2013年10月12日(土) 読売新聞 写メ 転載。 ********************* 岩波文庫 向坂逸郎訳 【資本論】 は 実は 岡崎次郎の訳だったらしい。 当事の社会党左派と呼ばれた 向坂逸郎氏率いる社会主義協会。 向坂逸郎の『権威』の源泉の一つが、この【資本論】 の翻訳であっただろうが、 それが、実際には殆どを 岡崎次郎が下訳したものを監修しただけであったとのこと。 この記事によると、岡崎次郎氏が翻訳者として名前を掲載して欲しいと懇願したが 向坂逸郎氏は、まさに権威主義的に却下し、云わば成果の横取りで自らが翻訳した かのように上梓したと云う。 当時の『学会』にあっては、部下や学生の成果を『横取り』するのは当たり前 と云う風潮があったのかも知れないが、社会主義者を自称する『学者』にも そのような風潮が蔓延していたことになる。 岡崎次郎氏は、ずっと後になって、自らの翻訳を改訂