※本記事は物語の結末に触れているため、映画をご覧になってから読むことをお勧めします。 Index ヒロインをサイコパスとして描いた公開版 別エンディングで顕著な『蝶々夫人』との関係 異なる2つのエンディングが作品に付加価値を付けた 映画には”もう1つのエンディング”が存在することもある。何らかの理由で日の目を見なかったバージョンだ。特に『危険な情事』(87)の場合は、撮影されたものの採用されなかった内容があまりにも有名で、公開版との比較論はもはや常識にすらなっている。この議論は、映画がテーマ重視か、それともビジネス優先かを比較する上では絶好の議題でもある。 イギリスの映画監督で脚本家でもあるジェームズ・ディアデンが、自らの脚本を監督した短編映画『Diversion』(80)を基に、『タイム・アフター・タイム』(79)の監督兼脚本家として知られるニコラス・マイヤーの協力を得て完成させたのが『
![『危険な情事』採用された案か? 却下された案か? エンディング論争に見るヒットの理由 ※注!ネタバレ含みます。|CINEMORE(シネモア)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/1ad431c7e9917015289c0dce967a36ea6cca42b7/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcinemore.jp%2Fimages%2F4c6550dbf1f62b9aab33ca8fa79b333fdd0f5063ffe1391f1a696c929222b1f8.png)