新人物往来社という出版社から、なかなか興味深い小説にシリーズが刊行されている。「20世紀イギリス小説 個性派セレクション」と題されたこのシリーズ、すでに5冊中の1〜3冊目が刊行され、かの柴田元幸先生も「このシリーズ、絶対いいと思います!」と帯に賛辞を寄せている。確かに面白そう。というか、マーガリータ・ラスキ、シルヴィア・T・ウォーナー、マックス・ビアボーム、パトリック・ハミルトン、イーヴリン・ウォーと並んだ作家について、ウォー以外は小説好きにもあまり知られていないのではないのではないだろうか。私の場合、ウォーとビアボームは読んだこともあったものの、ラスキはオースティンの研究書の著者ということで名前は知っていただけで、小説を書いていたとは知らなかった。また、その他の二人については、恥ずかしながら、名前さえ知らなかった…。「いったい、どこから見つけてくるの?」というのが、このリストを眺めたとき
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