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ブックマーク / ponanza.hatenadiary.jp (6)

  • 将棋倶楽部24に参戦してみた 最終日 - 山本一成とPonanzaの大冒険

    私は将棋が弱かった。いやそれは別によかった。しかし何より許せなかったのは真剣に将棋に打ち込めてないことだった。将棋の神は真剣に打ち込まない奴には微笑まない。大学時代の留年した時なのもかもが中途半端だった。勉強をする気もおこらず、将棋も適当に指していた。大学受験を終えた後の自分は何もなかった。 さすがにいけないと思い、なにか新しいことをしようと思った。ふと思ったのはプログラムだった。それからテレビチューナーとかしてたPCでプログラムをした。メモ帳とBorlandCコンパイラというか意味わからん環境で必死に書いた。入門書に書いてあるエイトクイーン問題を解いた。世界が広がった。 エイトクイーン問題はいわゆる探索問題だ。すぐに探索問題は将棋と同じ構造であることに気が付いた。そこで思った。そうだコンピュータ将棋をしようと。最初に作ったプログラムは、私はその知恵を全部入れて作った。私は8枚落ちで勝てた

    将棋倶楽部24に参戦してみた 最終日 - 山本一成とPonanzaの大冒険
  • Ponanza思考ログ - 山本一成とPonanzaの大冒険

    Ponanzaの思考ログを公開します。4万行以上あるので、正規表現で一部のログ(具体的には/^<1:info nodes/)を抜いてます。ログを追うと電王手くんとの通信に少しだけエラーがあったみたいです。このプロトコルの詳細が気になる方はこちらへ 追記 YSSの山下さんが読みやすいようにログを加工してくださったのはこちらへ ポナンザさん、デバッグウインドウでしか見えない生通信ログでひっそり勝利を喜んでた pic.twitter.com/JaDEi2qU65— MIRO (@MobileHackerz) April 12, 2014 >1:usi <1:----- Shogi Agent v1.00 ----- <1:start process <1:MsgPackThread Start <1:Connection Thread Start <1:connecting <1:Connect

    Ponanza思考ログ - 山本一成とPonanzaの大冒険
  • 電王戦第五局が始まるまでに決めておかないといけないこと - 山本一成とPonanzaの大冒険

    今週土曜日(2014/4/12)に第3回電王戦第5局が始まる。プログラマは事前にプログラムを提出しており、もうできることは何もないのだが。まだ決めてなければならないことがひとつある、いつ投了するかということだ。 電王戦で、コンピュータ側が負けたのは合計で二局。どちらもプログラマが局面や評価値を見て投了した。Ponanzaの場合はどうしようか?電王戦で提出したPonanzaそのものには投了機能はついてない、Ponanzaが投了する条件はただひとつ、指し手がひとつも無くなった時だけだ。 投了図というのは色々な意味を持っている。どこで投げるかは敗者だけが持っている特権なのだ。そこには多くの物語が流れる。 真部一男九段の絶局での投了図 絶局とは棋士の最後の対局のこと 負けるときはPonanzaには合法手がなくなるまで指させようと思う。対局者の屋敷九段には悪いのだが、そこは敗者の特権なので付き合って

    電王戦第五局が始まるまでに決めておかないといけないこと - 山本一成とPonanzaの大冒険
  • マルチコアは皆さんが思っているようなマルチコアか? - 山本一成とPonanzaの大冒険

    コンピュータ将棋を理解する上で、大事なことの一つにマルチコアというのがあります。皆さんのお手元のPCや最近ではスマホも当たり前のようにマルチコアになってきています。ところで皆さんがマルチコアと言っているものはどんなものなんでしょうか? CPUというのは、コンピュータにとって頭脳と言えるものです。下の画像はCPUの一種類インテルCorei7です。皆さんはこういうものが幾つか繋がってマルチコアとなっていると想像してませんか? CPU Corei7 画像のものは4コアCPU こちらより画像を引用 実はこの中にすべてのコアが含まれているます。中の画像を説明付きの画像を見てみましょう。中にCore(コア)と書かれた部分が4つ見られると思います。4コアと言われていても、別々に分かれているわけでもなく同じ基板上にプリントされているわけですね。 内部アーキテクチャ 共有メモリ(L3キャッシュ)が意外と大き

    マルチコアは皆さんが思っているようなマルチコアか? - 山本一成とPonanzaの大冒険
  • 電王戦第3局 豊島七段とYSSの観戦記 - 山本一成とPonanzaの大冒険

    3月29日、大阪あべのハルカスで第3回電王戦第3局、豊島七段と将棋プログラムYSSの対戦が行われた。人類側の2連敗で迎えて局、ここで勝たなければ人類の負け越しが決まってしまう。対局に先立って豊島七段のプレッシャーはいかばかりであっただろうか。早速観戦記を書く前に、少しだけ対局する(?)二人の話をしよう。 豊島七段は序盤中盤終盤と隙のない棋風で知られている。私は何度か豊島七段とお話する機会があったのだが、彼の印象はニコニコ動画のPVなどで受ける印象そのものである。純粋さ、実直さ、そして将棋に対する圧倒的な熱意。未来の名人を予感させるには十分なものであった。プロ棋士間の棋力をイロレーティングで表した結果によると、非公式ながらプロ棋界でも片手に入る実力があるとも言われている。 YSSのプログラマ山下さんについてもお話しよう。山下さんは昔から積極的に情報を発信しており、山下さんが作ったこのサイト

    電王戦第3局 豊島七段とYSSの観戦記 - 山本一成とPonanzaの大冒険
  • 電王戦第2局 佐藤紳哉六段とやねうら王の観戦記 - 山本一成とPonanzaの大冒険

    菅井五段と習甦の対戦から一週間息つく暇もなく、2014年3月22日両国国技館で、電王戦第2局佐藤紳哉六段とやねうら王の対戦が始まった。様々なゴタゴタがあったこの第二局なのだが、それはまた今度にしよう。今回は将棋技術的な背景を解説していく。 先手やねうら王の初手▲1六歩で始まった局だが、迎えてやねうら王が▲7七角としたところだ(図1)。ここで佐藤六段が方針の岐路を迎えている。プロ同士の一局なら△同角成の一手といっても過言ではない。そうでなければ先手に居飛車にされ、一局ながら端の位をとったことを大きく生かされてしまうだろう。しかし佐藤六段は知っていたのだろう、このまま△4二玉とすれば、やねうら王は居飛車にせずに、ノーマル四間飛車にして自分が居飛車穴熊にできることを。 第1図 やねうら王が▲7七角とあがった所 そして作戦は成功して、やねうら王はノーマル四間飛車に佐藤六段は居飛車穴熊に囲うこと

    電王戦第2局 佐藤紳哉六段とやねうら王の観戦記 - 山本一成とPonanzaの大冒険
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