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2019年12月1日のブックマーク (13件)

  • 恨み言びっしりの絵馬、ロリータ服の水子地蔵……現代日本に息づく奇妙で真剣な信仰に迫る 小嶋独観「奉納百景」|好書好日

    文:ハコオトコ 写真:斉藤順子 あの世での“バーチャル結婚式”描く「ムカサリ絵馬」 ――書では小嶋さんが全国の神社仏閣、ちょっと分類不能な宗教施設にまで訪れて取材したいろいろな「奉納物」を紹介しています。メジャーな絵馬から帽子などの日用品、動物の骨に至るまで奉納された光景はいずれも奇妙で荘厳でもあります。普段私たちが参拝する際にあまり気にしていない奉納物を追いかけるようになったきっかけは何でしょうか? もともと変わったお寺を巡るのが好きでした。以前は仏像や建物といった面から寺社を面白がっていましたが、奉納物に注目するきっかけとなったのが、20年近く前に出会った「ムカサリ絵馬」です。これはショッキングだった。 ――若くして未婚で亡くなった我が子のために、親が「結婚式の様子」を描いた絵を奉納する山形・村上地方の風習ですね。書には絵の絵馬だけでなく、どこからか切り取ってきたような大人の花嫁と

    恨み言びっしりの絵馬、ロリータ服の水子地蔵……現代日本に息づく奇妙で真剣な信仰に迫る 小嶋独観「奉納百景」|好書好日
  • ウイグル自治区で公安警察から「重点旅客」に認定され熱烈歓迎をうけてしまった話|砂漠

    これまでのあらすじある日突然Twitterで知らない人から誘われて、なぜかウイグル旅行に行くことになった限界社畜OL・砂漠。しかし、空港に現れたのは、社会主義旅行を通じて人を社会生活からドロップアウトさせる謎の秘密結社「うどん部」だった。空中浮遊が特技の中国オタク・尊師、小柄でツインテール姿のちょっぴりエッチな美少女・レーニン。そんな怪しすぎる仲間たちとの珍道中に、中国公安の魔の手が迫っていて……!? (これまでの詳しい話を知りたいかたは前回のnoteへ) 公安から謎の「重点旅客」認定を受ける 寝台列車を待つ人々でにぎわう駅のかたすみで、私は虚空を見つめていた。ここは「重点旅客」待合室。突然、公安に声をかけられ、ここに連行されたのだ。出入り口では、警備員がにらみを効かせている。 「どうしてこんなことになってしまったのだろう……」 私は、ネットに出回るウイグルに関する噂話の数々を思い出し、自

    ウイグル自治区で公安警察から「重点旅客」に認定され熱烈歓迎をうけてしまった話|砂漠
    deadwoodman
    deadwoodman 2019/12/01
    “街並みの多くは修復だというが、積み上げてきた文化の蓄積がなければ、再建も修復もできない。イスラム教の指導者が祀られているという霊廟の細やかなタイル模様。咲き乱れるバラの花。全てが美しい。”
  • 独自の伝統を持つチベットの仏教音楽の歴史とその美しい楽譜 : カラパイア

    信仰というものは、それが根差している場所の文化の傾向や色合いを映し出すものだ。7世紀、仏教が伝来したチベットでも確かにそうだった。 もともとここにあった土着のボン教によって、この地で仏教は徐々に形を変えていった。こうした融合から生まれた多くの創造的な活動の中でも、チベットの仏教音楽は非常に重要なものとして認識されている。

    独自の伝統を持つチベットの仏教音楽の歴史とその美しい楽譜 : カラパイア
  • 大型書店が閉店しても、個性派本屋さんが増えるワケ(1/3ページ)

    出版不況やインターネット販売の影響で書店が厳しい経営を迫られ、次第に姿を消しているなか、大阪市の阿倍野区や住吉区など市南部を中心に個性派書店が増えている。地域に多く残る昭和の長屋や古い店舗をリノベーションするなどして、こぢんまりとしながら店主のこだわりが随所に光る街の屋さん。地域の人をひきつけ始めている。 (土屋宏剛) 少年たちの秘密基地に… ビールを片手に鼻歌まじりに音楽雑誌を物色する男性や、子供に絵の読み聞かせをする母親。大阪市住吉区に今年6月にオープンした古書店「ウェルカムブックス大阪」の店内には幅広い年齢層が好きなようにを手にしている。 棚には小説漫画、絵もあれば、ジャズや洋楽をテーマにした音楽雑誌も並ぶ。店主の崔勇二(チェ・ヨンイ)さん(61)の趣味を選ぶ基準だ。ひときわ目を引くのは棚で販売されている楽器のウクレレ。「これも私の趣味屋なのに楽器も売ってます」

    大型書店が閉店しても、個性派本屋さんが増えるワケ(1/3ページ)
  • 選挙制のエリート主義、抽選制と熟議民主主義(読書メモ:『選挙制を疑う』) - 道徳的動物日記

