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ブックマーク / somethingorange.net (18)

  • 『エピデミック』日本唯一の疫学小説に震えろ! - Something Orange

    エピデミック 作者: 川端裕人出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2007/12メディア: 単行 クリック: 28回この商品を含むブログ (42件) を見る 「先生、もう状況は聞かれてますよね」 「うん、さっき、島袋クンから連絡があった。ぼくがこの時点で思うのはね、SARSだったら逆によかったと思わなきゃならないんじゃないかな、ってことで……」 「はい?」高柳の声がうわずって聞こえた。 あれ、ぼくはなんか変なことを言ったかな、と棋理は自問する。しかし、きわめて論理的に正しいことを言ったまでだ。 『エピデミック』。 川端裕人の最新作は日初の「疫学小説」である。ハードカバーで500ページに及ぶ超大作で、読みごたえ十分。 内容も端正かつ迫力満点で、一見地味なテーマでも読ませる読ませる。「疫学」という学問の存在自体を知らないひとにも十分にお奨めできる力作だ。 物語の舞台はある地方都市。沿岸の

    『エピデミック』日本唯一の疫学小説に震えろ! - Something Orange
    butadonya
    butadonya 2008/02/19
    疫学小説、ということで参考にメモ
  • クジラ殺しは残酷か? - Something Orange

    アニマル・ライツについてまだぐだぐだ考えつづけている。 「動物の権利」という思想そのものに反対するわけではないが、ある行為が「残酷」だからやめさせるべきだ、という考え方は、やはり説得力を欠く一面がある気がする。 たとえば、ホエールウォッチングの最中、クジラがシャチに捕されているところを見かけたとしよう。そのとき、「残酷だからやめさせろ」というひとはいないだろう。いるとしたら、自然の摂理を全く理解していないひとである。 ところが、シャチと同じことを人間がやっていると残酷だと問題になる。しかし、見方を変えれば、クジラ漁だって、「ヒト」という動物による捕だとはいえないだろうか。 たしかに残酷かもしれないが、それはシャチのもつ残酷さと同等なものだと思う。ヒトが罪深いとしたら、シャチもライオンも罪深いのである。 それに、もし、肉そのものを残酷な行為だと看做すなら、動物には「残酷な動物」と「残酷

    クジラ殺しは残酷か? - Something Orange
    butadonya
    butadonya 2008/02/13
    「人間がクジラを食うのはひどいとか言うけど、じゃあシャチがクジラを食うのはひどいの?」という問題。
  • 萌え文化よ、さようなら。 - Something Orange

    結構前から言われてるかもしれないけど、最近のオタクカルチャーの趣向というか指向性って、完全に「萌え」から「ネタ」に移った感じがする。といっても「萌え」が完全にいらなくなったってわけではなく、最低限の「萌え」要素とかシチュエーションがあって、そこからネタ的に転がしたりメタ視点からネタにしたりする物が増えたっつーか、話題にあがるのはそんなのばっかっという感じ。 もちろん未だに直球の「萌え」重視の作品もあるし、それが一定の支持を得ているけど、かつてほどの勢いは間違いなくないし作品数も少なくなったと思う。 「最近のオタクの半分はネタでできてると思うんだ」 そのことはぼくも感じていた。だから、オタク文化の象徴として「萌え」が取り上げられることには若干の違和感を感じている。 いま、一般メディアや「一般人」のあいだでは、「オタクといえば「萌え」」なのだろうし、オフラインのオタクメディア、たとえば『メカビ

    萌え文化よ、さようなら。 - Something Orange
    butadonya
    butadonya 2008/01/14
    萌えはもう飽きた、という話。/そういえば、「萌え」って男ヲタ圏と女ヲタ圏で使われ方が違うような気がする。/あと、電車男とか見ると「萌え~」ってオタクの鳴き声か何かのように扱われてるよね
  • ネット書評は作家の「営業妨害」になるか。 - Something Orange

