セ・リーグ6球団全て負け越し｜2015NPB : 野球の記録で話したい
2015年07月04日 08:57 セ・リーグ6球団全て負け越し｜2015NPB Tweet ある種の奇観である。セ・リーグの球団が全て負け越しに転じた。「セ・リーグはデフォルト」と誰かが言っていたが、うまいことをいう。 寝ても覚めても：「実力のセ」を目指すには＝冨重圭以子 交流戦がなければ、こういう事態は絶対に起こりえない。 黒字はパ・リーグの4球団にすべて集まり、他の8球団が赤字。 交流戦での17の負け越しがあるうえに、傑出したチームがないため、こういう事態になった。 パ・リーグではソフトバンクの強さが際立っている。得失点差は81、ERA、AVGともに1位。 日本ハムがこれを追っているが、投打の成績でいえば西武の方が上だ。 ロッテはERAがひどいが打撃でカバーしている。 楽天、オリックスは打線が弱すぎる。 セ・リーグは今の時点で順位を云々するのはナンセンスだ。 ヤクルトは救援陣で持って
市場価格、時価、実力｜野球史 : 野球の記録で話したい
2015年05月21日 14:30 市場価格、時価、実力｜野球史 Tweet MLBで見放され、NPBでも相手にされなかった外国人選手が、「お試し」的に独立リーグからピックアップされて活躍しているのを見ると、実力とは何なのだろうと思う。 ヤクルトがデニングを使って見ようと思ったのは、間違いなくカラバイヨの成功があったからだろう。 カラバイヨはかなり早い時期にMLBから見切りをつけられてNPBにやってきたが、ここでも目が出ず、四国、BCと渡り歩いた。 独立リーグでの実績は充分信頼がおけるとは言えないが、使えれば使って見ようという気持ちで、オリックスが復帰させたところ予想外の大活躍をしてブランコの穴を埋めた。ブランコは一旦復帰したがまた故障。カラバイヨは成績が落ちない限りオリックスのポイントゲッターを務めるだろう。 BCリーグ群馬時代に、アレックス・ラミレスのアドバイスを受けたことで打撃開眼し
スポーツ紙は「国籍」について考えたことがあるのか｜野球史 : 野球の記録で話したい
2014年10月07日 12:48 スポーツ紙は「国籍」について考えたことがあるのか｜野球史 Tweet 左打者のシーズン安打記録を出す前に、野球選手の「国籍」について考えておきたい。 NPBのシーズン記録10傑をまとめた。ただし、ここではSTATSではなく、選手の出生国（地）、国籍、ステイタスに注目いただきたい。 出生国（地）は、文字通り自分が生まれた土地。自分で選ぶことはできない。 国籍は当初は出生国と同じだが、多くの国では成人の後、一定の期間その地に居住するなど、手続きを経れば自分で選択することが可能だ。 ステイタスは、NPBが設定している外国人枠。外国籍で、日本の中学、高校、大学に3年以上在籍したことが無く、5年以上日本に居住せず、3年以上社会人野球に在籍しなかった選手。しかし外国人枠の選手でもFA資格を得れば外国人枠から外れる。プロ野球の世界では日本人になるのだ。 NPBの記録だ
遅ればせながら「スローカーブ論争」について｜野球史 : 野球の記録で話したい
2014年08月24日 11:58 遅ればせながら「スローカーブ論争」について｜野球史 Tweet 東海大四高、西嶋亮太のスローカーブをめぐる議論はようやく下火になったようだ。もう少し実のある議論になればと思ったので、残念。 ※スローカーブではなく、スローボールとのご指摘あり。岩佐さんもそのように言っておられるし、タイトルはそのまま流布しているので変更しないが、注釈を入れます。 岩佐徹さんは、私たちの世代には懐かしい人だ。1978年MLBの放送が始まったときのフジテレビのアナウンサーの一人。八木一郎、パンチョ伊東などの解説者と組んでオフチューブで放送をした。 私たちは、ほぼ同じタイミングで慶應大学池井優先生の「大リーグへの招待」と言う本に出会った。この本は、今見ても素晴らしい。文化論、文明論としても優れている。 その下敷きの上に、フジテレビのMLB放送を見たわけだ。 大リーグへの招待 (1
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