休業に陥った町中華、店を継いだのは目の前の大学に通う学生だった 愛された味と、愛される老舗を残したい。別れと卒業、託されるバトン（47NEWS） - Yahoo!ニュース

中華料理店「萬来軒」は、隣接する大学の正門から徒歩１０秒の場所にある町中華だ。１９５７年の創業以来、学生や教職員のみならず、地域住民にも親しまれてきた。だが３年ほど前、店主の藤ノ木政勝さんが体調不良になり休業を余儀なくされた。再開を望む声は強かったが、店は存続の危機に陥った―。 【写真】「感染者が立ち寄った店」知事のひと言で客は消えた…老舗ラーメン店主の絶望 その萬来軒は今、連日多くの客で賑わっている。藤ノ木さんの姿はない。店を継いだのは、一番のご近所でもある千葉商科大（千葉県市川市）に通っていた、芹沢孟さん（２３）だ。店の苦境を知り、立ち上がった。 老舗店主と学生、面識もなかった２人は愛された味をどう復活させたのか。地域に愛される町中華は、これからどのように残っていくのだろうか。（共同通信＝伊藤綜一郎） ▽「起業したい」夢を叶えるため大学進学 芹沢さんには、昔から起業したいという夢があっ