白亜紀末期に絶滅したサメの仲間、スクアリコラックスの歯化石。最大で体長5メートル近くに達した恐ろしいサメだ。(PHOTOGRAPH COURTESY DAVID WARD, THE NATURAL HISTORY MUSEUM) 6600万年前に小惑星が地球に落ちたとき、絶滅の危機にさらされたのは恐竜、鳥類、翼竜だけではない。白亜紀を通じて支配的だった海の捕食者たちも、大半が姿を消してしまった。(参考記事:「小惑星衝突「恐竜絶滅の日」に何が起きたのか」) 恐竜が地上に君臨していた間、海でにらみを利かせていたのは大型の海生爬虫類と多様性に富んだサメだった。このうち、一部のサメが絶滅した原因が、餌となる生物がいなくなったからかもしれないとする研究結果が、8月2日付けの学術誌「カレントバイオロジー」に発表された。(参考記事:「恐竜絶滅期、淡水種の多くは生き延びた」) そのサメは、ネズミザメ目のア
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