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音質に関するdotohのブックマーク (10)

  • 音と歪みの、いい関係

    歪みは今後どこに行くのか ここ最近のローランドとBOSSの製品は、COSM (Composite Object Sound Modeling) というオリジナル技術によって飛躍的に進化した。これは「音のモデリング」とも呼ぶべき技術で、チップや電気回路、ボディ構造や素材など、音に影響する様々な要素を解析してデジタル化していき、それらをもう一度理論的にくみ上げていくという、非常に手のかかる解析・再構築技術である。 音をシミュレーションするという意味では、サンプリングは手軽にある程度のレベルの音を提供してくれる技術だ。だが演奏として求められる微妙なニュアンスにまでは、追従できない。一方COSM技術では、素材レベルから音源を組み立てていくため、微妙なニュアンスまですべて作り出すことができる。 そしてCOSM技術は、エフェクターの世界でも強力だという。 「例えばあるギターアンプをシミュレーションする

    音と歪みの、いい関係
  • 音と歪みの、いい関係

    「音が歪む」とは何か 1960年代までは、真空管の時代である。当時のギターアンプの歪みとは、すなわちパワー段の真空管の歪みでもあった。 真空管の動作は、入力に対してリニアに動く領域があり、その先には飽和する領域がある。リニアで動く範囲での動作は今のHiFiの理念に通じるわけだが、この飽和する領域の動作こそが「ナチュラルディストーション」として、未だにギタリストの間で信仰とされている部分である。 BOSS、そして親会社のローランドもそうだというが、極力ソリッドステート、すなわちオールトランジスタで作るという基理念がある。悪条件下でも安定した性能が出せるようにと、ギターアンプにしろエフェクターにしろ、ごく一部のシリーズを除いて真空管を採用していない。では真空管を使わない歪みは、いったいどうやって作っていくのだろうか。 「方法はいろいろあります。トランジスタアンプを使ってゲインを上げる場合もあ

    音と歪みの、いい関係
  • 音と歪みの、いい関係

    歪みの歴史 「BOSS」と言えば、少しでもギターをカジったことがある人ならまずご存じだろう。ギター用エフェクターとしては、プロ・アマ問わず、国内外で高い評価を得ているブランドだ。会社としては、ボス株式会社。楽器メーカーとして知られるローランドの100%子会社である。 BOSSブランド初のエフェクターは「CE-1」という大型のコーラスアンサンブルで、これも非常に評価が高いのだが、BOSSの名を一躍世界にとどろかせたのはなんと言ってもコンパクトエフェクターシリーズである。最初のコンパクトエフェクターが「OD-1」というオーバードライブで、真空管ギターアンプを歪ませたようなマイルドな音が出るというものだ。 これが発売されたのが、1977年。当時中学生のギター小僧であった筆者も、もちろん買った。当時BOSSのOD-1は、エレキギターを買った次にデフォルトで買うものであったのだ。以降BOSSのコンパ

    音と歪みの、いい関係
  • ITmedia +D LifeStyle : 音と歪みの、いい関係 (1-4)

    音楽を聴くときの厄介者「歪み」。だが音楽クリエイティブシーンでは、実はそれほど嫌悪すべき対象ではなく、むしろ上手く利用している。歪みに対しての認識を改めると、音楽をもっと楽しめるかもしれない。 音楽を聴くときのことを考えてみると、「歪み」というのはあってはならない、とされている。ハイエンドなオーディオ装置だけではなくiPodのようなポータブル機器でも、音の歪みは極力排除すべきだ。 だが音楽クリエイティブシーンに目を向けると、実は音の歪みというのはそれほど嫌悪すべき対象ではない。むしろそれを上手く利用することで、表現力を増したり、ダイナミズムを生むためのテクニックとして利用されている。 普段我々音楽リスナーは、ただ「聴く」という消極的アプローチしかやっていないわけだが、歪みに対しての認識を改めることで、音楽をもっと楽しめるようになるのではないだろうか。 音の歪みと一言で言うが、実際には広義の

    ITmedia +D LifeStyle : 音と歪みの、いい関係 (1-4)
  • オーディオと音楽の本質

    近年、オーディオも機能/スペック偏重の傾向が強まり、アンプもマルチチャンネルのAVアンプ、CDプレーヤーもDVD/SACD/DVDオーディオなど多メディア対応のユニバーサルプレーヤーなど高機能/高付加価値商品が主流になっている。オーディオの評論も機能/スペックにフォーカスしたものが多い。 だが、当にオーディオはそれでいいのだろうか? デジタルメディア評論家の麻倉怜士氏による月イチ連載『麻倉怜士の「デジタル閻魔帳」』。今回は音楽理論も専門分野の1つで、大学(津田塾大学)で音楽の教べんもとっている麻倉氏に、“音”ではなく“音楽”という観点からみたオーディオのあり方――“オーディオと音楽質”について語ってもらった。 ――自身のオーディオ論について聞かせてください。 麻倉氏: エジソンがレコードを作ってから以降、オーディオは“音のカンヅメ=パッケージメディア”をどう再生するかがポイントになっ

