「嫁が義父母を介護する」のは決して当たり前じゃない…「自分の親は自分で看ろ」と認知症専門医が断言するワケ（長谷川 嘉哉） @moneygendai

家族が認知症になったとき、「嫁が介護するのが当然」と思っていませんか？ ですが、認知症の専門医である長谷川嘉哉さんは「自分の親は、自分で看る」という“当たり前の覚悟”が必要だと言います。長谷川さんの著書『認知症は決断が10割』より、長谷川さんと編集者T氏との会話形式で、「認知症介護の心得」についてお伝えします。 ※本稿は、長谷川嘉哉『認知症は決断が10割』（かんき出版）の一部を再編集したものです。 「嫁がやって当たり前」ではない長谷川先生：最初に、認知症介護において、いちばん大切なことを言います。「自分の親は、自分で看る」。そう決断してほしいんです。 Photo by iStock 編集T：あの……それって、わざわざ言う必要あります？ 当たり前じゃないですか。 長谷川先生：当たり前だよ。でも、これが今は、できていないんですよ。 都会はそうでもないかもしれないけど、地方だとまだまだ、お嫁さん