麻生内閣の支持率が急上昇している。2月の調査で9.7%という1桁台の数字を記録した日本テレビの世論調査でも、3月調査では18.8%、そして4月3日から5日にかけて行われた調査で28.2%と上昇。わずか2カ月間に支持率が3倍近くになった。4月下旬に行われた新聞各社の支持率調査でも、やはり軒並み20%台後半の数字を示している。 このままのぺースで上昇していけば、総選挙での与党の勝利ラインと言われる支持率40%も視野に入ってきた。しかも、総理大臣にふさわしい人物として、麻生太郎が小沢一郎を再逆転している。 ホテルのバー通い、相次ぐ失言、漢字の読み間違い、中川前財務大臣のろれつのまわらない記者会見など、さまざまな問題で国民の不興を買い、発足以来、支持率を下げてきた麻生内閣である。こんな事態を誰が想像していただろうか。 多くの人が指摘するように、支持率回復の主な原因は次の3つであると考えられる