地表面の形や性質、つまり地形が災害と密接な関係にあることはここ数年で知られるようになりました。地形を知ることにより、過去の災害の歴史が分かるのはもちろん、これから起こるかもしれない災害の危険を予測することもできるのです。 ただ、ここで注意しなくてはいけないのは、現在見えている地形は過去からずっとそのままの形であったものではないという点。ご存じのように東京都心部は徳川家康入府の時点では海だった場所も多いエリア。そこを埋立て、河川を掘削するなどして江戸は市街化され、拡大。大きく変化してきました、ここでは千代田区、中央区、港区の都心3区がどのように変わってきたかを見て行きましょう。 (その他、10区の地形に関してはTRコラム vol.46 都心10区の地形を読むへ。)