珍しく、ちょっと大きな主語で書く。私たち(漫画描いたりアニメ作ったり映像撮ったりする種類の人たち)、その中でもさらに男性の属性の人に特徴的な傾向に思えるんだけど「非生物のものすごい物理」というのものがとにかく大好きです。
珍しく、ちょっと大きな主語で書く。私たち(漫画描いたりアニメ作ったり映像撮ったりする種類の人たち)、その中でもさらに男性の属性の人に特徴的な傾向に思えるんだけど「非生物のものすごい物理」というのものがとにかく大好きです。
「誰もが話を聞いてほしがっている」…その意味 過日、興味深い話を妻から聞いた。 伝え聞きなのでニュアンスは変化しているかもしれないけれど、妻から聞いたその話 「石巻に行ってきた担当編集さんが話してくれたこと」 の断片は印象的だった。 編集さんがおっしゃること。 「石巻。被災地現地の人たちは、誰もが「話を聞いてほしがっている」ように感じた。実際に話を聞くと、話し始めてほどなく泣き出してしまうお婆ちゃんもいて・・・」 「震災と原発事故のあと、みんな、ますます今までの漫画を必要としなくなって、読まなくなってしまったのではないか?」 先の編集さんの個人的経験のお話を伝え聞いた時、その話は、自分の仮説と通底していて、繋がっている事として理解出来た気がした。 3.11以降、人はそれ以前の「物語」に意味を感じない (さきに「漫画」と書いたけれど、これは、映画、小説・・・といった「物語」とほぼ同義です。以
flamingo @kaz2700 日本沈没1 一色登希彦 漫画 読了。小野寺敏夫を嫌なやつに描きたいと語っていたが、すみません、連載時から嫌なやつには思えませんよ、一色さん。取り敢えずここまででは一般的に超常現象の類で片付けられるオカルトな話しで、これからの盛り上がりに、今となれば不謹慎にも期待してしまいます。 2012-03-02 21:53:25 flamingo @kaz2700 日本沈没2 一色登希彦 漫画 読了。海底と地上の対比が面白い。とんでもない事が進行しているかと思えば相変わらずの馬鹿騒ぎしかしていない地上。ざわざわと逆毛立ってくるこの感じ。危険信号が出ているのに気づけないのか?いやそもそも気づくだけの感度を喪失してしまったのか。 2012-03-02 22:56:29
一色登希彦 @ishikitokihiko 【「日本沈没」の宣伝】小松左京さんの原作を頂戴し執筆した拙版「日本沈没」(全15巻)は現在暫定的に1巻2巻のみ無料でデジタル版をご覧いただけます→ http://t.co/LfHHUKjA が、ようやく3月に全巻の電子書籍がeBookJapanよりリリースされます。 2012-02-24 11:21:52 一色登希彦 @ishikitokihiko 【「日本沈没」】電子版は昨年頭にリリースの算段があったのですが、昨年3月の震災が起きたのち保留が続いていました。今回は逆に3月の1年目のタイミングを目指してのリリース。小松左京さんの原作版「日本沈没」も同じくeBookJapanよりリリースされます。 2012-02-24 11:33:35
承前)東京都青少年健全育成条例関連の諸々 春の、1度目の騒ぎの際に、徳間書店さんから出た本に、自分もアンケート回答の形で寄稿させていただいています。 自分がそこに寄稿した文章を引用しつつ、連ねます。 一色登希彦/回答 (読みやすさの意図で文章構成の手直しもしています) 質問(2)今回の改正案に対して、どう思っていらっしゃいますか? [反対 ・ 賛成 ・ 現時点ではわからない] 反対 質問(3)問2の回答について、その理由をお答えください。 文字数は500字を目処にお願いいたします。 改めて改正案を読み返すと、論理の飛躍とすり替えなどは「わかって」いて、確信犯的にこの文言を作成させた人たちが居ることがわかります。 当然ですが実体のない不穏な「空気」が自然にこの改正案を作成したわけではなく、「強い意図と意思を持った人(たち)」が存在するはずです。 その人たちは、あくまで現実に立脚して司法や立法
「紙か電子か」って議論、そろそろ飽きませんか? 僕、考え疲れてどうでも良くなってきてしまいましたよ。 僕もそうですけど、皆さん、気に入った漫画(本)、面白い漫画(本)を読みたいだけですよね。 ホントのトコロは、「紙の書籍」か「電子書籍」か、なんて、その時の状況次第で気が向いたりイチバン手軽なものを選べれば良い、そういうことだと思うのですが・・・。 なので、こういう、 紙も電子も包括する「個人個人に向いたウェブのブックガイド」があればそれで良くない?というエントリーです。 自己生成型全書籍包括検索システム「ウェブリオグラフィ」のご紹介。 こういうのあったら良いんじゃない? っていう話です。 思いもかけない本との出会いや、興味ある本を手にしようと思ったらそれに類する本を教えてもらえる、といった機能は本来、本屋さんが持っていたものです。 いまでは、すぐれた「棚」を持つ本屋さんは、少なくなってしま
