セクハラの受けとめ方で男性を三つのグループに分けて考えてみます。 第一のグループは、たえず女性に対して性的感心を向けることになれてしまっている男性たちです。女性のある種の服装や化粧を、男性に対する挑発とみたり、酒を飲む女性や、男性との付き合いの経験が多い女性は性的にだらしがないと思ったり、さらには、性的なことを話題にできる女性はセックスが好きだと思ったり、離婚経験のある女性はいつ性的なさそいをかけてもいい都合のいい女性と思ったり、ちょっとした女性のしぐさなどをOKサインと理解したがる人たちです。 こうした男性たちは、相手の対応を見て、性的なさそいをすることは了解されていると思いこみ、場合によっては、みずからの願望の強さを相手に投影して、さそわれている、挑発されているとさえ思いこんでしまいます。また、言葉のやりとりや行動のなかに、OKサインを探し出し、自分勝手に合意を見いだしてしまうことにも