和魂と洋才とアメリカンドリーム - マーケットの馬車馬

前回前々回と、欧米の「ジェノア型」組織の非生産的なところばかりを強調して書いてきたので、こういう疑問を持つ方もいたかもしれない。「アメリカ人ってそんなにみんな怠け者だったっけ？」 実際、アメリカ人には、日本人よりも遥かに「ワーカホリック」な人がいくらでもいる。ウォール街で働く証券マンなどはいい例だろう。朝5時に起床して会社まで30分のジョギング。会社でシャワーを浴びて6時には席に着き、メールをチェックしつつロンドンやらシンガポールやらと電話。朝の8時にはモーニングミーティングに出席し、9時半にマーケットが開けば、めまぐるしく動く株価をにらみながら右へ左へと叫び続ける。よほどの理由がない限り、ランチを外に食べに行くなどあり得ないことである。マーケットが閉じるのが4時、その後で取引の後始末をしたり客のリクエストに応えたりしているとあっという間に7時になる。客とのディナーが入っていればこの後深夜

[SuzumiyaRyosuke]

君の後ろで100人が君の席を狙っていると言うことを覚えておきたまえ（フフン）」という、米系大手お約束の文句が効果を発揮するのは、こういう時である。好待遇というのは別に給料だけとは限らない。世界最大のボンド

[babayuhei]

効率性賃金は、結果を残した人間ではなく、「これから成果を挙げそうな、自社でバリバリと働いてもらいたい人材」に金を払う制度

[ko_chan]

「効率性賃金は成果報酬賃金とは似て非なる物だ。成果報酬賃金とは成果を出した社員に好待遇で報いる制度のこと。効率性賃金は、好待遇を与えることで従業員のやる気を引き出し好成績を期待する制度で順序が逆」

[moronbee]

なるほど。このジェノア型組織の足るを知らない結果が戦争やサブプライムやTPPにつながる訳か。

[tatsunop]

“効率性賃金は、結果を残した人間ではなく、「これから成果を挙げそうな、自社でバリバリと働いてもらいたい人材」に金を払う制度” 日本だと、賞金制じゃないプロスポーツがこのモデルだよなぁ。

[boussk]

日本人は勘違いしているがウォール街のあれは成果報酬じゃなくて成果期待報酬だ、ということ。／もちろんアメリカにはそうじゃない会社もいっぱいあるだろうよ。

[byoubu]

おもろい。

[arajin]

「「やる気を引き出すための高賃金（クビにするぞ、という脅しを有効にするための高賃金）」は、成果報酬賃金とは全く違う。」

[isrc]

大企業の重役・管理職の45%が週に60時間以上働いているそうだ／月の残業時間に換算すると110時間弱。他社よりも良い待遇を用意することで初めて、従業員はクビになることを恐れるようになる。

[ume-y]

「「やる気を引き出すための高賃金（クビにするぞ、という脅しを有効にするための高賃金）」は、成果報酬賃金とは全く違う」

[BUNTEN]

逆に、デフレで社会全体を低賃金に落とし込めて失業の脅しでケツ引っぱたいて働かせるのが日本流。この方法の場合、並以下の人間のケツも叩き放題になるからカローシが蔓延することになる。

[kkbt2]

「効率性賃金は、結果を残した人間ではなく、「これから成果を挙げそうな、自社でバリバリと働いてもらいたい人材」に金を払う制度」仕事のおもしろさみたいなものがどう処理されるのか気になる。

[rajendra]

人件費を高騰させずに従業員を働かせてきた日本型雇用システムは、会社にとって実に都合が良かったのだなあ、という逆説的な感想を抱いた。

[raitu]

「成果報酬賃金とは、成果を出した社員に好待遇で報いる制度のこと。効率性賃金は、好待遇を与えることで従業員のやる気を引き出し、好成績を期待する制度だ」

[endo_5501]

「前任者は実に合理的な理由でサボっていたのだ。ならば、例え別の職場の働き者を引き抜いてきたとしても、その新入りはやはり合理的にサボり始めると考えるべき」