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渡瀬恒彦の“柔”の魅力がしみるラブストーリー! | 文春オンライン
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渡瀬恒彦の“柔”の魅力がしみるラブストーリー! | 文春オンライン
渡瀬恒彦は八〇年代になる頃、所属していた東映だけでなく、松竹や角川など他社の映画作品にも出るよう... 渡瀬恒彦は八〇年代になる頃、所属していた東映だけでなく、松竹や角川など他社の映画作品にも出るようになる。 それでも当初は東映時代と近い、観ていてヒリヒリしてくるような迫力をまとったイメージの役柄が多かった。 が、段々と芝居の幅が広がっていく。原田知世を相手に終始デレデレした雰囲気を見せた角川の『愛情物語』に代表されるように、柔和で優しい表情の役柄を演じるようになっていくのである。 今回取り上げる『時代屋の女房』もまた、そんな一本だ。 渡瀬が演じるのは、東京の大井町で古道具屋を営む独身の中年男「安さん」。この安さんの元に、ある日ふと謎の美女・真弓(夏目雅子)が現れて店に居ついてしまったところから物語は始まる。名前以外は教えようとしない女と、あえてそれ以上のことは聞こうとしない男の織り成す、不思議なラブストーリーだ。 とにかく、渡瀬の一挙手一投足が素敵でたまらない。猫を抱いて顔をほころばせると

