格差は「構造改革」で広がったのだろうか : 大西 宏のマーケティング・エッセンス

2006年03月14日14:21 格差は「構造改革」で広がったのだろうか カテゴリ kinkiboy Comment(3)Trackback(5) 読売新聞の世論調査で、格差が広がっていると思う人が55.2%、どちらかといえばそう思う人が26.2%という結果で、８割を超える人が格差の拡大を感じているという結果となっています。努力をすれば格差を克服できる社会かどうかについても、克服できるとは思わない人が計59％、格差拡大を感じている人については、小泉首相が進めてきた構造改革が影響していると思う人は56％で、影響していないと思う人が40％で、読売新聞は、「格差拡大を構造改革の“影”の部分と見る国民が多数を占めた」と結論づけていますが、数字の結果の差を見ても、そう間単にはいいきれない結果です。 格差拡大の問題点は、ひとつには、どうせ頑張っても報いられないという将来に対する「希望の格差」の問題があ