    オーディオと音楽の本質
  • ITmedia ipod改造

    ポータブルミュージックプレーヤーの音質については、いろいろな考え方がある。しょせん破壊圧縮ファイルの再生に、音質もなにもあったもんじゃないという意見にも一理ある。だがそれよりも、移動中に聴くことがメインのこれらの機器では、当然電車や車などの騒音が混入することになるため、細かい音のディテールにこだわってもどうせ聞こえないという現実のほうが先に来る(このあたりの筆者なりの解決方法についてはこのコラムを参照)。 筆者もポータブルミュージックプレーヤーに対して、むやみにに高品質の音を求めてはいない。だがこれも程度問題で、さすがに音が割れるのは勘弁して欲しいと思う。 前回のコラムでも少し触れたが、筆者保有の2期型iPod(タッチホイールになった最初のモデル)では、ソースによって著しく音が割れる場合がある。圧縮後のファイルをPCで聴くとマトモに再生されることから、やはりiPod側の問題だろう。 まだH

    ITmedia ipod改造
  • 藤本健のDigital Audio Laboratory

    第184回:最廉価モデルで最高音質を実現? 〜2ch出力に特化した「オンキヨー SE-90PCI」〜 オンキヨーからロープロファイルPCI仕様のオーディオインターフェイス「SE-90PCI」が発売された。この新製品、音質向上を図るため大胆にも入力チャンネルを一切省き、現在標準ともいえるマルチチャンネルを廃して2chに絞り込んだという非常にユニークな設計を採用している。 スペック的には昨年末に発売された「SE-150PCI」の下位機種でありながら、同社では音質はこちらのほうが上という。実際、そのユニークな設計は音に反映されているのか、その音質や性能をチェックした。 ■ “再生音質特化”のサウンドカード SE-90PCIの正式発表を前に、個別の製品説明ということで、オンキヨーの東京オフィスのシアタールームで、その音を聴いた。その時点では、ロープロファイル仕様のオーディオインターフ

  • ●新製品情報「PCI DIGITAL AUDIO BOARD SE-90PCI」

    オンキヨー株式会社では、24bit/192kHz光デジタル出力端子を装備、高品位音質設計の2chアナログ出力に対応した再生専用PCIオーディオボードの新製品SE-90PCIを2005年3月25日に発売いたします。 近年、PCは重要な大容量型音楽メディアとなりつつあります。PCにストックした音楽ファイルをそのままハイクオリティサウンドで楽しみたいというユーザーニーズに対応し、高品質再生機能に特化したオーディオボードを企画いたしました。最高級クラスのオーディオ機器で採用される部品を使用、独自のノイズ低減技術を随所に投入し、徹底した音質設計を施して音楽再生のクオリティを大幅に向上させています。また、スリムタワー型PCやキューブ型など小型PCの普及にあわせ、ロープロファイル対応としました。同梱ブラケットとの差し替えによりフルサイズにも対応し、使用の幅を拡げています。 24bit/192kHz光

  • 藤本健のDigital Audio Laboratory

    第196回:WMAロスレスの音楽配信サイト「@MUSIC HD Sound」 〜 小室氏とavexが提唱するHDサウンドとは? 〜 既報の通り、エイベックス・グループ・ホールディングス株式会社は4月11日、音楽配信の高音質化を目的とした機関「High Definition Sound laboratory」(HD Sound Lab.)を設立し、通信キャリアやハードウェアメーカーと協調して、高音質環境の構築を推進していくことを発表した。 その第一弾として、エイベックス ネットワーク株式会社は6月15日より、高音質な音楽配信サイト「@MUSIC HD Sound」を開設し、配信を開始した。まだ、実験の場といった位置づけのため、大々的なプロモーション活動などは行なわれていない。 しかし、16bit/44.1kHzのサウンドをWMA形式のロスレスでの配信したのを皮切りに、globeの

  • 『藤本健の週刊 Digital Audio Laboratory第198回:iPodに最適なMP3を作る その1』

    今回から「iPodに最適なMP3を作る」と題し、4、5回の予定でシリーズ展開したいと思う。その背景にあるのは、普通にCDからリッピングし、エンコードしたものをiPodに転送しただけでは、最高のパフォーマンスを得ることができないという問題があるからだ。 何をどうすれば、iPodでMP3をいい音で聞けるようになるのか、いろいろと試行錯誤をしながら、ベストな方法を模索していきたい。 ■ iTunesのMP3は音が悪い? 最近よく聞く噂として「iTunesを使ってMP3にエンコードした音は悪い。どうやらアップルはAACを使わせたいため、わざとMP3の音質を落としているのではないか」というものがある。 鵜呑みにはできない話だが、以前このDigital Audio Laboratoryでの実験でも、同じビットレートならAACのほうが高音質という結果が出ていた。AACと比較してそう感じているだ

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