    選挙制を疑う(サピエンティア) (サピエンティア 58) 作者: ダーヴィッド・ヴァン・レイブルック,岡?晴輝,ディミトリ・ヴァンオーヴェルベーク 出版社/メーカー: 法政大学出版局 発売日: 2019/04/05 メディア: 単行 この商品を含むブログを見る 最近は感想をを読んだ時の感想やメモはまとまった形に残すのではなく、引用メモや雑感をTwitterの方にスレッドの形でダラダラと呟くことにしているのだが、このは面白かったしなにより読みやすかったので感想を書くのも簡単そうだ。なのでこちらに感想を残すことにした。 の内容のまとめや社会的背景の解説などは、政治学者の吉田徹氏が書いた以下の記事を参照してほしい。 gendai.ismedia.jp 上記の記事で紹介されているように、このでは、現代の各国で行われている選挙型の代議制民主主義は過度な選挙戦や政党政治による硬直化を招いて政

    選挙制のエリート主義、抽選制と熟議民主主義(読書メモ:『選挙制を疑う』) - 道徳的動物日記
  • 風土病の民俗学―六甲山東麓における「斑状歯」をめぐって― - 関西学院大学 現代民俗学 島村恭則研究室

    風土病の民俗学―六甲山東麓における「斑状歯」をめぐって― 谷岡優子 【要旨】 研究は、兵庫県西宮市山口町船坂および宝塚市をフィールドに、六甲山東麓の風土病「斑状歯」について実地調査を行なうことで、村落部船坂と都市部宝塚における、斑状歯をめぐる人びとの病いの語り、そして斑状歯の原因となる水と人びととの関係性について検討したものである。研究で明らかになった点は、つぎのとおりである。 1.日各地には古来より、多様な病いが存在したが、その中である病いが一定地域に持続して多発する場合、その病いは「風土病」と呼ばれる。風土病は、病いの発生後、その地域の住民の生活様式に大きな影響を与え、その土地ならではの「病いの文化」を残す。この風土病について、医学領域における研究は一定量存在するものの、人文社会領域における研究はほとんど存在しない。さらに、風土病と相性の良いはずである、人びとの多彩な暮らしを研究

    風土病の民俗学―六甲山東麓における「斑状歯」をめぐって― - 関西学院大学 現代民俗学 島村恭則研究室
  • 目覚めよ野性、丸ごとシカにライオン歓喜 でもトラは:朝日新聞デジタル

    動物園の大型肉獣に、毛皮や骨がついたままのシカを餌として与える企画が30日、豊橋総合動植物公園(愛知県豊橋市)で実現した。自然界でのべ物に近い餌をべさせることで、飼育動物をより健康にしようという取り組みだ。動物園生まれの猛獣は「野性」に目覚めたのだろうか。 放飼場の扉が開くと、オト(ライオン・雌・20歳)はシカ肉に駆け寄った。4の脚がついたままの重さ10キロのシカをくわえて運び、じっくりと表面をなめた。ときどき周囲を見渡しながら、骨をかみ砕く音を響かせてべ始めた。 「屠体(とたい)給餌(きゅうじ)」と呼ばれるこの取り組みは、飼育環境を自然の状態に近づけようとする活動の一環で、国内外の動物園が導入している。有害鳥獣として駆除された動物を適切に処理し、飼育する肉獣に与える。感染症の危険がある内蔵と頭部は取り除き、一度冷凍してダニや寄生虫を殺す。その後、約60度で湯煎し殺菌する。今回

    目覚めよ野性、丸ごとシカにライオン歓喜 でもトラは:朝日新聞デジタル
    deadwoodman
    deadwoodman 2019/12/01
    “有害鳥獣として駆除された動物を適切に処理し、飼育する肉食獣に与える。感染症の危険がある内蔵と頭部は取り除き、一度冷凍してダニや寄生虫を殺す。その後、約60度で湯煎し殺菌する。今回のシカは九州で処理”
  • なぜ経営危機でもないのにベテランに希望退職を募集するのか - orangeitems’s diary

    希望退職募集ブーム まとめるのが面倒なくらい希望退職募集が大流行しています。 kabumatome.doorblog.jp 中には当に経営危機だから、という会社もあるのですが大半は調子のいい企業が並んでいます。なぜ45歳以上や50歳以上のベテランに希望退職を募集させるのでしょう。いろいろな考察はすでに行われているのですが、私も就職氷河期世代の一人として考察を行いたいと思います。 考察 私は10年前ぐらいに一度転職した中途採用経験者ですが、「調子のいい企業」はもともと老舗企業が多いです。会社が続けられるというのは素晴らしいことです。 business.nikkei.com ベンチャー企業の生存率を示すデータがあります。創業から5年後は15.0%、10年後は6.3%。20年後はなんと0.3%です。非常に厳しい。 会社が続けられるのは創業者が優れていて、先進的な仕事、安定的な取引先を確保し、か

