2014年8月9日記事です。 北條民雄さんの本名が公表されました。没後、80年近く経っています。 ハンセン病療養所に入った体験をもとにした小説「いのちの初夜」の作者、北條民雄(ほうじょうたみお)(1914~37)の本名「七條晃司(しちじょうこうじ)」が今月初めて公表された。親族への差別や偏見を避けるため、死後も80年近く、伏せられてきた。生誕100周年を機に、業績を故郷で語り継ごうと、出身地・徳島県阿南市の市文化協会が発売した冊子に記された。 北條は軍人の父が赴任した現在の韓国ソウルで生まれ、母の故郷、同市下大野町で育った。10代後半には仲間と雑誌を発行し、小説を書いていたが、18歳でハンセン病と診断された。 東京の全生病院(現・多磨全生園)に入院後、川端康成に師事し、本格的に執筆活動を始めた。当時、ハンセン病は遺伝病や不治の病と誤解され、差別が家族にも及んだため、本名を伏せ、筆名を使った
![『ハンセン病作家の本名を公表 遺族「存在取り戻すよう」』 朝日新聞デジタル記事:資料 - 岩清水日記](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/ed060635b4a21ed77e225f317ce63ebc94f8bac9/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fblogimg.goo.ne.jp%2Fuser_image%2F23%2Fbe%2Fabd1b0e701203558eaf2104096ac658c.jpg)