佐藤秀峰 オンラインコミック | 漫画 on Web http://mangaonweb.com/creatorOCContentsDetail.do?no=30598&cn=1 モノとしては「佐藤秀峰がネーム(初稿)⇒一色登希彦が演出意図を汲みつつ修正(二稿)」というモノですが。 (リンク先左ページの「読む」ボタンから) 正直言葉にならんわー。これは。 二人とも漫画は確実に巧い人ですんで、「巧い人が描いたネームを巧い人が直す」ってすげーなーと。(単に直すだけじゃなくて、「どういう意図でこうした」という解説があるのが特に良い) 完成原稿にしないでこれ自体が商品になるレベルかと思いますよ。 漫画好き、あと「自分でも描く」っつー人は必読っす。 (個人的に唸ったのは22ページすね。ちょっと他の人では出てこない気がする)
みなさん「地団駄を踏む」の「地団駄」の読みって「じだんだ」だって知ってました? 僕はつい今まで、「じたんだ」だと思っていました。お恥ずかしい。 さてiPadが発売されましたね。 どれくらい衝撃的でどれくらい楽しいものか、は、さんざん皆さんが書いていらっしゃるのでいまさら多くは書きません。(ちなみに自分は、料理の際にネットでレシピを見る為にキッチンに立てて使うのがとても便利で、今のところ、そこにイチバン感動しています。ちょっとなら濡れた指でもオッケイってすごい) ちょっと自分は自分の関心事を試みてみまして、かなり「あ~~~~~・・・・」という状態になりました。 「(自分の)漫画を対価の発生しうる電子書籍としてiPadで閲覧出来ないか?」という試みをしてみて、現状わかったことと思うことをご報告しますね。
番外編 もしも僕が佐藤秀峰と個人的な知り合いでなかったら 佐藤秀峰さんが、構想中の「課金制ウェブコミック」に関して、自分の述べたことを用いて下さって、皆さまに読んでいただけるようにアップされた(こちらの、7月7日の「漫画貧乏 放浪編3」にて)ので、それに添えて補足する形で、自分も考えを述べておきます。 (また長くなっちゃった) 七夕っぽい、ステキなタイミングだね♡ 参加表明じゃないですよ。 佐藤秀峰さんのレギユラー連載デビュー作が、1998年の「週刊ヤングサンデー」誌での「海猿」です。 当時、自分も「週刊ヤングサンデー」に「ダービージョッキー」の連載が「内定」していて、その準備をしていました。 もう少しさかのぼって振り返ると、その半年ほど前に、佐藤さんが「ヤングサンデー」にて短期集中連載をした時に、自分が同じシリーズの短期集中連載をしていました。 そうした縁もあって、勝手に自分は彼のこと
新人の漫画家さんが出された 初の単行本が 連作短編集 そしてこの読みごたえというのは 昨今では ちょっとした奇跡です 信じがたいけれど これが 「最初あまり売れなかった」という 彼の「初の単行本」 いまなら誰もにわかる これも奇跡だった 須賀原さんからツイッターでご意見をいただいたのでお答えします。 (自分が昨日のエントリーに「追記」した内容へのお返事です。違反のようなことで、すみませんでした須賀原さん) 承前/須賀原洋行さんのブログのご意見拝読しました。/その3 「追記」を含む自分のブログの意見に対し、須賀原さんがツイッターでお返し下さった内容は下記の通りです(引用青字) 佐藤さんが「マンガ家としての大義として行動している」風を(読者向けに)装っていて、実は「自分だけのためにやっているエゴな行為だ」と私が主張していることは一色さんに伝わっていますか?これ、多くのマンガ
新人の漫画家さんが出された 初の単行本が 連作短編集 そしてこの読みごたえというのは 昨今では ちょっとした奇跡です 信じがたいけれど これが 「最初あまり売れなかった」という 彼の「初の単行本」 いまなら誰もにわかる これも奇跡だった 承前/佐藤秀峰さんの質問コーナーへの疑問(須賀原洋行さんのブログ) 承前2/須賀原洋行さんのブログのご意見拝読しました。(一色より須賀原さんへの意見) 承前3/一色登希彦さんからご意見をいただいた(須賀原さんからのお返事) 須賀原さま 「一色登希彦さんからご意見をいただいた」拝読しました。貴重なお時間を割いていただき、ありがとうございます。 ご主旨は、反論にはなっていなくて、言い換えになっているように思えます。 また、「人がこう言っている」という話は私も同じくらいには聞いていまして、そうではなく須賀原さんの言葉を聞きたかった、というのが
