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  • sociologie のもう一つの起源:その歴史的・概念史的背景 | 東京女子大学 学術情報リポジトリ

    稿の目的は,コントとは異なる社会学の起源を探ることにある.社会学の世界では,sociologie という言葉は,オーギュスト・コントが作り,1838 年に初めて発表されたとされている.しかし,近年のギロームの研究によると,フランス革命に多大な影響を及ぼしたシエイエスが,1780 年代の遺稿の中で,sociologie という造語を使っていたことがわかっている.シエイエスは,彼の時代に顕在化していた社会諸関係の問題を検討するために,多くの造語を作っていた. 実際,現在の日語で用いる社会という語の原語,society やsociété という語は,18世紀に現在とほぼ近い意味で用いられ始めた.この言葉がこの時期に使われ始めた理由は,君主や神に頼ることなく,人々が自らの関係を構築しようと考えたためである.ルソーの『社会契約論』もこうした中で書かれた著作である.こうした状況の中で,シエイエスは

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