    「ラノ漫」の記事について、もう一つ書いておく。 あの記事で、最も「書評サイト」側の反発をそそったのは、「問答無用にダメ」なサイトとして、「商売の邪魔になることが書かれた書評サイト」が挙げられていたことではないか。 プロフェッショナルな編集者から、「商売の邪魔」といい切られた書評サイト側が憤慨することはよくわかる。 何しろ(アフィリエイトなどの収入を除けば)、書評サイト管理人は一銭の金も得ていない。そこにプロから「商売」を持ち出されては、反発も必至というものだろう。 しかし、この意見の成否は別として考えてみよう。書評サイトが現実に「商売の邪魔」になることがありえるだろうか。 ありえないことはないと思う。読者を一人二人減らすという次元では。 しかし、いまのところ、大勢を決する与えるほどの影響力はない。その証拠に、多くのベストセラーは、ネットでは貶されているではないか? 書評サイトの管理人とは、

    ネット書評は作家の「営業妨害」になるか。 - Something Orange
    butadonya
    butadonya 2008/01/13
    元記事で問題にされてるのって、「営業妨害になるかどうか」ではなくて「作家が、編集者が自分の作品の批判を見てどう思うか」じゃなかったの?
  • 役立たずなものほどおもしろい。 - Something Orange

    どう言ったらいいのかな……趣味趣味以外の意味を付加されたくない。不純物をなるべく取り除きたい。ネガティブな意味でもポジティブな意味でも付加価値は無くていい。「教養になる」「人生が変わる」「承認欲求が満たされる」「逃げ場所になる」そんなもの全て、知ったことか! とか思う。 もちろん、他人にまでそうしろと言うつもりはないし、僕自身そこまで自由になれているとは思っていない。でも、方向としてはそっちに行きたいんだよね。 「付加価値はいらない。」 そうですね。そんな感じ。 早稲田大学の名物教授の講義をまとめた『ホラー小説でめぐる「現代文学論」』に、文学部に入る者の条件は「他人には絶対に言えないこと」をいくつ抱えているかだ、と述べている箇所があります。 さびしさ、むなしさ、無関心、嫌悪、憎悪、嫉妬、うそ、虚栄心、孤独感、性的関心、破壊欲、消滅願望――それらの「絶対に言えない」ことをたくさん抱えている

    butadonya
    butadonya 2008/01/09
    「たったひとりのいとなみを、それぞれに夢想する人たちが、相互に共感をもって接する暗黒のパラダイス、世間的光明のただなかに突きでた暗黒の砦なのですよ、文学部は」
  • 「マンガはつまらなくなった言説」の理由。 - Something Orange

    最近のマンガは面白いか? 面白い。10年前と比べれば確実に成熟し、質も高くなっている。にも関わらず、なにも考えずに面白いものをあげようとして、最近の作品がリストアップされないのはなんでだろうか。 ストーリーのスケールの問題じゃなかろうか。最近のマンガは畳める風呂敷しか広げていない気がする。始末をつけられないものには、手を出さない、という選択肢は正しい。だから質も上がるだろう、けどそれはなんとなく寂しい気がする。破綻してもいいからとにかくでっかいもんが見てみたい。 「マンガはつまらなくなっている、かもしれない」 そうはいっても、破綻したら破綻したで文句を付けられるからなあ。漫画家稼業は茨の道よ。 現代の漫画おもしろいか? そりゃ、おもしろい。既刊10巻以下の作品だけでも、『よつばと!』、『おおきく振りかぶって』、『LIAR GAME』、『ヴィンランド・サガ』、『ヒストリエ』など、話題作には

    「マンガはつまらなくなった言説」の理由。 - Something Orange
    butadonya
    butadonya 2007/12/28
    雑誌が増え、才能ある漫画家が分散した。また、作画の緊密化傾向により、週刊化するのが難しくなった。
  • 『ハルヒ』と『絶チル』を比較してみる。 - Something Orange

