる。きっとお茶の間の好感度は抜群だろう。おまけに出身校は最難関の大学、本を出せばベストセラーを連発…。同い年の記者は、あまりの「違い」に愕然(がくぜん)としてしまうが、共通項も見つかった。マークシート方式の共通一次試験を受けた1期生。父親が戦前育ち。そして、訳の分からない「道徳の時間」である。 終戦後、連合国軍総司令部(GHQ)の方針に沿って学校教育から「修身(しゅうしん)」の授業がなくなり、儒教的道徳観に関することなどが排除される。それは昭和33年に正式な教科ではない「道徳の時間」が設けられた際も基本的に変わらなかった。 あいまいな状態は昨年(小学校)「特
ジャーナリストの伊藤詩織さんが、元TBS記者の山口敬之氏に性的暴行を受けたと訴えた裁判で、東京地方裁判所は山口氏に330万円の賠償を命じる判決を言い渡しました。 ジャーナリストの伊藤詩織さんは4年前、元TBS記者の山口敬之氏との食事で酒に酔って意識を失い、性的暴行を受けたとして1100万円の賠償を求めました。 伊藤さんが記者会見を開いたり、著書を出したりして被害を訴えたのに対し、山口氏は、性行為は同意していて名誉やプライバシーを傷つけられたとして、逆に1億3000万円の賠償を求めました。 18日の判決で東京地方裁判所の鈴木昭洋裁判長は「伊藤さんは、友人や警察に被害を相談していて、性行為が意思に反して行われたことを裏付けるものといえる。一方、山口氏の供述は、当時送信したメールと内容が矛盾し、核心部分について不合理に変遷していて信用性には重大な疑いがある」と指摘して、合意が無かったと判断し、山
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