オーバーアマガウの村を近くの山から俯瞰する(2005年) オーバーアマガウ(独: Oberammergau)は、ドイツバイエルン州ガルミッシュ=パルテンキルヒェン郡にある村。10年に一度村人総出の受難劇が催される処として有名である。また、NATO(北大西洋条約機構)のNATO訓練校(en:NATO School)もある。 受難劇(passion play)とは、イエス・キリストが十字架刑で殺され「受難」を受ける過程に関する劇で、特に聖週に世界各地で催されるが、10年に一度村人総出で行われるオーバーアマガウの受難劇がつとに有名である[1][2]。 17世紀ペストが大流行していた1633年、村民たちはペストの退散を神に祈り「もし祈りが聞き届けられペストの蔓延が収まったならば、感謝のしるしとして10年に一度受難劇を上演する」という誓いを立てたところ、その後この村からペストの死者は出なかった[3]