    今週の『絶対可憐チルドレン』はオール4コマ。 さすがに全ページを4コマで埋めることは苦しかったのか、途中でイラストが混じっていたりするけれど、往年の天才4コマ作家椎名高志の片鱗が伺える。 『Dr.椎名の教育的事情』の、「おれには失うものは何もない」とうそぶくスパイに子を懐かせて尋問する漫画とか、M1のキングコングより笑わせてもらいました。 以前、チャットで話したんだけれど、『絶チル』は『涼宮ハルヒの憂』とちょっと似ていると思う。 どちらも傍若無人にふるまう女の子の話なんだけれど、自由奔放に動いているように見えて、実は周囲に甘えている。依存されているようで、依存している。保護しているようで、保護されている。 彼女が気ままに動くことを周囲が認めているからこそ自由にふるまえるのであって、当に好き勝手に生きているわけではない。そういう構造がある。 つまり、両者とも「楽園」の物語である、という

    『ハルヒ』と『絶チル』を比較してみる。 - Something Orange
    butadonya
    butadonya 2007/12/27
    「楽園の日常が長々と続く」ハルヒと、「楽園にはいずれ終りが来ることが示唆されている」『絶チル』の対比。
  • 金庸の世界へようこそ。 - Something Orange

    ■金庸とは誰か?■ 金庸! あなたが大衆娯楽小説を好んで読むひとなら、この名前を憶えておいて損はない。 かれこそは中国の武侠小説の大家であり、その作品はことごとく(文字通りことごとく)映画化・ドラマ化・漫画化・ゲーム化され、大衆的人気を集めている。 碧血剣(へきけつけん)DVD-BOX1 出版社/メーカー: マクザム発売日: 2008/01/25メディア: DVD クリック: 8回この商品を含むブログ (5件) を見る 笑傲江湖 (説明扉付きスリムパッケージ版) 出版社/メーカー: ソースネクスト発売日: 2005/11/11メディア: DVD-ROM購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (2件) を見る チャウ・シンチーの『少林サッカー』をご覧になった方なら、意味がわからないギャグがいくつか混じっていたことに気づいたはず。 金庸の小説が元ネタである。香港を初めとする中華圏で

    金庸の世界へようこそ。 - Something Orange
    butadonya
    butadonya 2007/12/25
    そんなに薦められると読んでみたくなるじゃないか……。
  • クリスマス、ちょっといい話。 - Something Orange

    クリスマス・イヴです。 そこで、ポール・オースターの『ナショナル・ストーリー・プロジェクト』から、クリスマスにまつわるちょっといい話を一つ。 ナショナル・ストーリー・プロジェクト 作者: ポール・オースター,柴田元幸出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/06/29メディア: 単行購入: 2人 クリック: 29回この商品を含むブログ (71件) を見る 小川洋子の『物語の役割』で引用されていた話です。ぼくはこので読みました。 物語の役割 (ちくまプリマー新書) 作者: 小川洋子出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2007/02/01メディア: 新書購入: 2人 クリック: 28回この商品を含むブログ (71件) を見る 家計は深刻な打撃を受けていた。父親の商売は破綻し、求職はほとんどゼロ、国中が不況だった。その年のクリスマス、わが家にツリーはあったがプレゼントはなかった。そんな

    クリスマス、ちょっといい話。 - Something Orange
    butadonya
    butadonya 2007/12/24
    「この年のクリスマスを、わが家の最良のクリスマスのひとつとして私は記憶している。」
  •  むなしさのカタルシス。 - Something Orange

    エロゲにおいて美少女が絶対の存在でないなら、なぜ美少女は必ずそこにいるんでしょうか? 私は神=その人の価値観、というたとえでは言っていません。 美少女そのものは、価値観といえるほどはっきりした主張がない(ことが求められる)にもかかわらず、つねに存在し大きく扱われ、「この作品はこの美少女で好きに遊ぶためのオモチャです」というサインになる。 そして、サインを了解した人だけが、お約束の世界で楽しんでいる。たしかに、神というよりはなにかの象徴、都合のいい救世主といったほうがより正確かもしれません。救世主と神はわかちえない部分もあると思いますが、それはさておき。 なぜ美少女のサインが必要なのか。そこにアニメ絵の美少女が描かれているといないでは何が違うのか。「男が可愛い女の子を好きなのは当然でしょう」以外の答えはそこにないのか? もしもなければ、あるゲームがどれだけ傑作といわれても、それは「当然」とい

