<コロンビア大学の研究チームは、高電圧機器やコンプレッサなどの外部装置を一切必要としない画期的な人工筋肉を開発した> シリコーンやゴムといった柔らかい素材からなるソフトロボットは、人間と安全にふれあうことができるため、看護や介護など、様々な分野においてニーズが見込まれている。 そして、ソフトロボットを人間のように柔軟に動作させるために必要となるのが、人工筋肉だ。人工筋肉とは、入力されたエネルギーを物理的な運動へと変換する機構、すなわちアクチュエーター(作動装置)の一つで、伸縮性を有する柔らかい素材でできたものをいう。 外部装置を一切必要としない画期的な人工筋肉 従来、人工筋肉は、動作させるために高電圧が必要だったり、コンプレッサ(空気圧縮機)や圧力調整器で空気圧をコントロールしなければならないなど、実用性に乏しい面があった。 米コロンビア大学の研究チームは、高電圧機器やコンプレッサなどの外
![自重の1000倍の重量物を持ち上げる、画期的な人工筋肉が開発される](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/cb36dad2dd79621af05447d5c7c942cc5f031767/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.newsweekjapan.jp%2Fstories%2Fassets_c%2F2017%2F10%2F4-onestepclose-thumb-720x432-121659.jpg)