    なぜ経営危機でもないのにベテランに希望退職を募集するのか - orangeitems’s diary
  • 世界に対する認識そのものが問われる、SF密室ミステリィ──『世界樹の棺』 - 基本読書

    世界樹の棺 (星海社FICTIONS) 作者:筒城 灯士郎,淵゛出版社/メーカー: 講談社発売日: 2019/11/17メディア: 単行(ソフトカバー)この『世界樹の館』は、『ビアンカ・オーバーステップ』という作品で衝撃のデビューを飾った筒城灯士郎の最新作である。ビアンカの何が衝撃のデビューだったのかというと、もともと筒井康隆がはじめてライトノベルを書いたという触れ込みの『ビアンカ・オーバースタディ』という作品があった。筒城灯士郎はその続篇を勝手に書いて新人賞に応募してきて、権利面などの困難さはあるものの、それをはねのけるだけのパワーを持った作品であったためにデビューに至ったという経緯があるのである。 huyukiitoichi.hatenadiary.jp で、実際『ビアンカ〜』って、コメディからシリアスまで縦横無尽にこなし、メタ・パラフィクションであり、能力バトルであり異世界物であり

    世界に対する認識そのものが問われる、SF密室ミステリィ──『世界樹の棺』 - 基本読書
  • ネットを支配する「シニシズム」「冷笑主義」という魔物の正体(津田 正太郎) @gendai_biz

    「提灯記事書いてくれと金積まれたんですか?」 現代ビジネスで記事を書かせていただくのは、これが2回目である。前回の「マスコミの『迷惑行為』が日社会でこんなに叩かれる理由」という記事は、幸いにして多くの方々に読んでいただいた。まあ、辛辣な批判が数多く寄せられたが…。 それらの批判には反論したいものもあるが、そのなかの一つに「どこからから(マスコミの:引用者)提灯記事書いてくれと金積まれたんですか?」というものがあった1。 そりゃ、原稿料ぐらいはいただくけれども、前回の記事の内容について誰かから頼まれたとか、そういうことは一切ないし、マスメディアの「提灯記事」を書こうという意図もない。この数年来、ずっと考えてきたことを改めて文字にしただけの話だ。 もちろん、この批判というか難癖自体は、どこかの誰かの思い込みにすぎず、世論を代表しているとか、そういう話ではまったくない。しかし、気にわない主張

    ネットを支配する「シニシズム」「冷笑主義」という魔物の正体(津田 正太郎) @gendai_biz
  • 映画『ブレードランナー』は、2019年11月を正しく予言できていたのか?

  • 地球が「臨界点」超える危険性、気候科学者が警鐘

    海とサンゴは気候変動による激しいストレスにさらされていて、すでに回復が不可能になるレベルのダメージを受けている可能性がある。(PHOTOGRAPH BY ALEXIS ROSENFELD, GETTY IMAGES) 地球は緊急事態にあると、気候科学者らが警鐘を鳴らしている。複数の地球システムが連鎖的に「臨界点」を超えることで、地球全体が後戻りできなくなる可能性があるという。 これは「文明の存亡の危機」だと英エクセター大学の気候科学者ティム・レントン氏らは11月28日付けで学術誌「Nature」に寄せた論説に書いている。 地球システムが崩壊すれば、世界は「ホットハウス・アース(温室地球)」状態になりかねない。つまり、気温は5℃上昇し、海面は6〜9m上昇し、サンゴ礁とアマゾンの熱帯雨林は完全に失われ、地球上のほとんどの場所が居住不可能になる世界だ。 「臨界点はずっと先のことだろうと思われてき

    地球が「臨界点」超える危険性、気候科学者が警鐘
  • 和歌山県・那智勝浦町 那智の扇祭り

    ナポリ東洋大学で学んだ後、奨学生として来日。九州大学大学院修了。帰国後、日の自動車メーカーの現地法人およびフィアット グループでの勤務を経て、2005年から現職。 新宮市教育委員会学芸員を経て、現在、和歌山大学非常勤講師。国際熊野学会代表委員、日山岳修験学会理事、日宗教民俗学会委員。著書に『世界遺産“川の参詣道”熊野の魅力』他。 トンネルを抜けるたびに緑が深く濃くなっていく紀州路を、Jeep® Cherokee Trailhawkで熊野へ。馬力と燃費の良さ、4WD車としての醍醐味を兼ね備えた頼もしい走りで、海岸線に沿ったドライブウェイも、急な勾配の山道も、難なくこなしていく。熊野三山の一つとして崇められている熊野那智大社に近づくにつれ、周囲には霧が立ち込め、小雨も降り始めた。「もともとこの一帯は『竜がすむ』といわれるほど雨の多いところ。田植えが済んで一段落した時期に豊作と安寧を祈願し

    和歌山県・那智勝浦町 那智の扇祭り