     むなしさのカタルシス。 - Something Orange
    butadonya
    butadonya 2007/12/22
    エロゲは、確かに美少女オタクのおもちゃであり、むなしい。しかし、どんな文化であれ、皆むなしいことに変わりはない。
  •  冨樫義博は燃えつきない。 - Something Orange

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     冨樫義博は燃えつきない。 - Something Orange
    butadonya
    butadonya 2007/12/20
    定期的に連載を休載することは、「燃え尽き」ないための戦術/「過去に何人の作家が『少年ジャンプ』で燃えつきていっただろう? 一作、二作、ヒット作を出し、あとは泣かず飛ばず、そんな作家の多いこと」
  • 美少女という名の神、多神教の時代。 - Something Orange

    エロゲについての熱い語りを目にするたびに思うんですが、エロゲから「男性向け」「美少女」という枠を外せないかぎり、むなしい熱なんじゃないでしょうか。 美少女という神がいないと成り立たない世界は、その神を信じない人間には、歪んだものにうつるのでは? これはやおいも同じことで、「男二人」という神を信じるかどうかで、まるで違うものになってしまう。エロゲもやおいも好きなのですが、限界も感じてしまいます。 すっかり遅くなってしまいましたが、お返事します。 結論からいうと、ぼくは特にむなしいとも思いません。 たしかに、ぼくがいくら「これはおもしろいよ!」と叫んだところで、すぐに認められるものでもないでしょう。 でも、現実に優れているものは優れているし、おもしろいものはおもしろい。たとえだれ一人認めてくれないとしても、ぼくがそう感じることはやめられない。 ぼくは別にエロゲが全部優れているとは思いません。大

    美少女という名の神、多神教の時代。 - Something Orange
  • ケータイ小説を笑うまえに。 - Something Orange

    題に入るまえに、一篇の詩について話しておきたい。北村薫の『詩歌の待ち伏せ』に掲載されていた詩である。 詩歌の待ち伏せ 1 (文春文庫) 作者: 北村薫出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2006/02/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (20件) を見る 詩歌の待ち伏せ 2 (文春文庫) 作者: 北村薫出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2006/03/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (13件) を見る わずか3行。 れ ママ ここに カンガルーがいるよ 詩といっても、まだ字を知らない3歳の子供が口にした言葉を親が書きとめたものである。北村は、この「詩」を、雑誌『VOW』で目にしたらしい。 ご存知の方も多いと思う。投稿者が身の回りで見つけた奇妙なものを掲載しているだ。そのの、「詩人の血」と題するコーナーに、この詩は掲載されていた。 もともとは、読売新聞に掲載され

    ケータイ小説を笑うまえに。 - Something Orange
    butadonya
    butadonya 2007/11/28
    原典読んでない奴多すぎ、別に「ケータイ小説だから」程度が低いわけじゃないだろ、ラノベだっていいのがたくさんあるってお前らが言ってんのと同じだ……という意見
  •  このライトノベルが買いづらい! - Something Orange

    高校2年生の男です。 僕のクラスとかでもライトノベルの原作マンガや少女系マンガを読んでる友達が結構います。僕も最近ライトノベルに興味があります! そこで「灼眼のシャナ」や「まぶらほ」などの小説を読んでみたいんですが、どうもレジに持って行きづらいのは僕だけでしょうか? 表紙のほとんどが少女系なのでつい抵抗があります! そういう小説を買った事がある方いますか?抵抗ありましたか? アドバイス下さい! ――「ライトノベル購入時」 たしかに、買いづらい表紙ってあるよね。 ここで例に挙げられている『シャナ』とか『まぶらほ』はもろに萌え系の絵柄なので、そろそろ三十路に近づいた身としては買いにくくないこともない。 灼眼のシャナ (電撃文庫) 作者: 高橋弥七郎,いとうのいぢ出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2002/11/08メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 72回この商品を含むブログ

