「西洋思想大事典」全５巻/平凡社 についてお話しくださいませ。 - livebongインタビュー色々と好きな本はあります。しかし、究極的には「西洋思想大辞典」とOEDさえ本棚にあればあとはどうにかなるんじゃなかろうか…この本にはそんなことを思わせる魅力があります。 みなさまがこの本をまだ開いた事がない、と想定して話を進めますね。 まず、辞典というと項目ごとに内容が簡潔にしるしてあり、意味はわかるがあくまでそれは最初のステップ、資料として使うには難しいものとイメージされるのではないかと思います。しかし、この「西洋思想大辞典」は違います、１項目に対し、おそらく平均で５ページほどのスペースを裂き、字もびっしり細かく詰め込まれています。その他のニッチ系辞書と比べても、その内容の濃さたるや、差は歴然……興味のない授業で興味のないテーマのレポートを出された学生が、辞書だから簡潔に書いてあるだろう、と思って開くとドン引きして無言で本を閉じてしまうのではないかと思わせる情報量。でも、そうなると項