「(現状では)佐藤秀峰さん以外が食っていくのは難しいはず」ということを説明します。 これが、「漫画onWeb」で出展者に与えられる、「管理ページ」の、「売り上げ管理」の画面です。キャプチャしました(他の著者さんのところの詳細だけ隠させていただきました)。 あ、ご購入いただいた皆さま、感想下さった方、本当にありがとうございました。 売り上げ金額は右下にあります。 先ほどの時点で(つまりこの1ヶ月でおおむね)「12809円」となっています。 (※実際には、決済は「当月」いっぱいの売り上げです。「ひと月でいくらくらいか」を考えたかったので、この数字は4月2日から5月1日まで、をまとめたものですが、「4月分」とお考えください) この売り上げ12809円から、「決済手数料」(条件状況により5~20%変動とのことなので640円~2562円)と「振込手数料」(210円)が差し引かれます。 差し引いた額、
ご本人の日記で告知されているように、オンラインコミックの体験版が、希望する漫画家さん(出版関係者さん)限定で試験的に体験できるようになっています。 まだ一般公開ではないので、このレビューもその前提で書きます。その前提でお読みください。 もしも、漫画家さんでご興味のある方は、どうか試験運用サイトを見てください(上記の日記に問い合わせ詳細その他記載されています)。 僕はじゅうぶんに驚きました。 描き手の皆さま、これは、「他の描き手の漫画の閲覧」ではなく、「自作品のアップ」をしてみるとわかる、してみないとわからない気がします。 今この瞬間、「画稿のアップ」の真似事をしている方はまだ他に居ないようです。「一色描き彦(いしきかきひこ)」さんという方(しょーもなくてすいません)が、テキトーな素材でアップの真似事をしているだけなので、ぜひどなたか、ネームの切れっぱしでも何でもよいので、アップしてみてくだ
「ポニョはこうして生まれた。 ~宮崎駿の思考過程~ 」をようやく見終えました。「崖の上のポニョ」のメイキング/ドキュメンタリーです。 長かった。トータル12時間以上。 必見にして駄作。 宮崎駿さんの仕事を見ることができる、という点において素晴らしいのですが、ドキュメンタリーとしては質を語れないレベルでした。 聞き役も兼ねるディレクターさんの存在がものすごく邪魔だ、という、希有な出来になっています。 その番組の出来が、制作者が想定したストーリーに無理矢理引き寄せたような酷い出来でした。今回の「ポニョはこうして生まれた。」が、同じ取材ソースを元にしていることは漏れ聞いていましたが、まさか単体発売のドキュメントならば同じ目にも遭うまい、と高をくくっていたら、同じ目に遭ってビックリしました。 僕は別にNHK礼賛者のつもりはないけれど、(かつての?)NHKのドキュメンタリーとかノンフィクションの質の
「電子書籍」についてあれこれ考えることが続いています。 今はあまり整然とまとめあげることをしないで、思いつくまま浮かぶまま羅列して行こうかなと思います。 「レーベル」の話 昼間、知り合いの漫画家さんとお話ししまして、最近の「漫画家が出会ったらする話」の常で、iPadやKindleの話をしておりました。 話をしていてその漫画家さんが言ったことで面白かったのは、 「iPadは素晴らしいであろうけれど、アップルってやっぱり技術屋さんなんですよね。たくさんの開発者とそのアプリとの関係を構築して、置き場所を作ってくれたのは良いのだけれど、横並び過ぎて、もはや無数のアプリから選びようが無くなっている」 「それに比べると(Kindleではなく)アマゾンでの検索や買い物の面白さって優れていて、ああ(ネットに於ける)棚がよく構築された本屋さんだなって思う」 といったことでした。 2月13日のエントリー、漫画
iPadが世に出てくれたおかげで(まだ出てないけど)、ずいぶん「紙じゃない漫画の出し方」についての話がしやすくなりましたね。 少し意識的にアンテナを張ってみた結論として、考えるはずの人は皆ちゃんと考えていることが、よくわかりました。ずいぶん安心したです。 賛否はもちろん、的を射ていたり外れていたり、冷静だったり前のめり過ぎたり色々ですが、ある程度の数の意見やビジョンを辿って行けば、漫画を描いて世に出してごはん食べて、てことが出来ている人ならば、だいたいのところは掴めてくるはずです。 で、何をしたらいいのか、というハナシはつぶやきの続きなのですが、 スキャンですよ。とにかく。 「紙はもう終わり」 「いや出版社は残る」 「アマゾンとかの印税70%は真に受けられない」 「漫画家は個人で立つべし」「いや”出版社”との共同作業なくして漫画は成立しない」 有意義な意見も多いです。また、対立しているつも
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