     このライトノベルが買いづらい! - Something Orange
    butadonya
    butadonya 2007/11/25
    大関の「富士見ファンタジア」の文字に噴いたwwwwww
  •  世界がクラッシュするとき。 - Something Orange

    クラッシュ [DVD] 出版社/メーカー: 東宝発売日: 2006/07/28メディア: DVD購入: 3人 クリック: 96回この商品を含むブログ (314件) を見る 『クラッシュ』。 受賞を確実視されていた『ブロークバック・マウンテン』を退け、第78回アカデミー賞を受賞した名作である。 と、そう書いたら、あなたはこの映画に興味をもってくれるだろうか? だめ? アカデミー賞には何度も騙されている? あ、そう。ごもっとも。 じゃ、こう書くことにしよう。映画における暴力やセックスなどの「下品な表現」を調査する保守的な映画監視団体が、その年の最も低俗な作品として選んだこの映画を選んだらしい、と。 この記事によると、この映画における卑猥な言葉は182語、暴力は62回、性的描写は16回に上るとか。 どうだろう、興味をもってもらえただろうか? 理由は何でもいい。ぜひ、この映画を見て、そして打ちのめ

     世界がクラッシュするとき。 - Something Orange
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  • アイデンティティなんていらない。 - Something Orange

    アラブ人はばかだって? アラビア数字を発明したのは彼らだ。 一度、ローマ数字で 長々しい筆算の割り算をやってみるがいい。 カート・ヴォネガット『国のない男』 アイデンティティなんてご大層なもの別にいらないよ、という趣旨の記事を書こうと思ったんだけれど、どうも上手く行かない。 仕方がないから、書きたいことを順番に書き並べて行くことにしようと思う。まとまりを欠く記事になるかもしれないけれど、どうかご容赦ください。 アイデンティティがどうこうといっても、勿論、アカデミックなバックボーンがあるわけではない。ただぼくはこう思うようになった、というだけの話である。 アイデンティティという言葉が、学問的にどう定義されているのか、それすら詳しくは知らない。 とりあえず、はてなキーワードにはこのように記されている(ちなみに、「アイデンティティ」でGoogleとこの記述が一番上に出て来る)。 自我同一性、自己

    アイデンティティなんていらない。 - Something Orange
    butadonya
    butadonya 2007/11/17
    みんな「でもカテゴライズしないと生きてけないじゃーん」とか言ってるけど、自分が無意識に人をカテゴライズしてることを「自覚する」ことが一番重要なのでは?……と、記事を読まずに言う
  •  東浩紀にはがっかり(笑)。 - Something Orange

    今年の京フェス(京都SFフェスティバル)の話。 11時から菊池誠による円城塔へのインタビュー。 (中略) 面白かったのは、(作者の)小説というものはある高次空間の中のダイナミクスで記述され、その各座標を結ぶ軌道をたどっているが、より高次から見たらそれも単なる1点となる、という小説の力学系の話。認識過程を通ったものはみんな「メタ」になるとか、今のデータベース化は実寸代の地図を作っているみたいで気持ちよくない、チューリングマシンブック、あるいは機能する小説といったものに興味がある、という話も面白かった。 さすが円城塔、何いっているのかさっぱりわからん。じゃなかった、こっちだ、こっち。 昼1番の企画は大森望の東浩紀インタビュー。SFファンダムの一員となりつつある東浩紀にとって、SFとは何か――というのではなく、SFにとって東浩紀とは何か、がテーマだそうな。 〈動物化〉の話はジャンル論とは別の話で

     東浩紀にはがっかり(笑)。 - Something Orange
    butadonya
    butadonya 2007/11/05
    そこでトーンダウンするなよ!(全員で)
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